「面接で、人間性を見たいからツイッターアカウントを見せてくれ、と言われた」という旨のつぶやきを発見。
ツイッターで人間性が見れるのかどうかはともかくとして、ソーシャルメディアでの活動を見られることで、学生はある程度嘘を付けなくなりそう。少なくとも「半年間アフリカで難民支援してました」なんてことは、仮にその期間ブログをやっていて、かつ難民支援についての言及が無かったとしたら明らかに怪しいわけです。ひょっとしたら就活用ツイッター、就活用ブログなんてものを作る学生すら出てくるかもしれません。
僕自身もそうでしたが、正直なところ、多くの学生は就活で大なり小なりの嘘を付いているのではないでしょうか。「嘘」と言わずとも「プロジェクトのメンバーとして協力しました」を「プロジェクトをサブリーダーとして引っ張りました」と言い換える程度なら日常茶飯事でしょう(体感としてですが)。
学生たちはやりづらくなるでしょうね。嘘は付いていなくとも、誰しも見られたくないものはあるはずですし。一方で、見られることはアピールチャンスではあるのですが、その機会を利用できる学生はわずかでしょう。また、本当に評価すべきことをしていても、ツイッターをやっていない・ブログなんて書いていない学生は山ほどいるわけですし。
学生たちは嘘が付けなくなる一方、企業側は依然として嘘を付ける環境にあることも、問題だと感じます。企業側の透明性も高めていかないとフェアではありません。
ソーシャルメディアを用いた施策となると、例えば社員にブログ執筆・ツイッター参加を推奨し、学生たちに人事フィルターを通っていない「生の声」を届けていく、現役社員と相談するための就活コミュニティを設けるなんて施策が考えられるでしょうか。もちろん透明性を高めるにはソーシャルメディア以外の手段も用いられるべきですし、むしろソーシャルメディアのみでは不十分、不完全だと思います。ソーシャルメディアを用いるとなると、それはそれで問題も出てきそうです(ギークばっかり集まるとか)。ここら辺は難しいです。
採用における企業側の透明性を高めていくことは、結局は企業に利益をもたらす、と考えます。情報が十分に利用可能であれば、学生側がしっかりと精査した上で、納得して入社試験を受けることができるのですから。今の就活は「大量に集めて、大量に落とす」という、非効率的な方法で行われてます。情報開示を進めることで志願者は減るかも知れませんが、それはやはり利益になるでしょう。騙されて入社した社員が長続きするわけはありません。また、上手く騙して会社に入った社員もやっぱり長続きしないでしょう。
ソーシャルメディアを用いれば「嘘の付き合い」「大量に集めて、大量に落とす」という就活は変えることができるかも知れません。何とか良い方向に進んで欲しいものです。