現在プロボノで関わっている、エイズ孤児支援NGO/PLASのメンバーに向けてツイッターの利用マニュアルを簡単に作ったので、内容を修正しつつブログにもポストします。
これはツイッターを用いてセルフブランディングをしていこう、と考えている方向けのマニュアルです。万人に推奨しているわけでもないですし、誰もがこんな使い方をできるわけもない、とも認識しています。ソーシャルメディアの使い方なんて、自由であるべきだと思います。
<追記>
また、“実体験の伴わないセルフブランディング”への懸念も抱いています。特に、若い学生の間で「セルフブランディング」という言葉が一人歩きしないよう、慎重に情報発信していきたいと思います(池田力哉さん、ご指摘ありがとうございました)
その上で、こんなマニュアルです。
【利用目的】
・関係の構築
セルフブランディングを意図したツイッターの利用においては、「関係の構築」を目標として意識すると良いかと思います。フォロワー数を増やすことを目的とするのは、ちょっと本質的ではありません。
・価値の提供
ソーシャルメディアの世界はフラットです。年齢、学歴などは関係なく、どんな「価値」を提供できているかが重視されます。あなたしか生み出せない、Authenticな価値を提供することで、普通に生きていては得られないような体験を得ることができるでしょう。
・学びの向上
ソーシャルメディアに飛び込むことは、集合知にアクセスすることでもあります。あなたが適切に価値を提供していき、向上心を失わなければ、ほとんど無限に学び続けることができるでしょう。
【実践編】
1.アカウントを作る
意外と重要なのが、アカウント名です。基本的には本名を使い、RTされることを考えると可能な限り短い方が良いと思います。
テクニックとしては、アカウント名で自分をアピールするという手段もあります。例えば社会企業家でネットスクエアード代表の市川さんは@SocialCompanyというアカウント名です。アカウント名は設定画面から変えることができるので、変える場合でも新しく作る必要はありません。
2.プロフィールを充実させる
160文字を可能な限り活用しましょう。これはマニフェストですから、第三者が「この人はどういう信念で活動しているのか」を分かるようにしましょう。自分の「テーマ」を掲げるつもりで書くと良いかと思います(僕は「日本にソーシャルメディアの風を!」です)。
アイコンはできれば自分の写真が良いと思います。アイコンで誰のツイートかを判断している人も多いので、あまり変えるのも良くないと思います。
3.個人的なことはあまりつぶやかない
プロが8割、パーソナルが2割程度の目安が良いと思います(プロが10割でも良いと思います)。友人との連絡など、どうしてもパーソナルな使い方がしたければ、別のアカウントを運用するのが良いでしょう。セルフブランディングにおいては「価値」を提供することが重要です。「風呂なう」「コーヒーなう」は、多くの場合価値がありません。
4.モニタリングして、フォローする。
ツイッター検索でキーワードをモニタリングして、興味深いツイートをしている人をフォローしましょう。フォローされたことは本人に通知が行くので、そこからつながりが生まれるかも知れません(実際、フォローがきっかけで知る/知ってもらうことは多いです)。ですが、過度なフォロー返しの期待は精神的に疲れるので止めましょう。貴重な言葉を購読する、というつもりで取組むと良いでしょう。
5.興味深い発言をRTする。@でやり取りをする。
関係を構築していくためには、積極的なRT、@を使ったやり取りは重要です。モニタリングの中で興味深い言葉や議論があったら、積極的にRTすると良いでしょう。その際、ただRTするだけではなく、一言でも自分の考えを付加すると良いでしょう。他人の生み出した価値をただ引用するだけでは、あまり価値はありません(一定の価値はもちろんありますが)。
同様に、@で意見を交換することも有用でしょう。ただし、ツイッターは議論には向いていないので、深い話をすることは難しいです(発言主がそれを望んでない場合もあります)。質問や異議を飛ばす際などは、考慮する必要があるでしょう。
6.ブログ・ニュースなどを購読し、自分の意見を発信する
RSSリーダーなどでブログやニュースを購読紙、感じたことを積極的につぶやいて行きましょう。これを日々のルーチンにすることをお勧めします。140字で収まらないのなら、それは自身のブログに書きましょう。
7.ブログとの連携
ブログを書いているのなら、積極的にツイッターと連動させましょう。ブログの更新をアナウンスする、ツイッター上の誰かのツイートをブログで紹介・考察する、などの取組みが良いと思います。
8.主要な専門領域以外の側面を
得意とする専門分野の範囲内で、可能な限り幅広くターゲットを設定するとなお良いでしょう。(僕の場合だと、「ソーシャルメディア」だけでなく、「社会貢献」というアプローチも取っています。)
もちろん+αで掲げるテーマは、自身の興味に即している必要があります。そうでないと、発信する情報の質も落ちてしまうと思います。
というような内容。実体験から考え出した内容ですので、あんまり普遍的ではないかも知れません。特に「8.主要な専門領域以外の側面を」は人によってはやらない方がいい場合もありそうです。絶対的のマニュアルであるつもりは毛頭無いので、ほんのご参考までに、という感じでどうぞ。