先日TECH SE7ENの@maxisizeさんともお話したのですが、個人メディアの意義と言うものは、マスメディアがなかなか取り上げることのないものを取り上げる点にもあるかと思います。例えば今日の記事のテーマである「プロボノ」のような新しい言葉は、まだまだマスに取り上げられるものではないと思います。「プロボノ」に関しては高い社会的意義があると考えています。誤解の無い形で認知を向上させていきたいと思います。
プロボノについてはこちらの記事が詳しいです。
シアワセ最大化~新しい働き方「プロボノ」とは?「社会貢献したい」「スキルアップもしたい」人たちへ
と言うわけで、NECさんが社内向けにプロボノ講習を始めた、ということを報じたいと思います。プロボノ活動をしている身として、この情報は感動的ですらありました。NECの社会貢献室のTomihiko Azumaさんのツイート。
明日、NECグループ社員を対象としたプロボノ説明会を初めて開きます。社会起業家をNECグループが専門スキルで支援する新プログラムも、いよいよスタートです!
http://twitter.com/TomihikoAzuma/status/10265278737
NEC版プロボノ、NECビジネスサポーターの第一回説明会に、ITコーディネーター20数名が参加。質疑応答も活発で、資格更新や研修にも関心が高く、まずは上々の滑り出し。スキル登録者 100名を目指します。
http://twitter.com/TomihikoAzuma/status/10317877818
経済的に企業の中に研修の場をもてなくなってきていることと、企業の中だけで研修の場をもつことの効果自体が疑問視され始めていることから、プロボノのような実践の場は非常に有望だと思います。
http://twitter.com/TomihikoAzuma/status/10352582885
日本を代表する大企業であるNECさんの取り組みとだけあって、インパクトは大きいのではないでしょうか。Azumaさんが仰っているように、人材育成としての効果も高い取り組みだと思いますので、企業・チャリティ団体の双方にメリットのある形で浸透していけば素晴らしいですね。
チャリティ団体に大して、プロボノがビジネスの知見を与えることによって、より効率的なファンドレイズと組織運営が実現されれば「人が雇えないからお金を生み出せない、お金がないから人を雇えない」というNPO/NGOの悪循環を断つことができるかも知れません。大げさに言うと、プロボノは社会を変える鍵になり得ると僕は思っています。
何より素晴らしい点は、プロボノをやっている本人にもメリットがあることです。特に若い社会人にとっては良い経験の場となるでしょう。プロボノメンバーが複数いれば、そこから学べることも多いです(僕自身、ともにプロボノ活動をしている@fwatanabeさんからいつも勉強させていただいています)。
プロボノは素晴らしいですが、注意したい点も複数あります。今までの活動で気付いたことをいくつか共有します。
1.自分がメリットを感じられるように(自分が育てたいスキルを明確に)
プロボノは単なるボランティアではない。自分にもメリットがあるから行う活動だと僕は認識しています。それが無ければモチベーションの維持も、残念ながら難しいでしょう。また、スキルという観点ではなく、人脈を広げたいと言う目的もありかもしれません。2.「頼られすぎない」ように
NPO/NGO側は慢性的に人手が足りないと思って良さそうです。そうした場合、やはり「頼られすぎる」という問題も出てくる可能性があります。事前に「割ける時間」と「提供できるスキルの範囲」を明確にすると良いでしょう。3.「育てていく」という責任感を持つ
プロボノで関わる上では、責任感も重要だと思います。いずれはプロボノを卒業してもらわなくてはならないので、しっかりと知識を継承させる必要があるはずです。(4.団体のことを尊敬できること・好きになれること)
最後にカッコ書きとして。実際にやってみて、これはとても大切に感じました。僕は現在関わっているエイズ孤児支援NGO/PLASのことを本気で応援していますし、そこで働いているメンバーを尊敬しています。僕のような意思が弱い人間にとっては、好意があるかないで大分取り組み方も変わってしまうのです。
プロボノに関して、以前@gk_yさんから「プロボノをやりたいという学生がいるんですが、どうなんでしょう?」という疑問を頂きました。
少し違和感はありますが、提供できる専門知識があるのなら学生プロボノ、という言葉もありなのかも知れません。マーケティングの勉強をしている学生や、WEBデザインを学んでいる学生は十分プロボノとして活躍できるかと思います。いずれにせよ、価値ある形で広がって行けば素晴らしいですね。
ソーシャルメディアの話を絡めると、僕が社会貢献を意識し始めたのは、実はツイッターとブログがきっかけです。なので、僕のこの記事がきっかけでプロボノに興味を持つ人が生まれたら、それは本当に嬉しいことです。プロボノを始めたい!という方がもしいらっしゃったら、プロボノのマッチングを行っているNPOの「サービスグラント」さんのサイトから是非。
[...] 実はこのブログでNECさんの取組みを紹介するのは2回目だったりします。前回は「(社会貢献)NECさんがグループ社員向けプロボノ説明会を開始」という記事を書かせていただきました。「プロボノ」「ソーシャルメディア」というかなりニッチなテーマがきっかけですが、僕の中でまた一つNECブランドの株が上がったことも記しておきたいと思います。製品という側面だけではなく、人は意外とこういうところからファンになるものなのかも知れません。 ソーシャルメディアガイドラインについては、以前まとめ記事を書きましたので、ご参考にして頂ければ幸いです。 [...]