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(英文記事紹介)NPSを改善する:Total Social Customer Value (TSCV)

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Jul 27 2010

*変更履歴:「Referral Activity」の翻訳を修正、TSCVの計算方法を誤解していたので修正(加法→乗法)

AltimeterのJeremiah Owyangが6月に発表していた記事を消化。効果測定とNPSについてです。勉強。


Enhancing Net Promoter Score (NPS) with Total Social Customer Value (TSCV)

・NPSはソーシャルウェブ以前の業界スタンダード。

・NPSは推奨度を計測するためには使えるが、実際にソーシャルウェブ上でその推奨・非推奨が行われたどうかを判別することはできない。


・ソーシャルウェブは新しいデータソースを提供してくれる。

①顧客満足度:レーティング、レビュー、批評など

②影響力:ツイッターのフォロワー数、ブログPV数など

③推奨・紹介行為(Referral Activity):実際に顧客が行っている推奨・非推奨を計測する。



・ Total Social Customer Value (TSCV)は6つの指標を掛け合わせたものである。

①NPS

②影響力(Absolute):特別に強い影響力を持っているインフルエンサーのクチコミ。

③影響力(Relative):高い影響力を持っているわけではないが、マーケットへの専門性を備えている人々のクチコミ。

④推奨(購買意志):購買意識を持っている人たちのクチコミ。現時点での計測は難しい。

⑤推奨(購入・購入後の体験):購入し、そのことを共有した人たちのクチコミ。

⑥推奨・紹介行為(Referral Activity):個人やコミュニティが他人の購買に及ぼす影響。特別なURLを発行し、トラックする。


・この方法論の課題

①考えが新しいので、浸透に時間が掛かる

②データがウェブ上に散らばっている

③これらを集め、統合するためにはまだ時間が掛かる。

④ソーシャルCRMはまだ黎明期で、一つの場所にデータをまとめることは難しい。


こんな感じです。例によってメモレベルなので、詳しくは原文をご参照ください。


結論から言うと、ここで挙げられているのは、Jeremiahさんも認めている通り少し先の話。でも示唆は得られます。



特に、ユニークなURLを発行して顧客の推奨行動をトラッキングする手法は、今の技術の範囲でも追求できそうです(というか僕が知らないだけか)。


ソーシャルメディアの企業活用の発展系は「ソーシャルCRM」だ、というJeremiahさんの主張には、偉そうですが同感するところです。

個人が情報を可視化していけば、より効率的な情報伝達が可能になります。不気味に感じる人も多いとは思いますが、顧客一人ひとりの属性や行動を詳しく知ることができる時代は、もうすぐ訪れるはずです。

特に、Facebook広告のターゲット精度なんかは薄ら寒いものすら感じます(ソーシャライズ!記事へリンク)。

オンラインでアイデンティティを可視化する顧客を扱う技術と組織が整えば、CRM的な活用も可能になるでしょう。


関連して、野村総研の発表しているソーシャルCRMのロードマップは興味深いです。


未来のことを考えている人はたくさんいますね。この記事が何かのご参考になれば幸いです。


(英文記事紹介)ソーシャルメディアで成功するための5ステップ

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Jul 23 2010

インターンのコギ君(@CW404)が英文記事を翻訳してくれたのでご紹介です。

最近紹介していない「○○するための○ステップ」系記事です。改めて咀嚼すると、考えを固める良い材料になります。

コンテンツを提供し、ターゲットをどう喜ばせるか、なんて視点は大切ですね。


5 Easy Steps to a Winning Social Media Plan

1)ターゲットを絞る。(読み手が欲している情報を、適切なトーンで喋る)

2)読み手が抱えている問題を解決する。(読み手に必要な最新のニュースを要約して提供する)

3)どれだけコンテンツ制作に時間をかけるか決める。(最初は予定より長くかかる。多くのソーシャルメディア利用企業は週6時間かけている。)

