企業だけでなく、個人も当然ソーシャルメディアを活用することができます。セルフブランディングという言葉が、端的な表現でしょうか(この言葉については、以前ブログ記事を書かせていただきました)。価値ある情報を発信していくことで、多くの人の共感・評判を得て、個人の能力を収益化することは、既に可能であると十分言えるでしょう。
「グランズウェル」をはじめ、日本にも「組織のソーシャルメディア利用」に関しては良い本が揃い始めてきていますが、「個人のソーシャルメディア利用」についての文献はまだ少ないです。佐々木さんが出した「ネットがあれば履歴書はいらない」が僕の知っている、唯一の本です(お勧めの書籍です)。
そんなわけで、セルフブランディング関係の洋書をご紹介です。「Me 2.0: Build a Powerful Brand to Achieve Career Success 」
・Generation Y世代(1975年~1989年に生まれた世代)の70%は二年以内に仕事をやめている。
・もはや企業が守ってくれる時代ではない。はしごを登るように昇進するなど、もうあり得ないのだ。そうした時代には、あなた自身のブランドは、キャリアと人生における重要な拠りどころとなるだろう。
・インターネットは様相を変化し、ビジネスにおける重要なコミュニケーション手段となっている。
・あなたが求職中であるならば、人事担当者はGoogleであなたの名前を検索しているはずだ。
・パーソナルブランディングは求職者のためだけではない。あなたが今の仕事に満足していたとしても、仕事の幅を広げ、人生を楽しむために有効である。
・パーソナルブランディングはキャリアにおける革命である。
・あなたは自分自身のCMO(Chief Marketing Officer)だ。「自分が何を言うか」よりも、「他人にどう言われるか」をマネジメントすると良い。
・Authenticity(正真正銘さ、正直さ、自分自身でいること)が求められる。
・Visibility(行動をオープンにすること)はチャンスを与えてくれる。
・あなたが何に特化し、何を追及しているかを他人が分かるようにする。そうすれば、他人はあなたの才能が必要になった時、真っ先にあなたにコンタクトを取るだろう。
・Me1.0の時代は、人々は企業のブランドに隠れ、外界から守られていた。
・Me2.0時代は、人々は自分自身でキャリアを管理する。自分の価値を表現し、それを売り物にして他人とコミュニケーションをとる。パーソナルブランディングは成功の機会と、人生の意味を見出す機会を与えてくれる。
実はまだ半分も読んでないのですが、なかなか面白い本です。セルフブランディングに興味がある方はチェックしても良いでしょう。
内容的には僕のバイブルでもあるGary Veynerchukの「Crush It!」に近い感じです。酒屋の息子がソーシャルメディアを活用してスターになるまでを記したこちらの本は、さらに熱い内容です。かなりお勧め。大好きな本なので、いつかがっつり書評を書こうと思っています。邦訳が出て欲しい本の一つ。
「企業はもはや頼れない」というのは日本でも十分言えることでしょう。実際に同世代の友人と話をしても、今在籍している企業に骨を埋めると考えている人は、誰一人いません。自分自身のスキルを上げていかなければ食っていけないのでは、という強い危機感を(僕を含めて)今の若者は抱いています。
また、これからはフリーランス的な働き方も増えていくのでしょう。僕がいまさら指摘するまでもないことですが、年功序列・終身雇用が崩れた今、会社に従属する働き方は、次第に一般的でなくなるのは当然のことだと思います。
そんな背景もありますし、個人のソーシャルメディア活用は、これから熱いテーマになるでしょう。
僕はセルフブランディング推進派ですが、そうさせるのは、セルフブランディングを実践することで人生がより楽しく、より豊かになると信じているからです。まだまだ実験中ですが、僕自身も良いもの(転職、講演依頼、献本、何より「働く楽しさ」)を得ることができています。ソーシャルメディアを活用して幸せを獲得する人を、増やしていきたいと考えています。