Content Strategy for the Web (2nd Edition) (Voices That Matter)
0321808304

コンテンツマーケティング関連本を読んだのでご紹介。


特に大規模なコーポレートサイトを作る時なんかに役立ちそうな本です。




コンテンツ・ストラテジーのエッセンス



①より少なく。より多くではなく。1.KPIへの寄与、2.ユーザーを助ける、この2点を満たすコンテンツ以外は無駄。少ないことでユーザーの利便性を高められる。管理もしやすい。コストも下がる。


②どんなコンテンツを持っているか、それはどこから来ているかを明らかにする。コンテンツ監査(audit)を行う。ページ数が膨大になっている場合は、整理し、データを分析する。

③傾聴の仕方を学ぶ。社内の声、顧客の声を聞き、最適なコンテンツを制作する。


④担当者を配置する。ほとんどの場合、ウェブコンテンツを統括する人材は組織内にいない。コンテンツ戦略を担当するEditor-in-chief(EIC)を設置する。

⑤「なぜ?」という問いを持つ。コンテンツストラテジーを発展させるプロセスでは、コンテンツを制作する理由を常に問いつづける必要がある。「これはYouTubeにアップしよう」「来月は記事本数を増やそう」「ブログを始めよう」…そうした言葉に「なぜ」を問いかけつづけること。




コンテンツは政治である



・コンテンツ統括者がいないと、コンテンツは社内政治との争いになり、統一性が失われる。

・マーケティング部門は売上の拡大を最優先し、ユーザーエクスペリエンスを軽視するかもしれない。IT部門は効率的なCMSを導入しようとして、現場のワークフローを壊してしまうかもしれない。

・十分な分析能力を持った、ステークホルダーを納得させられるコンテンツ戦略を提示できる統括者の存在が重要。




個人的にビビッときたのはここら辺。コンテンツは社内政治だ、というのは良く見かけますね。




文脈的にはインフォメーション・アーキテクチャ(IA)の方々にネクストステップを提供する、という印象が強い一冊です。

タイトルからブログマーケティング関連本かと期待して読んだのですが、良い意味で期待を外されました。

規模のあるウェブサイトを運用している方にとっては非常に参考になる内容かと思います。邦訳されるか分からないので、関心がある方はぜひ手に取ってみてください。




Content Strategy for the Web (2nd Edition) (Voices That Matter)
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