4)プランを練る
・マインドマッピングの利用。(Freemind、XMind、Mindjetなど)
・カレンダーの作成。
・Google AdWordsやWordtrackerを使って旬のキーワードを探る。
・サイクルを決める(火曜日は商品のレビュー、金曜日は面白記事紹介など)
・ビデオを使う

5)コンテンツ投稿のスケジューリング
・どのツールを使うか。(TweetDeck、HootSuite、SocialOomphなどfacebook,twitter,linkedInと連動できるもの)
・どのくらいの記事を投稿するか。(量より質を重視する)


———–(by @CW404)————
相手の需要を的確に読み取ること、ツールを使って視覚に訴えること、色々なメディアを連動させて質の高い記事を投稿することが成功への近道のようです。


というまとめです。コギ君に感謝です。


上のステップではさらっと流されていますが、望ましいコンテンツを作っていくことは、それ自体非常に難しいです。ブログ書くのだって相当大変です。

エデルマンはチーフ・コンテンツ・オフィサー(COO)を雇用していますが、コンテンツ発信のスペシャリストを企業が必要とする日も来るのかも知れませんね。

特に弊社のような企業だと、コンテンツの発信それ自体が営業になりうるので、その必要性も高いです。PDFレポート、スライド、インフォグラフィックも作れると良いのですが…。


ボランティアにお金を払うことの弊害 #1pfsc

1pfsc | Posted by IHayato
Jul 08 2010

今日は「つなげてひろがる1% #1pfsc」の初回Meetup。

ギャラリーツープラスの加藤さん(@g_twoplus)、greenz.jpライターのモリさん(@JUNYAmori)さんと僕の計3名でお話。

特にアジェンダは決めていなかったのですが、大変面白い時間を過ごすことができました。


興味深かったのは、ボランティアに金銭を支払うことについて。

ボランティアに対して金銭を払うと、運営者側は彼らの働きを気にかけてしまいます。ともすると、「なけなしのお金を払っているのにあまり動いてくれない」という心理にもなります。

一方お金を貰うボランティア側には、「少ないお金しか貰ってないのにこんな働くのか…」「お金貰ってるからやらないとなぁ…」という心理を帯びる危険があります。


本来「遊び」であったものが、お金が絡むことで「仕事」になってしまう。金銭的対価によって、モチベーションとパフォーマンスは返って下がってしまう。

ダニエル・ピンクが「モチベーション3.0」の中で語っていることそのままですね。


モチベーションを最大化する一つの鍵は、可能な限りフラットな関係を維持することだと考えています。お金は貴重な均衡を崩す要因となり得ます。

ボランティアに対する対価は様々なものがありますが、“金銭には変えられない”「喜び」や「楽しみ」という言葉で表現すると分かりやすいでしょう。

僕自身もプロボノをやってますが「自分のために、楽しいから」やっています。そこに金銭的対価は不要ですし、それどころかお金を貰うことで「仕事」になるのが嫌です(「仕事」として十分に満足できる報酬を貰えるなら別ですが)。


ボランティアは、ビジョンに共感して集まるものです。お金が目的で集まるものではありません。

Meetup中に出たモリさんの言葉を借りると、彼らはWhyに共感しています。

Whyへの共感者には、Howを提示し、Whatを自ら見つけてもらう形がスマートでしょう。


Why How Whatの話は、ボランティアに限らず組織全般に言えることです。下記のビデオはリーダーシップのあり方について、示唆に富むものです。

サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか


と、話がもつれてしまいそうなので、ここら辺で今日の感想は終わりにします。

加藤さん、モリさんに感謝です。素晴らしい気付きを得られました。


次回のMeetupは、7/15(木)に予定しています。ドタキャン歓迎ですので、お気軽にご参加ください。タイトルを少し最適化。ソーシャルメディアの使い方を知りたいNPO関係者の方なども参加歓迎です。

