要約&意訳記事です。元記事は「Six Social Media Trends for 2010」。原文の英語がところどころ汲み取れなかったので色々意訳してます。とエクスキューズをした上で、アメリカの最先端のインサイトを知る手がかりとしてお役に立てれば幸いです。
1.ソーシャルメディアは排他性を帯びていく(ソーシャルじゃなくなる)
グループやリスト機能で、ニッチなネットワークがさらに一般的になり、ソーシャルメディアは排他性を帯びていくだろう。
ノイズが増えるにしたがって、例えばツイッターで必要以上に情報発信を行うようなユーザーをブロックする、といったことは一般的になるだろう。
これをソーシャルではなくなる、と言うのは厳密には正しくないかもしれない。しかし、ソーシャルメディアの発達で私たちが、次第にソーシャルネットワーク外のもの(リアルな友人関係・ローカルな情報など)に価値を見出してく…という流れが起きているように思える。2.企業は計測を行うようになり、より効率性を増していく
ソーシャルメディア利用をしている企業は多いが、各社まだその効果測定の手法は決定的なものを見つけられていない。BestBuyのTwelpforceの取組みは貴重な例で、自前のシステムで従業員がどのようにツイッター上で顧客と受け答えしているかを正確に管理している。2010年にはさらに計測手法が確立され、よりコスト効率を意識した取組みがなされるだろう。3.ソーシャルビジネスは「リアルなゲーム(原文:serious play=シリアスな演劇)」となっていく
比較的新しいサービス、例えばFoursquare(位置情報を活かしたソーシャル・ゲーム。「ケータイ国取り合戦」が似てる?)のようなサービスは「ローカル」と「モバイル」をキーワードに成功を収めようとしている。
こうしたゲームの中で、参加者はインセンティブ(Foursquareでは特定の場所を訪れるとポイントが貰え「市長」になることができる)を与えられ、ゲームを楽しんでいる。
Foursquareはあくまでゲームだが、2010年にはこうしたインセンティブ型のモデルが、ビジネスにも応用されると考えられる。つまり、目の前にニンジンをぶら下げて、フレンドリーな競争を喚起させるようなビジネスモデルがさらに広がるだろう。4.あなたの会社はソーシャルメディアポリシーを持つだろう(そしてそれは強制されるだろう)
もしまだあなたの会社にソーシャルメディアの利用に関する規定が無いのなら、来年にもそれは施行されるはずだ。会社はソーシャルメディアについての考えを明確にし、あなたがどういう風に行動するべきかについての指針を提供するだろう。5.モバイルはソーシャルメディアのライフラインになる
約70%の企業が職場PCからのソーシャルメディアのアクセスを禁止している。一方でiPhoneのようなスマートフォンは爆発的に普及している。それゆえ、多くの従業員は自らのモバイル端末を用いてソーシャルメディアを楽しむようになるだろう。タバコ休憩が「ソーシャルメディア休憩」になるかもしれない。そうなれば当然、様々なサービスもモバイルに対応することだろう。6.Eメールの衰退―「情報の共有」はもはやメールで行われなくなる
今現在も、多くのWEBサイトが「Twitterで共有」「Facebookで共有」の選択肢を用意している。来年にはこれが情報共有においては最もメジャーな方法となるだろう。従来のように、メーリングリストなどを使って情報共有を行うことは、一般的ではなくなるだろう。
元記事のコメント欄にも様々な予測がポストされてます。
どれも興味深い!時間があれば別記事でピックアップします。どれもワクワクするような書き込みばかり…!
*追記:いくつかピックアップしてみました「「2010年、ソーシャルメディアの6つのトレンド」の元記事コメント欄より」
「ソーシャルメディア休憩になる」なんてあたりは大変面白いですが、個人的に注目するのは、やはり「4」のソーシャルメディアガイドラインの関する項目(ガイドラインについては前に書いた記事「ソーシャルメディアガイドラインのススメ」を参照頂ければ)。アメリカでは既に約半数の企業が何らかのガイドラインを策定していると言いますが、それがほぼ全ての企業に広がると。こうなればコンサルティング等のビジネスチャンスも生まれますし、またより健全なソーシャルメディアの発達にも繋がるでしょうね。
(しかし、ガイドライン策定コンサルってビジネスとして考えると結構美味しくないですか?ソーシャルメディアは日々進化するため、随時変えていく必要があります。ちょっとしたメンテナンスビジネスにもなり得ます。)
確かにガイドライン策定の動きは進んでいるようで、数ヶ月前に調査した時よりも大分検索結果が変わっています。SAPとかは無かったなぁ。
む、そして素晴らしいリストまで作られています。ソーシャルメディアガイドラインを導入している企業と、ガイドラインの内容を一覧で見ることができます。これはまた別記事で分析したいところ。
うーん、しかし、なんとかしてこのシリコンバレーとの時差を埋めたいですね。日本にはもっともっと啓蒙が必要です。