日本でも良く見かける凄い色の飲み物「ビタミンウォーター」のFacebookを使ったソーシャルメディアマーケティング(SMM)が凄い。
ファン数は100万人超え。掲示板(Wall)には200件以上のコメントが付いている記事も。さらに…。
ラベルを作ることができるFacebookアプリ。優秀作品は賞金5千ドル。

タイアップアーティストの楽曲をリミックスできるiPhoneアプリ。

ユーザーの参加を誘うことができる、良いコンテンツだと思います。このレベルのマーケティングが標準的になる日も近いのかも。
ちなみにツイッターでは1100人以上のフォロワーを獲得しています。規模的に見ても、戦略の中心にはFacebookを置いているようです。
して、日本のビタミンウォーターのSMMを見てみますと…。
サイトを見るに、公式で行っているのはブログのみ。
しかしながら、非公式のmixiコミュニティがありました。メンバー数は533人。管理者は「pinky monkeyリンコ」と名乗る方。
![[mixi] [mixi]](http://www.ikedahayato.com/wp-content/uploads/2009/12/mixi-218x300.png)

彼女のプロフィールを見るに、ごく普通の24歳のOLのようです。
が、穿った見方をし過ぎかも知れませんが、なんだか「やらせ」臭も感じてしまいます。1ファンがここまで熱心に書き込みをするでしょうか。
また、別に活発に書き込んでいる方を見つけたのですが、その方はコカコーラ(ビタミンウォーターの販売元)の社員の方でした。愛社精神で自発的にやっているのでしょうか。
批判するつもりはありませんが、こうした非公認のmixiコミュニティはどうにも「もったいない」と感じてしまいます。
あえて一般人を管理者にするメリットはどこにあるのでしょうか。「やらせ」のレッテルを貼られる危険もありますし、管理者を社員だと勘違いする人間もいるかも知れません。
どうせやるのでしたら、きっぱりと公認コミュニティとして運用した方が良いのではないでしょうか。ブログをやっているなら、mixiコミュニティ程度をマネジメントするリソースもノウハウもあるでしょうし。
コミュニティに参加するユーザーも、公式でやっているということ自体について、ポジティブな印象を持つことこそあれ、ネガティブな感じを抱くことはないかと思います(コミュニケーションの質にもよりますが…)。
と、意地の悪いことを言ってしまいましたが、一方でコカコーラが公式コミュニティを立ち上げなかった事情も理解できます。何せ過去にはドコモがmixiの利用に失敗していますし、今でもmixiの「公式企業利用」は一般的ではありません。企画段階には上がっても、実行段階で二の足を踏んだのかも知れません。
しかし、この状況はユーザーにとっても企業にとっても、利益がありません。企業は余計なリスクを抱え込み、ユーザーは信頼ある情報が得られない。非常に非効率的だと思います。
ですので個人的には、mixiは早急に企業に利用してもらえるようなシステム・空気感を整える必要があると考えています。また、それなくしては、mixiのさらなる発展はあり得ないと思います。企業が抱いているプロモーション需要は別のSNS、例えば来年に控えているFacebook日本語版、へ流出することでしょう。
mixiは企業にとって非常に魅力的な空間です。例えばうちの会社でも、主要な製品の非公認コミュニティが開設されており、800人以上のエンジニアがコミュニティをフォーラムのように利用しています。これは本来うちの会社が公式に受け持つべき役割なんですが…。
いずれにせよ、日本の土壌ではビタミンウォーターがFacebookでやっているレベルのSMMは、依然不可能なことが否めません。国内でSMM施策を打っていく上では、mixiというプラットフォームは本当に魅力的です。どうにかして企業が参入できるようになって欲しいと願っております。