「プロボノ」「ソーシャルメディア×社会貢献」などについてゆるく語る朝カフェ #1pfsc


1%の仕組みは誰もが利用可能です。もし宜しければ最初のコネクター(開催者)となってください。

良い旗を立てれば、必ず人は集まります。で集まらなくても悲しくないように、朝カフェ形式をオススメしています。気軽に参加して、結果的に広がっていけば素敵だなぁ、と思っています。僕は黙々と参加者に良い時間を提供する努力をするのみです。


家もメディアになる

シェアハウス, ソーシャルウェブと生き方 | Posted by IHayato
Jul 02 2010

昨日の対話で得られた話。面白シェアハウスの一つ「まれびとハウス」に住んでる@JUNYAmoriさんとお話しました。

彼が発した「家もメディアになる」という考えが非常に興味深かったです。


まれびとハウスは様々なゲストを呼んで、イベントを頻繁に行っています。

直近では、なんと、「明日の広告」のさとなおさんがゲストで登場するそうです。ちょっと信じがたいですが、本当の話です。

まれびとには20名ほど収容できるイベントルームがあります。参加費を頂いて、そこでイベントを行うわけですね。

お金の話になってしまいますが、ここで参加費を獲得できるのが注目点です。本気でやればイベント収入で家賃ぐらい払えますし、利益も上げることができるでしょう。この発想にシビれました。人と情報が集まるところには、お金も集まるものです。


まれびとハウスのあり方には、個人的に最近追求している「場」というテーマに関して、強烈な示唆をいただけました。「場」を作ることは有意義で、「食べていけるだけ」のお金にも十分なり得ます。

人々はもっと自由に、自然につながりたがっている。シェアした方が経済的にもメリットがある。


そろそろ断言しますが、シェアハウスは間違いなく面白い動向です。彼らがソーシャルメディアを活用している点もまた面白い。シェアハウスをテーマに、一冊電子書籍を書きたいなぁ。


(洋書紹介)Open Leadership

書評 | Posted by IHayato
Jul 01 2010

グランズウェルの続編、と名高いシャーリーン・リーの「Open Leadership: How Social Technology Can Transform the Way You Lead」からエッセンスをご紹介。


@Capoteさんが紹介しているインタビュー記事で、本書が執筆された背景などが書かれているので先に読まれると良いかもしれません。

グランズウェルの作者が語る「オープンリーダーシップ」


以下、エッセンスです。


・オープンであることは、絶対のマントラや哲学であるべきではなく、価値ある結果をもたらすための一つの手法だと捉えるべきだ。

・透明性、本物らしさ、リアルさをもって、「どの程度(how much)」オープンになるか、ということが問題だ。

・リーダーシップは新しいアプローチが求められている。良いコミュニケーターであるだけで不十分だ。より親密な関係を構築するために、あなたは個人的な観点や感情を共有しなくてはならない。ネガティブなコメントについても、それはあなたのオープンさを発揮し、学ぶための機会だと捉える必要がある。さらに、謙虚であるだけでは不十分だ。あなたは「謙虚になれる機会」を常に探すことが求められる。

・Appleはクローズドでコントロールされた会社。高品質のプロダクトを開発できる彼らは、オープンである必要がない。

Glassdoor.comは勤務中の会社に対する情報を匿名で投稿できるサイト。コントロールがもはや不能であることの一つの事例。

・Open Leadershipは「目的を達成するために、コントロールすることを諦め、自信と人間性をもって人々の関与を奨励すること」と定義される。

・Open Leadershipの5つのルール。1.顧客と消費者が持つ力を尊重すること 2.信頼を得るために恒常的にシェアすること 3.好奇心と人間性を養うこと 4.オープンさと責任を結びつけること(Hold openness accountable) 5.間違いを許容すること

・オープンであることの4つの目的。1.学ぶこと(Learn) 2.対話すること(Dialog) 3.サポートすること(Support) 4.革新すること(Innovate)

