Archive for November, 2009

2010年ソーシャルメディアトレンド、16Topics

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Nov 30 2009

特にビジネス利用の視点から、2010年のソーシャルメディア動向を16トピックスで。簡単な要約なので気になった方は原文をどうぞ。

12/1追記:僕のトレンド予想も書きましたので宜しければご一緒にご覧くださいませ。

16 Social Media Trends for 2010 from Agent Wildfire

1.ノイズの増加とフィルタリング。
スパムの増加、コンテンツ収集エンジンの進歩によって、私たちが情報を受信する頻度・量は増加する。自分にとって有益な情報とそうでない情報を分けることが難しくなるだろう。より正確なSEOやSMO、ツイッターリストのようなリスティングサービス、プライベートなお喋り空間が2010年にはよりポピュラーになるだろう。

2.ブランドコミュニティの構築
強力なブランドを持っている企業は、既に自社のコミュニティに顧客やパートナー企業を囲い込むことに成功しているが、この動きはさらに広がるだろう。

3.「ローカル」と「草の根」
位置情報を使ったサービスはさらに一般的になるだろう。Facebookの友人関係の半分はローカルなものだという。人はソーシャルメディアの世界では、ローカルを好むようだ。

4.収益化
Huluは収益化に成功した、YouTubeはきっと次に続くだろう。ツイッターも2010年には有料オプションの提供を行うという。

5.エージェンシーに求められる抜本的な改革
ソーシャルメディアマーケティングの台頭で、従来の手法が通じなくなっている。エージェンシーたちは競争力を維持するために、業界構造を変化させるだろう。

6.従業員のソーシャルメディアへの参加
まだまだ大企業は頭が固いが、Zappos、DELL、Twelpforceなど、従業員がソーシャルメディアマーケティングの一環として、積極的にソーシャルメディアに参加する企業も増えている。この動きはさらに広がるだろう。

7.ブランディヴィジュアル(Brand-invidisuals)
個人のブランド力が、企業のブランド力に繋がる。透明性とオープンな関係はソーシャルメディア時代の新たなマントラとなるだろう。私たちは企業がどこにターゲットをおいているか、なんてことよりも、誰がコミュニケーションに携わっているかを知りたいのだ。2010年には、企業と従業員がさらに緊密に連動するだろう。Scott MontyがFordで行っているように

8.コンテンツ・ネットワークの構築
様々なソーシャルメディアが連関的に繋がっている、という形が一般的なインターネットの近い将来の姿となるだろう。ということは、企業はFacebookのようなサイトをヘッドクォーターとして、その他のマイクロサイトを連関的に設置する必要がある。2013年には70%がソーシャルメディアの性質(消費者がコンテンツを作る)を持つという。あなたのコンテンツは偏在する必要があるだろう。

9.コミュニティマネージャ/エヴァンジェリストの存在
コミュニティの維持と発達には下図で示したように(詳細記事へ)、個人がコミュニティで果たす役割が重要である。コミュニティを運営する企業はその重要性を認識し、各々の役割を満たすよう人的リソースを割くだろう。
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10.双方向的なリアルタイムコミュニケーション
リアルタイムな共同作業を実現するGoogle Waveは力強い。旧来的でユーザー・アンフレンドリーなWebExやBaseCampといったサービスは駆逐され、あれこれとメールボックスから古いメールを探し出したりする必要もなくなるだろう。

11.企業同士のコラボレーション
顧客満足を高める、顧客体験を最大化する、ということがあなたのビジネスの目的なら、NikeとAppleが行ったようなコラボレーションは有効だろう。

12.モバイル・ソーシャルメディア
ハードウェアはさらに高性能に、小型化し、あらゆる場所でソーシャルメディアを利用できるようになるだろう。

13.クラウド手法の適用
DELLのアイデアストーム(顧客が新商品への提言を行うスペース)のような手法はさらに一般的になるだろう。既に広告、スタートアップ、T-シャツ、娯楽、採掘(!)といった分野にまでクラウド的な手法は広がっている(元記事には各業界例へのリンクあり)。具体的にはこの動きは、銀行、不動産、保険といった業界にまで波及するだろう。

14.クチコミマーケティング
クチコミは依然として、消費者にとって最も重要な情報源であり、その重要度は日々高まっている。信用のできる友人からのクチコミは、購買を決める決定的な要素となるだろう。

15.データの可視化とマス・マーケティング
大量の情報を一目で理解するために、このブログで紹介されているような、様々なデータの可視化手法が実現するだろう。(マス・マーケティングについては未訳)

16.ビデオ・ソーシャルメディア
はじめに言葉ありき―次は写真、次はビデオだ。ビデオを撮るためのハードウェア、撮ったビデオを編集するためのソフトウェアはさらに発達し、ビデオコンテンツはごく一般的なものとなるだろう。2013年にはインターネットトラフィックの90%はビデオ関連になる、という予測もある。

「ブランディヴィジュアル」という概念は興味深い。言葉の初出はこちらの記事だそうです(英文)
なるほど確かに体感レベルでも、フォードのスコットさんをはじめ、Comcastのフランクさんなど強力な「顔」を持っているブランドは、そうでないブランドよりも親しさを感じます「顔を出す」のは想像以上に有効な施策なのかもしれません。匿名文化が支配的な日本では難しいとは思いますが、日本でも2012年ぐらいには、ソーシャルメディア上では担当者の顔を出すのが当たり前になるのかも。

