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ツイッター×コーズマーケティング「1Lfor10L」

コーズマーケティング | Posted by IHayato
Jul 28 2010

「フォローすると1ドル寄付/○○を寄付」という施策は海外ではぼちぼち見かけますが、ボルヴィックさんの「1L for 10L」は日本初では。企業がこのような施策を取ったインパクトは大きいと思います。



ご存知ない方がいらっしゃるかもしれないので、説明させていただきます。Twitter for 10Lは、Volvic 1L for 10Lプログラムが今年新たに始めた試みで、期間中のフォロワー数に応じて、1フォロワーあたり10Lの清潔で安全な水がマリ共和国に生まれます。Tue Jul 27 03:56:18 via web


僕自身NGO/PLASの「1 tweet, 1 SMILE」に関わって、ソーシャルメディアは善意が広がりやすいことを肌身で感じています。

ツイッターを礼賛するつもりはありませんが、こうしたキャンペーンにはツイッターは向いているのかな、と思います。


コーズマーケティングには可能性を感じています。

こうした施策が広まれば、企業とNPOのコラボレーションも進んでいくでしょう。

プロボノなどの動きと連関して、より企業が「ソーシャル」になっていくことを期待できます。


また、門外漢ながら、コーズマーケティングには企業を洗練させる力があるのかな、と考えています。

人々は「偽善」に敏感です。「コーズ」を持ち出す企業に対しては、批評的な目が向けられるでしょう。

そうしたプロセスは、より良いビジネスを生む力にもなるのかな、と想像します。コーズマーケティングをするためには、共感される揺ぎ無いビジョンを用意する必要があるはずです。ビジョンに共感して、楽しく働くことができる人も増えていくかも知れません。何だか大きな話ですが。


また、寄付文化がそれほど根付いていない日本では、購入などの「アクション」と「寄付」が同時に行われる形は親和性が高そうです。

TFTの「購入すると寄付される」、1Lfor10Lの「フォローすると○○」なんて手法は、ただ寄付を募ったり、寄付をするより美しいです。


現在フォロワー数は3,346名。期間は8/31日までです。こうした取り組みに意義を感じ、共感する方はぜひフォローしてみてください。

よろしければ、皆さまのお考えもお聞かせください。


ツイッターが進める世代間交流

ソーシャルウェブと生き方 | Posted by IHayato
Jul 27 2010

フォローしている@yuya_0204さんのこんなつぶやきを見て思いました(勝手に紹介してすみません)。

高校一年生でツイッターやってるとか!ツイッターで刺激的な大学生に触れられるから、いい時代だなぁ。高校生をツイッターに誘導して、活動的な大学生のリストを紹介するだけで多大な刺激を与えられそうだ。
http://twitter.com/yuya_0204/status/19636678140


確かに世代間交流を促進している側面はありますよね。

慣れきっていてあまり意識できてませんでしたが、僕自身もツイッターがきっかけで多様な世代と交流できています。ツイッター礼賛みたいで嫌ですが、ツイッターを使っていなかったらあり得ないことです。


少し言い換えると、関係がフラットになっているのでしょう。

ツイッターにおいては、その人の人となりを表す「属性」は、年齢でも見た目でもなく「つぶやき」そのものです。

例えば、詩人の岩崎さん(@iwasakiwataru)は、ベッドの上から五行歌を投稿しています。PCのスクリーンからは、岩崎さんが病に冒されていることを、すぐには読み取ることができません。