・オープンリーダーは楽観的である必要がある。悲観的なマインドセットでは、行動することができない。

・オープンリーダーは失敗から効果的に学ぶ。Googleは”Fail fast, fail smart.”を掲げている。


コントロールを諦めること、というメッセージは力強いです。

タイトルどおり、リーダーシップについて書かれた本。その意味では企業のソーシャルメディア担当者のみならず、ビジネスマン全般に薦められる本。ソーシャルメディアを活用する上では、本書で書かれているようなオープンさが必要なのでしょう。

当たり前ですが、数値的な根拠をもってオープンさの大切さを説いています。オープンにすることで得られる効用を費用的に分析したテーブルは興味深いです。社内を説得する資料としてもそのまま使えそうな感じ。

他にも、各種チェックシート、豊富な事例など、ここでは取り上げてないものも多数あります。


Amazonの紹介文より、英語ですが従来的なリーダーシップとオープンリーダーシップの違いを示した表。



非常に価値のある一冊だと思います。この本を読んで、道が開ける人は多いでしょう。

事例も豊富で、組織のあり方を考える上では参考になります。ソーシャルメディアと企業のあり方に興味がある方は、読んでおいて間違いなく損はないでしょう。



米AmazonからDLできるKindle版は$11.99。iPhoneなどの端末があれば日本からでもDL可能。今更ですが、全然値段違いますねぇ…。僕は貧乏さも相まってもっぱら電子書籍。電車の中でも片手で読めるので便利。


「1 tweet , 1 SMILE」成果報告

NPOのソーシャルメディア活用 | Posted by IHayato
Jun 21 2010

キャンペーンに携わった人間として、僕の方からも報告です。

「1 tweet , 1 SMILE」成果報告

・ツイボン変更者数 152名

・bit.ly (短縮URL)クリック数 1190

・ブログ執筆者数 22

・ハッシュタグツイート数 6567

・ハッシュタグツイートのユニークユーザー数 1054

・キャンペーンサイトアクセス数 2169 (ユニークユーザー数 1723)

・公式サイトアクセス数 673 (ユニークユーザー数 497)

・全ページ総アクセス数 7077 (ユニークユーザー数 5428)

・フォロワー増加数  1560(スタッフ全体  期間:5/20-6/16 )
277(代表門田アカウント @Rui_Plas  期間:6/9-6/17)

*サイトアクセス数はキャンペーン期間の1週間の合計です

「エイズ孤児支援」を行う小さなNGOが、1週間にほぼ予算ゼロで成し遂げた成果としては、非常に大きいものでしょう。

上記はオンラインのみの成果ですが、現在開催中のオフラインイベントが終わった後に、オフラインの成果も集計していく予定です。


このキャンペーンを通して、様々なことを学ぶことができました。善意の広がり、ビジョンの大切さ、オフラインとオンラインの連動…。やっぱり非営利って面白い。パラレルキャリアなんて言葉を紹介した際にも書きましたが、ビジネスにも生かせる部分は多いはずです。

「参加して良かった」と思うことは山ほどあり、また別の機会に書きたいとは思いますが、一つ挙げるとするならば、代表の門田さん(@Rui_plas)の素敵な言葉に触れられたことです。


変化を生み出す


力強いストーリーです。こういうメッセージを発信できる人間になりたいものです。自分の身の振りを、色々と考えさせられました。

若い世代がなぜ社会貢献に関心が高いか、という問題についての示唆にもなりそうな言葉です。僕にはものすごく響きました。



個人的には、今回のキャンペーンの旗振りをした、大学四年生の浅野君(@Takuyaaaaa)に拍手をしたいところです。企画の立案、モニタリング&アクションのマニュアル作成、ソーシャルメディアポリシー作成など実行面に至るまで、精力的に活動してくれました。(僕はメールでたまに相談を受けた程度です。)



