ツイッターは“きっかけ”を与える。ビルトインされたフィルタリング、サジェスト機能

Posted by IHayato
Mar 10 2010

本日、@maxisizeさんの取材を受けてきました。3月1日付けで独立し、個人媒体「TECH SE7EN」をローンチし、早速70回近くRTされる記事を書き、セルフブランディングを通してご自身の価値を見つけようとしているという、素晴らしい方です。


本業はWEB制作ということですが、ソーシャルメディアを重要な武器の一つにして独立を決断する、なんて方が現れたことは一つの時代の変化なのでは、と僭越ながら感じます。@maxisizeさんに続く方は、色々な分野から出てくるのかも知れません。先駆者として、新しい生き方・働き方を提示してくれることを、勝手ながら一人期待しています。

1時間弱と短い時間でしたが、非常にエキサイティングでした。これからも、社会を変えうる価値ある情報を発信していって頂けることでしょう。僕も負けずに頑張りたいと思います。

ソーシャルメディア、社会貢献、個人媒体の可能性と様々なトピックを縦横無尽に語り合いましたが、大変興味深かったのは「ツイッターのおかげで“きっかけ”が生まれるようになっている」というお話。

ツイッター登場以降、WEB上の情報量は確実に増えているでしょう。僕は3,500名以上フォローしていますが、全てを消費することは当然不可能です。

しかし、情報量が増加しているということは、今までに無かった情報も流通するようになってきている、ということでもあります。僕のタイムラインは、驚きと発見でいっぱいです

情報量が増えるということは、「ノイズが増える」ということでもありますから、そこだけを見ると「情報伝達の効率の低下」という結論を導き出しがちです(情報量の増加→ノイズの増加→情報伝達効率の低下)。

しかしながら、ツイッターは「RT」と「フォロー」という仕組みがあります。この二つの仕組みは、増加した情報を上手くフィルタリングする機能を果たしていると言えるのではないでしょうか。このシステムとして組み込まれているツイッターのフィルタリング機能は、本当に素晴らしいもので、新しい「きっかけ」を与えてくれるのです。


例えば、僕は「ソーシャルメディアマーケティング」に興味があってツイッターをやり出したのですが、興味の範囲で様々な人をフォローしていく中で「ソーシャルメディア×社会貢献」というキーワードにめぐり合いました(市川さん(@SocialCompany)に感謝!)。
それは僕にとって大きな“きっかけ”でした。そこからプロボノに取り組み出しましたし、様々な人と繋がることで、自分の価値を高め、ミッション(「ソーシャルメディアを活用できる組織・個人を増やす」)を明確にすることができたと思います。ツイッターをやっていなかったら、社会貢献なんてものは僕の中で永遠に「胡散臭いもの」だったでしょう。人生を変えうる、本当に良い「きっかけ」でした。


図にするとこんな感じ(冗談みたいにへぼっちいグラフですが、どうかお気になさらず…いっそ冗談だと思ってください)。情報量は確かに増加しているけれど、RTやフォローという機能で、むしろ情報収集の効率(自分にとって有益な情報に出会える確率)は高まっていると言えるのではないでしょうか。


grap

だとすると非常に興味深いのは、ツイッターはフィルタリング機能が「組み込まれている」ことです。僕自身も、ツイッターのキーワード検索(「social media」「ソーシャルメディア」など)をRSSリーダーに飛ばしていますが、この手法、非常に良くフィルタリングされています。海外サイトを全て見るのは骨が折れるので、これで十分でしょう。

そしてフィルタリングされている情報の中には、偶然の“きっかけ”が潜んでいます。それはもはや「サジェスト機能」とすら言っていいかもしれません。「ソーシャルメディアに興味があるなら、社会貢献もどう?」といったようなサジェストが、タイムラインやキーワード検索から飛んでくるのです。僕は最近は「BOPビジネス」「起業」というキーワードもサジェストされています。

米国ではソーシャルメディアが与えてくれる“きっかけ”を「controlled serendipity(コントロールされた偶然)」と表現しています。これは言いえて妙だと思います。


ソーシャルメディアというものは、本当に知的生産性を高めてくれます。僕自身、それは実感しているところです。
もっとも、その状態に至るにはそれなりの苦労もあります。積極的に価値を提供する、という態度はまず必要でしょう。
フォローする相手を「選ぶ」ことも大切なのかも知れません。誰をフォローするかで、通ってくる情報が変わるわけですから。
一方で、知的生産性の向上を目的としない利用も全然ありなのが、また面白いところです。本当に開かれたツールだと改めて感じます。


と、そんな話を@maxisizeさんとしたわけです。それは当然、楽しい時間でした。出会いの“きっかけ”に感謝です。
願わくば、僕自身も“きっかけ”を与える存在となりたいものです。価値を生み出し、提供するよう、引き続き頑張ります。

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