ツイッターは小さく不十分ではありますが、人一人の人生が変わってしまうくらいのフラットさは兼ね備えているのかな、と思ったりします。僕自身も大分人生変わってます。



オフラインにおいて、年齢や世代という括りは必要以上に強固なのでしょう。場所、見た目も然り。交流のチャンスは本来豊かにあるはずです。

「つぶやき」という軸は、無意識の色眼鏡を外す力を持っています。


ツイッターが世代交流を促進している、という意味はなかなか深そうです。

もちろん、こうした変化には暗い側面もあるでしょう。その点も含めて、良く考えたいテーマです。

(書評)「つぶやき進化論」

書評 | Posted by IHayato
Jul 25 2010

献本を頂いたのでレビュー。原著のSocialnomicsは前から読みたいな、と思っていたので願ったり叶ったり。

読書メモとして面白いと思った点を箇条書きで。


・ソーシャルノミクス(みんなの経済)は「ふつうの人」が主役の経済

・不動産情報サイトのZillow.comは、不動産業者に加えてユーザーが情報の更新をすることができる。wikipedia的な要素を盛り込むことで、情報を最適化。

・ベーコンソルト(ベーコン味になる調味料)はMySpaceで生まれた。クチコミで広がり、18ヶ月で60万本を売り上げた。

・ソーシャルメディアを使えば、子どもの様子を「そっと」うかがうことができる。親と子を近づける効果もある。

・これまで多くの顧客はわざわざ企業にクレームを伝えたりしなかった。今は消費者がどこからでも不満を発信できるようになっている。

「今の若い人は、1対多のコミュニケーションを好みます。そんな彼らにとって電子メールは時代遅れなのです」

・ボストン大学では2013年以降は新入生に電子メールのアカウントを配布しないことにしている。

若い世代は慈善活動が好き。2008年最も人気の高かったアプリはチャリティアプリ「Causes」。


・1980年代に生まれたジェネレーションYは、自分勝手な行動が社会をどれだけだめにするかを目の当たりにしてきたので、できるだけその反対を目指そうとした。//ジェネレーションYは「世の中をもっと良くしたい」という意識が強い世代なのだ。

・この新しい世界では、まずメッセージ戦略を決め、市場からのフィードバックを参考にしながら、戦略が正しいかどうか見直したり修正したりしても構わないのだ。

・Amazonのレコメンドは、たまたま同じ購入パターンをもつ何千人と言う人の集まりでしかない。個人的なつながりは一切ない。

・「友達が読むかもしれないレビューは“辛口”になる」という法則がある。自分のことを知っている人が読むことを考えると、スペルミスも避けたいし、慎重に評価をするはずだ。

・動画サイトのHuluは、あらかじめコマーシャルの長さがどのくらいなのかを知らせてくれる。

・今採用担当者が注目するべきポイントは、その人の持つネットワークだ。新しい人材を大量に採用しようとしている場合、すばらしいネットワークをもった人を1人見つけるだけで、即戦力を手に入れることになる。

・「ソーシャルネットワークの技術は求人の現場に素晴らしい変化をもらたらしました。適切なキーワードを使ったプロフィールさえ書いてくれれば、こちらは簡単にその人を見つけることができるのですから。

・Facebookのステータスを「彼氏あり」から「婚約」に変えたとたん、結婚式場や写真館の広告を受け取るようになった。

・広告主にとってソーシャルメディアで広告を出すことの大きなメリットは、ユーザーの年齢や職業などの属性だけでなく、趣味や人間関係といった「行動様式」までわかることだ。


黒字でピックアップしていますが、LinkedInについて書かれた「ソーシャルネットワークの技術は求人の現場に素晴らしい変化をもらたらしました」という言葉は印象的。

日本では、まだこの変化は訪れていません。が、ツイッターを就活に使う学生なんかを見ていると、着々と機は熟しつつあると感じます。就活生向けのLinkedInは可能性があるでしょう(誰か一緒に考えませんか?)。

ウェブでの情報発信がビジネスにつながるようになれば、オンライン/オフラインで一貫したアイデンティティを持つ人が増えるので、日本のウェブはもっと面白くなると考えています。「会いたい!」と思った人に会うMeetupも、より頻繁に発生するようになるでしょう。


スターバックスやコムキャストといった大企業の施策や、Hulu、トリップアドバイザーといったスタートアップに触れている箇所も新たな発見が多かったです。

タイムマシン経営は難しくなっているとは言え、米国の方が進んでいるのは確かですから「これ日本にもあったら良いなぁ」という気付きは本書から十分得ることができました。


原著のSocialnomicsは82のレビュー投稿、星4.5の評価を得ているベストセラー本です。

こうした情報を日本にしっかりと届けてくれるのは意義深いことだと思います。翻訳を手がけた原田さん、竹村さん(@tokyopingu)に感謝です。


現在予約受付中です。ソーシャルメディア全般に興味のある方はぜひ。


ツイッターが陳腐化しないであろう理由

Twitter | Posted by IHayato
Jul 21 2010

最近mixiを使っていません。

なぜ使わないかというと、ソーシャルグラフが古くなっているからです。


小中高・大学の、少し疎遠になった友人のアップデートを受信しても、それほど楽しくありません。コミュニケーションを取るモチベーションは刺激されません。

mixiに登録した数年前とは興味関心も、友人関係の比重も変化しています。mixiはリアルなソーシャルグラフを持っている一方、ソーシャルグラフが硬直的なのでしょう。