今後、キャンペーンの報告会を実施していく予定です。

メンバーへのツイッターの導入、RT→ツイボン→寄付に至る段階的なアクションの提供、クチコミのモニタリング&アクション手法、Co-Tweetなど諸ツールの活用、キャンペーンの効果測定、ファンドレイズへの導線などなど、様々な点で共有できる事項があります。

強い想いを持った彼らの口から、今回のキャンペーンについて語って貰いたいです。



「エイズ孤児支援」という問題のコンテキストを変えられるか、僕はそのお手伝いをしていきます。


「1 tweet, 1 SMILE」の効果測定指標

NPOのソーシャルメディア活用 | Posted by IHayato
Jun 15 2010

現在実施中のエイズ孤児問題啓発キャンペーン「1 tweet, 1 SMILE」は、それなりにKPIを取って動いています。

どんなKPIが挙げられるかと言うと、下記のような感じ。

・ツイッター壁紙変更者数
・ブログパーツ設置者数 
ツイボン変更者数 
・bit.ly クリック数/Conversations数 
・ブログ書いてくれた人の数 
・ブログコメント欄にお礼を言えた人の数 
・ハッシュタグツイート数
・ハッシュタグツイートのUU数
・ツイッター上で接触できた人の数 
・公式RT数 
・mention数 
・キャンペーンサイトアクセス数 
・公式サイトアクセス数 
・イベント来場者数 
・名刺獲得数(名簿へ) 
・期間中の寄付/グッズ販売額 
・メーリングリスト登録者数 
・ブログ購読者数 
・フォロワー増加数

理想的にはこれらの全てを取りたいんですが、スタッフのリソース不足で難しいものも幾つかあります。

今回のキャンペーンの目的は、人々とPLASとのつながりを形成・強化することです(ファンベースの強化)。
とはいえ、必ずしもそれはフォロワー数やツイート数に表れるとも思いません。

一つ良い指標になるな、と感じているのは「ツイボン」です。これはアイコンの飾りですから、UU(ユニークユーザー)数になりますし、心理的なハードルとしても適度に高いです。「ファンの数」の指標としては有効に機能しそう。

あとは当然「イベント来場者数」「寄付/チャリティグッズ収益」も大切です。ここら辺はWEBとか関係ないですね。今回は一応啓発が目的ということで、ファンドレイズ色は薄いものになっています(12月に行うキャンペーンは、よりファンドレイズ色の強いものになる予定)。

本当は事前にやるべきなのですが、KPIについてはキャンペーン終了後にスタッフと議論して、意味を考えていきたいところです。


今回のキャンペーンは、非営利のみならず、ビジネスの分野にも興味深い事例となりそうです。実際僕自身、多くのことを学ばせて貰ってます。プロボノって素晴らしい。

キャンペーン終了後も、積極的に共有する機会を設けて行く予定です。またアナウンスすると思います。


16日までのキャンペーンです、宜しければ「#May7」を付けてぜひツイートしてみてください。そこから何か生まれるかも知れません。

少なくとも、エイズ孤児という途方もない社会問題を解決するために、日々努力しているスタッフたちの力となります。

そしてもちろん、その先にあるのは、エイズ孤児たちの笑顔です。「1 tweet, 1 SMILE」は良いネーミングですね。


「公式アカウント」が必要ないケース

NPOのソーシャルメディア活用 | Posted by IHayato
Jun 14 2010

プロボノとしてエイズ孤児支援NGO/PLASのサポートをしています。ソーシャルメディアを活用したキャンペーンを現在実施中で、色々と良い学びを得られています。今回のキャンペーンの成果は、しっかりと共有していきたいと考えています。


PLASは「PLAS公式アカウント」を運営していません。

代表の門田さんはせっかく素晴らしい個性があるのに、それをあえて隠すのももったいない、という理由からです(公式を開設したところで、どうせツイートするのは門田さんだったので)。また、特に非営利組織は個人の顔が見えるとファンが付きやすい、という仮説も意識しています。