ソーシャルグラフの「中身」はソーシャルメディアの楽しさの鍵です。ソーシャルグラフが陳腐化するとソーシャルメディアサイトはつまらなくなります。

ソーシャルグラフは時間劣化という観点だけでなく、形成のプロセスも大切です。意味のあるグラフを作っていかないと楽しくありません。

例えばツイッターにしても、フォロー返しを期待してフォロー/リムーブを繰り返してソーシャルグラフを形成すると、恐らくあまり楽しくないはずです(使う目的にもよりますが)。


ツイッターのフォロー/リムーブという仕組みには、ソーシャルグラフをフレッシュに保つ作用があります。

ゆえに、ツイッターの楽しみには持続性があると考えています。

興味関心や仲間が変われば、それに合わせてソーシャルグラフが最適化されていきます。


ソーシャルグラフの陳腐化は、多くのSNSの課題になるはずです。Facebookもその例外ではないでしょう。ソーシャルグラフだけに注目すると、10年後も存在している可能性があるのは、Facebookよりもツイッターだと考えます。

なんてことを考えてみました。皆さんはどうお考えでしょうか。


日本人はツイッターがお好き?

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Jul 05 2010

ニールセンの調査によれば、ツイッターの日本における普及率は、米国のそれを抜いているそうで(ループス斉藤さんのブログへ)。

日本人がツイッター好きだとしたら、その理由って何なんだろうな、と思い皆さんに聞いてみました。これぞクラウドソース。


これらを踏まえて、何とか3つくらいにまとめたいな、と思っています。


1.日本語は140字に情報を詰め込める

中国語などにも言えるので必ずしも日本特有ではないですが、英語と比較した場合には確実です。情報量が多くなれば、タッチポイントも多くなります。


2.文化的に合っている

俳句に代表される「行間を読む」ハイコンテクスト文化を持っていること、文章を通した表現を好むこと(根拠が欲しい…)、都市圏では車移動が少ないことなどが関係していると思われます。ここはまだまだ言えそうで、突っ込みどころも出てきてしまう部分。


3.Facebookが浸透していない

短文のステータスアップデートに基づくコミュニケーション、という概念は日本には無かったものです。米国などではFacebookがその役割を既に担っているため、ツイッター的な短文コミュニケーションの需要がそこまで高くない、という要因もあると考えています。

米国などではツイッターを使う理由が一つ少ない、と言い代えても良いでしょう。日本にはmixiボイスがありますが、ツイッターの代わりの選択肢としては少し不十分です。


2番だけ、レベル感がだいぶ違いますね…分かりやすく伝えるのは難しいです。


何かご意見があればぜひお願いします。


ツイッターは位置情報と興味関心情報を可視化する

Twitter | Posted by IHayato
Jun 16 2010

ツイッターがFoursquare/Gowallaと連動して、位置情報を取り込むようです。恐らく数週間以内に日本にも実装されるでしょう。

APIも公開されるとのことなので、色々と面白いサービスが生まれそうです。とはいえ位置情報はプライバシーの問題もありますし、相応のメリットが揃うまでは普及することはなさそうですが…。



僕はソーシャルメディア、ソーシャルウェブの解釈する上では、「情報の可視化」と「マッチング」がキーワードになると考えています。(参考:ツイッターは何がすごいのか

可視化される情報の種類は、今後も増えていきます。次は生体情報/モノ情報が熱いのかな、なんて思ってたり。



地味な変更点ですが、ツイッターが短縮URLサービスをはじめました。

これも情報の可視化と関係していて、Facebookの「いいねボタン」に近い機能を担っていきそうです

つまり、短縮URLのクリックをたどれば「この人はソーシャルメディア関係の情報をよくクリックする」「この人がクリックする情報は、フォロー関係にあるあの人もクリックしている」といったような、興味関心とソーシャルグラフの紐付けが可能になるのです。

(追記:…と思ったのですが「ただし、集合的モニタであり、個人は特定されない」予定のようですね。個々人のソーシャルグラフとの紐付けはそこまで強力には行われない様子。)

ソーシャルグラフと紐付いた興味関心の情報は、多大な利用価値があります。”Ad with Social Context“もその一つでしょう。静かにですが、ツイッターも興味関心を可視化しつつあることは、ウォッチしておきたい動向です。


以下つぶやきです。

次はやっぱりモノ情報なのかな…?「モノのタイムライン」という考え方はすごく可能性がある気がする。

収益化の可能性が高いのは、やっぱりBlippyのような購買情報か。命が関わっているだけに生体情報も力強い。その意味では、親心を満たすような形の位置情報も良い。セキュリティソフトではないですが、安心=リスクの軽減、という視点は収益化に繋げやすいのでは。誰かサービス作らないかなぁ。あらゆる情報が可視化され、マッチングされる。未来が楽しみ。


「ツイッターの何がすごいのか」ver 0.1

Twitter | Posted by IHayato
May 28 2010

最近人前で話すことが多いので、ちょっと整理します。

礼賛するのは好みませんが、ツイッターはやはりすごいツールです。現在訪問者数は750万人でmixiにせまっているそうで、伸びに驚かされます。

ツイッターって何が画期的なんでしょう。



■ 情報の可視化を進めた「140文字の気軽なつぶやき」

ツイッターは「140文字の気軽なつぶやき」という、一見取るに足らない情報の可視化を進めました。

ツイッター登場以前は、ブログで「今渋谷のマックで飯食ってる」という10文字程度の情報を発信することは、基本的にありませんでした。そしてそこにコミュニケーションが発生することも稀でした。

取るに足らないと思われたその情報には、実は多大な価値があります。

例えば、「渋谷のマックで飯食ってるなう」なんて情報すら「たまたま渋谷で時間を持て余していた僕の友人」にとっては高い価値を持ちます。マクドナルドは「ご利用有難うございます」というアプローチを取るもできます。

情報発信がコミュニケーションを生むという簡単な事実を、改めて顕在化したのがツイッターと言えるでしょう。



■「つながり」を生む仕組み。フォロー/フォロワーというゆるい関係

情報が可視化されても、それに反応してくれる、つながってくれる対象がいなければ無意味です。それは必ずしも人間である必要はなく、例えば特定のキーワードに反応するBOTなども存在します。

しかし、もっとも価値があるのは人間と人間の関係でしょう。

人間関係(ソーシャルグラフ)の構築は、mixiやFacebookでは少しハードルが高いです。面識の無い人や、興味関心が近いかどうか分からない人と積極的に関係を結ぶことは、一般的な利用法ではないと言えます。

その点、ツイッターのフォロー/フォロワーという関係は、ごく気軽に構築することができます。これが「思わぬつながり(セレンディピティ)」を生む力となっていることは、ユーザーの方なら分かって頂けるでしょう。

関係構築における「メールする」「電話する」「会って話す」といった手段に、「フォローする」が加わった、というのが僕の認識です。フォロー・フォロワーという薄い関係性が、潜在的につながる可能性があった人たちを結び付けているのでしょう。





■RT。情報のフィルタリングと、共感のドライブ

RTという仕組みも注目に値します。

まず、フィルタリングとしての機能です。「気軽な情報」が大量発生すれば、本当に価値のある情報が埋もれてしまうことも考えられますが、RTは価値ある情報をすくい上げてくれます(もちろん、ツイッター単体では不完全ではありますが)。

RTによる情報の伝播が、つながりを顕在化する場合があることも見逃せません(発言主をフォローする場合など)。



また、RTはワンクリックで共感を示すことができる点も意義深いです。

これまではWEB上で共感を示すためには、メール送信・ブログ・SNS・掲示板への書き込み、といった手段しかありませんでした。ツイッターはRTという仕組みで、共感を表明する敷居も下げています。




以上の内容を一単語で表現すれば、ツイッターの画期的な点は「気軽」という言葉に集約されるでしょう

ツイッターに限らず、これからの(今までも?)ウェブサービスは「気軽」なものであることが求められそうです。Facebookの「いいねボタン」も気軽さが鍵になっていそうです。

と、ざっと書いてみました。

何か意見がありましたら是非コメント欄に書き込んでください。まだまだベータ版です。

ツイッターのアクティブユーザーについて

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
May 21 2010

様々なサービスが「会員数○○人突破!」なんてことを大々的に発表したりしていますが、アクティブに使っているユーザーの数を公開して欲しいものです。

例外に漏れず、ツイッターのアクティブユーザー数も霧の中です。APIからのアクセスなんかもあるから、余計にややこしい。



米国の調査で、面白いものがありました。

1,900万アカウントを調査した結果;

10人以上フォローしていて、10人以上からフォローされていて、10回以上ツイートしているユーザーは、総アカウント数の21%だったそうです。

(The Truth About the Average Twitter User [STATS])

これは「アクティブなアカウントの割合」であることは注意が必要かも知れません。いくつかアカウントを開設している人もいるはずですし(僕も登録しただけのアカウントを3つくらい持っているはず)。