思い返してみると弊社、トライバルメディアハウスも公式アカウントを持っていません。これも特に深い理由はなく、公式アカウントを作ったところで、あえてそこから発信する情報もないからでしょう。

企業の場合も、「公式アカウント」を開設することが大前提となりがちなのではないでしょうか。というか僕自身もそう考えていました。今更ながら、振り返ってみると「公式アカウントっていらないこともあるんだな」と気付いた訳です。われながら今更です。IBMさんなんかは公式アカウントがないんですよね。


今回のキャンペーンを通して、色々と気付きを得られています。やっぱりプロボノって良い。

尊敬する槌屋詩野さん(@shinokko)も、プロボノの良さを書いていて嬉しかったのでメモ。下記、時代を切り取った素晴らしい記事です。

オープンソース、Free、放牧、プロボノのビジネス


散漫な記事ですみません。PLASのキャンペーンについては、色んな場所で共有していきたいと思います。あと数日、頑張ります。

NGOのソーシャルメディア活用「1 tweet, 1 SMILE」が始まりました

NPOのソーシャルメディア活用 | Posted by IHayato
Jun 10 2010

今日は僕がプロボノで関わっている、エイズ孤児支援NGO/PLASのキャンペーンについてご紹介。



1 tweet, 1 SMILE


キャンペーンの概要を一言で表現すると「ハッシュタグ#May7を付けたツイートを6,000件集める」といったもの。
6,000と言う数字は、一日に生まれるエイズ孤児の数を表しています。

このキャンペーン、個人的な狙いとしては下記の2点です。

①無関心層との新しいつながりを獲得する(代表・メンバーアカウントのフォロー/ブログの購読など)

②既に獲得しているつながりの維持・強化(ハッシュタグの参加/代表・メンバーと会話/Twibbonの参加/オフラインイベントへの参加/寄付・グッズ購入など)


もっと簡潔に言うと、「PLASを(もっと)好きになってもらうため」のキャンペーンです。

PLASはまだ若い団体です。これは僕の仮説なのですが、コミュニティにはライフサイクルがあり、初期の段階にはメンバーや代表自身の魅力が、コミュニティを構築する力となると考えています。

事業そのものも勿論大切なのですが、まずは人間的に好きになってもらう必要があるのではないでしょうか。コミュニティの初期段階は属人性が高い、とも言えるでしょう。

もう少しコミュニティが発展してくると、属人性を排除することが可能になります。つまり、コミュニティのメンバーが自発的に魅力を発見し、コミュニティを誰が運営しているかはあまり気にならなくなるのです。

言い換えればそれは、コミュニティに継続的な魅力を感じて貰えているということです。
継続的な魅力を獲得できれば、事業も持続的になるはずです。(具体的には「会費」のような形でファンドレイズが可能になるでしょう。)


PLASコミュニティとしてのフェーズは、人間的に好きになってもらう段階です。今回のキャンペーンでファンベースを強化し、今後の事業の継続性につなげていきたいところです。

素晴らしいのは、PLASのスタッフたち。特に今回のキャンペーンの旗振りをしてくれている@Takuyaaaaa君、@dai_kawashima君は、団体への愛をもって、積極的に実行してくれています。@tnomuraさんもキャンペーンサイトやTwibbonなどの仕掛けを作ってくれました(サイトは非常に良くできています)。非営利組織に関わる人たちは、本当に素敵な人たちが多いです。


米国と比べると、まだまだ非営利組織のソーシャルメディア活用は遅れています。今回の企画が良い事例となれば嬉しいです。
つながりは生まれ、強化されるのか。手探りですが、既に良い感触は得られています(Twibbon参加者は既に40名超!