日本のアクティブユーザーはどのくらいいるんでしょうね。

ネットレイティングスの調査では、twitter.comへの月間アクセスは750万人程度だそうです。mixiは1,000万人。twitter.comへのアクセス数なので、アプリ経由のアクセスは計上できていないはずです。アクセスしただけで登録していない人も含まれているでしょう。



ツイッターの普及率が既に米国を上回っていることは注目に値します。ソフトバンク携帯に標準搭載、なんて話もあるので今後も伸びそうです。日本ではツイッターが支配的になるのでしょうか。


他には、「総ツイート数」を「国別シェア」で割ると面白い数字が出てきます。

4月中に僕が調べた時点ですと、一日辺りの総ツイート数は5,500万回で、日本のシェアは13.32%でした。

計算すると、日本のツイート数は毎分約5,000件、一時間で30万件、といった数字が得られます。毎分5,000件というと、凄いような凄くないような、良く分からない数字です。

という感じで、一応アナリストをしているのですが、ツイッターのアクティブユーザー数についてはあまり見えてないのが現状です。

これに関して、何か面白いデータや考え方があれば、ぜひ教えてください。


B2Bのソーシャルメディア取組み事例まとめ (2010/5)

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
May 13 2010

B2B企業のソーシャルメディアへの取組みを調査しています。マニアックな事例までちょっと掘り下げたので、ご共有です。
URLと概略だけなので、詳しくはリンク先をご覧くださいませ。

ソースは主にSocial Media B2B。B2Bに特化したサイトです。

Bandwidth.com
法人向け通信会社。ツイッター上で寄せられたクレームの対応に成功。モニタリングは大切です。


Siemens
シーメンス。Info Centerを開設。ツイッター、YouTube、Podcastを活用。ツイッターでは積極的に顧客とコミュニケーションしている。


Scania Group
トラックメーカー。ソーシャルメディア・ニュースルームを開設。ツイッター、YouTube、FriendFeed、Flickrへのリンクあり。ツイッターはいまいち活性化しておらず。


Salesforce.com
Facebookの活用事例。6,300人以上のファン登録。最新ニュースの共有と、ファンとのコミュニケーション。ツイッターは積極的に活用。画面背景には担当者の顔写真とイニシャルを表示。


Ernst & Young
会計プロフェッショナルファーム。Facebookをリクルーティングに活用。42,810人がファン登録。


Cintas
企業向けの制服などを作っている企業。Facebookを日常的な情報発信、リクルーティング、キャンペーンなどに活用。


SAP
業界に関するE-bookを発行。SAPはCommunity Networkの取組みも圧倒的です。ソーシャルメディアポリシーも策定・公開しています(SAPの取組みについてはリンク先記事が詳しいです。福田さん感謝!)。


TI
サポートコミュニティを開設。インタラクションの量は相当な量。顧客同士の助け合い。


EMC
コミュニティを開設。20名以上の社員ブロガーがブログを公開。ツイッターも活用しているが、対話は少ない。


GE
ブログ「GE Reports」が有名。Thought Leadershipの確立が狙い?ジャーナリスト出身の編集長がコンテンツをしっかり精査しているらしいです。


Edelman
国際的なPR会社。「トラスト・バロメーター」を代表に、各種レポートは業界関係者に広く見られている。チーフ・コンテンツ・オフィサーが会社が発信するコンテンツを統括している。

以上、ざっと!ご紹介。うーん、まだまだあるでしょうね。



様々な取り組み方がありますが、エデルマンやGEのような、コンテンツ発信型が個人的に面白いなと思います

業界関係者にとって重要な情報を流すことは、企業の認知度や、リーダーシップの向上に繋がるでしょう。

顧客がWEBを使っていないとどうしようもないですが、基本的にこの「コンテンツ発信型」はどんな業界でも使える手段です。

例えば、「建設資材ブログ」「超小型モーターブログ」「半導体製造装置ブログ」なんてニッチな分野でも、同業他社や取引先に好影響を与える手段にはなり得るでしょう。それで食っている人がたくさんいるんですから、情報には価値があるはずです。



また、B2B企業がソーシャルメディアを活用する場合は、あまりPVやフォロワー数に固執する必要もないとも考えます。マスを狙うことで中途半端に内容が薄くなることは避けたいです(マス向け、ニッチ向けの両方を用意するなら良いですが)。

ニッチな層を狙ってコンテンツを発信し、濃いコミュニケーションを取っていくことが、B2B企業のソーシャルメディア活用における一つの望ましい姿勢でしょう。

もっとも、コンテンツを発信することは、多くの企業にとってハードルが高いことです。GEやエデルマンがコンテンツ責任者を置いていることは象徴的です。

ウェブコンテンツのあり方については、下記の記事が詳しいです。

ウェブには編集力が必要だ – 御社には“価値あるコンテンツ”を作る人がいますか?



B2Bビジネスの場合、一般的に商品単価が高く、顧客とのタッチポイントも多いです。「ゴルフ的な」コミュニケーションも、ソーシャルメディアは向いています。

数多くの事例が示している通り、活用の可能性は高いでしょう。引き続き研究。

「ネット選挙、参院選で解禁 ツイッターは見送り」…はおかしい

ソーシャルメディアと政治 | Posted by IHayato
May 12 2010

簡単ですがブログにも吐き出します。これが議論の契機になれば。


ネット選挙、参院選で解禁 ツイッターは見送り 期間中のHP・ブログ更新、参院民主が了承

候補者本人と党本部による選挙期間中のホームページやブログの更新を認める。メール利用については「なりすまし」の防止策や法律違反時の罰則規定の策定に時間がかかるとして今回は見送る。自民党も参院選からのネット利用に積極的で、与野党は今国会での成立に向けた最終調整に入る。

 国会議員の間でも急速に利用者が増えているミニブログ、ツイッターに関しても民主党内で慎重論が強く、解禁は時期尚早と判断した。

このブログを読んでいる方なら、これがいかに意味不明か、お分かりいただけるでしょう。堀江さんがずばり書いてくれているので引用します。


ネット選挙のこと

そもそもブログとtwitterを差別することが間違っている。技術的にはまったく同等のものであり、twitterには認証アカウント制度もある。疑問があれば直接本人に尋ねることができる。そもそも中傷ビラなどリアルの世界でも存在するものだ。

(中略)

メールはtwitterを禁止するなど事実上不可能だ。メールだってじゃあウェブメールはどうなんだ?メールと名乗らなければ大丈夫なのか?SMTPプロトコルを使わなければ大丈夫なのか?ブログは一行140文字以下だとtwitterなのか?twitter.comドメインじゃなければ大丈夫なのか?
技術的なことを何も知らない人たちに決められたくはない。専門家が入ってもっと現実的な案にすべきである。

もう少し引用させていただきます。完全に同意します。

ネット選挙のこと

ともかくも、ネット選挙解禁で候補者や政党の政策の細かい部分まで知ることができるし質問もできる場が広がる。正直リアルの選挙戦は、名前の連呼と握手だけだ。こんなんで候補者を選ぶという行為自体が狂気の沙汰なんだよ。また在外邦人の選挙参加も認められているが、彼らが候補者のことを知る機会はネット以外にはほぼ存在しないと言っていいだろう。NHKの政見放送だけでその候補者の実力を見極められるわけないだろう。だから知名度の高いだけの候補者が受かったりするのだ。



仰っている通り、情報が全く可視化されていないのが問題です。そりゃ投票率も下がるでしょう。議員の意見や人柄が全然見えてこないんですから。
UK選挙におけるFacebookの取組みを見て欲しいものです。My Vote Advisorなんてツールまで提供されています。

日本では選挙期間中の握手と遊説で判断するのみで、ツイッターで直接議員に質問をすることもできないのでしょうか…。Ustで遊説を聞くことも、きっとダメなんでしょう(横にツイッターのタイムラインがありますし)。




@takapon_jp その通りです。ツィッターだけではなく、Ustやフォ-スクウェア等ソーシャルメディア全般も解禁すべきと党幹部に話しておきました。有権者にできるだけよりよい選択のための情報を持ってもらうべきですから。less than a minute ago via web


改選議員向けアンケートがあり、その結果がどこからか漏れたのだと思います。ツイッターを理解されていない方が多かったようで、反対意見が多い数字となっていました。なんとか巻き返していきます! RT @takapon_jp @fujisue @kotarotamura さんにチクってみるless than a minute ago via web



「日本にソーシャルメディアの風を!」という僕のテーマに合致するので、現在田村耕太郎議員(@kotarotamura)のソーシャルメディア施策を支援しています。

今回の取り組みは、選挙という機会を通じて、ソーシャルメディアを用いた「フェアなコミュニケーション」を浸透させていくことが主眼になっています。こうした高い可能性のあるツールを禁止する…全くもってお話にならないでしょう。


田村議員、藤末議員のツイートを掲載しましたが、理解のある議員は頑張って頂けるはずです。今後の動向を注視します。

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