キャンペーンは効果測定も意識しながら走っています。モニタリングやツイートへの対応方法など、業界的に共有すべき事項も数多いです。後日報告会を予定していますので、非営利組織の活用にご興味がある方はぜひご参加ください。


1週間、キャンペーンの行く末を見守って行きたいと思います。PLASでのプロボノという素晴らしい機会を頂けたことに感謝です。


ウガンダの良いところは「Socialization」

NPOのソーシャルメディア活用 | Posted by IHayato
Jun 07 2010

先週金曜日、プロボノで協力中のエイズ孤児支援NGO/PLASのワークショップに参加してきました。

30分ほどお時間を頂き、ソーシャルメディアと社会貢献についてプレゼン。以前@aixcaさんの企画でやった資料とほとんど同じで、被っていた参加者の方には申し訳ない感じでした。参加者に合わせて、有機的に内容を変えていきたいところです。

当日は実際にエイズで親を亡くしたウガンダ出身の大学生、クリスティーンさんも参加し、対話を行うこともできました。質問タイムがあったので僕は「ウガンダのどこが好きですか?」なんて曖昧な質問をさせて頂きました。アフリカの魅力というものを当事者から聞いてみたかったのです。

気になるその答えは日本語で表現すると「地域や家族のつながりが強く、困った時は誰かが助けてくれる」といったもの。日本語で表現すれば、という言葉を入れたのは、クリスティーンさんの口から出たのは「Socialization」という日本語訳しにくい単語だったから。


僕の最近のテーマは幸せを得るために、ソーシャルウェブを活用して、どう「つながり」をデザインしていくか、といったものです。ツイッターを始めとする新たなWEBツールは、つながりを維持・拡張・最適化するために上手く活用していけると考えています。

そんなことを考えていただけに、ウガンダの良いところは「Socialization」という言葉は強く響きました。何が幸せなつながりで、何が幸せなのか、“今”大切にするべきものは何なのか。ソーシャライズするというのは、どういうことなのか。僕たちは複雑に考えすぎてはいないか。もっとシンプルで良いんじゃないか。深く、力強い問いを得ることができました。


以下、キャンペーンの宣伝とスタッフへのメッセージを兼ねて。


僕もアドバイスさせて頂いている、ツイッターを使った企画「1 tweet, 1 SMILE」が6月10日から始まります

ハッシュタグ「#May7(5月7日は世界エイズ孤児デー)」を付けたツイートを、1週間で6,000件集めるというチャレンジングな企画です。6000という数字は、一日に生まれるエイズ孤児の数を関連させています(一日6,000人、驚くべき数字です)。

何ですが、いきなりぶっちゃけると、個人的には6,000ツイートを達成するかどうかはあまり関心がなく、予想的には1,000も行けばいいかなぁ、なんて思ってたりもします。

大切なのは、今回の企画でPLASを好きになってくれる人が増えることです。これをきっかけに、PLASという団体とゆるく繋がっていたいな、と思ってもらうことが僕の中での狙いです。若い団体ですから、事業の継続性を得るためにまずファン・コミュニティを育成することが重要だと考えています。


もちろんこれは僕個人の狙いであって、彼らの中では「エイズ孤児の問題をもっと認知してもらう」といった目的意識があります。中の人が「自分たちを好きになってもらうためにやる!」なんて考えるのも、どこか不自然な話です。

ただ、彼らが目的を達成したいがために、過度にプッシュ型になってしまうことは心配です。特に今回は6,000という数字目標も設定されています。数を稼ぐことが目的にならないよう、気を付けていきたいものです。期間中は併走しながら、適宜アドバイスをしていくつもりです。


…と、こんなことをやらせて貰える「プロボノ」って、本当に素晴らしいですね。トライバルメディアハウスで仕事をこなしているだけでは得られないものが、ガンガン手に入っている感じです。ソーシャルメディアマーケティングに携わるのなら、非営利団体の愛されやすさは知る価値があるかも知れません。

プロボノ、非営利団体のSMMなどなど、新しいものごとのあり方を背中で示していきます。僕の周りには、「背中で示す」系の人が多いので、負けないように頑張らないと。複雑な日本を楽しみます。

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