また、クチコミマーケティングのクチコミの質の変化も見逃せません。つまり、来年以降さらにソーシャルメディアが一般的になり、多くの人がレビューや格付けを行うようになると、Googleがソーシャル検索でやっているように「信頼できる友人のクチコミ」が利用可能になるのです。これは従来の「クチコミ」とはまた違う意味を持つように感じます。ノイズ同然のクチコミの中で輝く、権威付けられたクチコミとなり得ます。このクチコミをどう生成して、どう利用できるかが、来年以降のソーシャルメディアマーケティングで重要なポイントとなりそう。

ソーシャルメディアは最良の「セルフブランディング」メディア

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Nov 27 2009

*漫然としたエッセイ調の自分語り&説教ポストです。たまに吐き出したくなるのです。

ここ2週間で僕の人生は少しだけ変わりました

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上のグラフはこのサイトのアクセス分析結果です。ご覧の通りものすごい山があります。これは以下の2つの記事が数多くRTされ様々なサイトで紹介された結果です。
「ケツの穴の小ささ」が企業のソーシャルメディア利用を失敗に導く
(要約記事)2010年、ソーシャルメディアの6つのトレンド

この2つの記事を書く以前は、サイトへのアクセスは一日0~10アクセスでしたが、現在では毎日100人以上の方々に訪れていただけています。ツイッターのフォロワーも2週間で300人以上増えました(現在420名)。

また、クマムラゴウスケさん、イケダノリユキさんを始めとする著名なソーシャルメディアマーケティングの専門家とも知り合うことができ、さらに主催する研究会では、多くの素晴らしい方々の参加を得ることができました。ちょっとしたアメリカンドリームならぬ、ツイッタードリームです。

中学生の時分から10年以上ネットを使って情報発信をしてきて、曲がりなりにもネットランナーで連載を書くに至った、という経歴を持っておりますが、こんなにも短期間にWEB上の活動が一定の成果に結実することに、改めて驚きを隠せません。

特にツイッターは圧倒的です。このツールなくしては、ここまで成果を出すことは不可能だったでしょう。このスピード感と影響力は、従来のメディアにはない力を持っています。ユーザー数の伸びしろはまだあるというから、なお末恐ろしい。

思うに、5年ほど前までは、WEB上の活動というものは所詮バーチャルであり「娯楽」の粋を出ないものだったように感じます。しかし今は、ソーシャルメディアでの活動が現実に直結しつつある。

ソーシャルメディアの力を「てこ」にすれば、あなたの現実生活は大きく向上するかもしれない。ソーシャルメディアを効果的に用いれば、あなたの生活はブーストアップされるのです。

もっとも、ただ漫然とソーシャルメディアを利用しているだけでは、ノイズ以上の価値は出ません。もしあなたが何らかの分野でプロフェッショナルを目指しているのなら、ソーシャルメディア上で確固たる意見を表明すると良いでしょう(これは昨日のセミナー@kjerが仰っていたことです)。またその意見は、他人が潜在的に持っている意見を代弁するようなものが望ましいと思います。その方がより「つながる」はずですから。

ノイズは日々増えていきます。ソーシャルメディアであなたをプロモーションするためには、観客にあなたの発信する情報の「純度の高さ」をアピールする必要があります。ソーシャルメディアを利用してプロフェッショナルになるためには、あなたが一見して分かりやすい存在である必要があります。

具体的には、ブログで情報発信をする。同時にツイッターも用いて、あなたの専門分野について語る。積極的に他人の記事を紹介する、先行する専門家の言葉をRTする。ブログの内容、ツイッターの自己紹介欄とタイムラインを一目見れば「この人は専門家だ」と思えるようにする。継続的に活動を続けていけば、従来では考えられないくらいの短期間に「プロフェッショナル」としての地位を築けるはずです。

ツイッターをはじめとするソーシャルメディアは様々な利用方法が考えられますが、一つにはこうした「セルフブランディング」の側面がある思います。僕は今年入社したての若造です。そんなチンチクリンがいっぱしのプロフェッショナルぶれるのは、ソーシャルメディアの力なしでは考えられないことです。

この強力なメディアをどう使うかはあなた次第です。ソーシャルメディアはあらゆる利用方法が考えられます。僕個人としては、引き続き「セルフブランディング」メディアとして用いて、当面の目標である「日本にソーシャルメディアの風を吹き込むこと」を強い信念の下、成し遂げたいと思います。

…偉そうなポストですみません。

「NPO(FORGE)のソーシャルメディア活用」のセミナーが素晴らしかった

NPOのソーシャルメディア活用 | Posted by IHayato
Nov 27 2009

非常に興味深いセミナーに参加…するも取ったメモを置いてくるという致命的なミスを犯す。ハッシュタグのタイムラインを見て思い返せる内にセミナーでの学びをメモ。僕の解釈を経ているので生の情報とは相違点があることをご承知おきください。
重要な指摘ばかりです。全てボールドかけたいくらい。

講演者、シェアステン・エリクソンについて

1983年生まれ。17歳でスタンフォードに入学、アフリカ旅行で現地の暮らしに衝撃を受ける。開発学を学び、20歳でFORGEを起業
ツイッターのオフィシャルユーザー(@kjer)に選定される。現在フォロワー数17万6千。ソーシャルメディア利用についてのアワードも獲得。ソーシャルメディア利用については権威とも言える存在。

自身について話す2倍の時間を、相手について話すことに費やすべきだ。自分をアピールしているだけではだめだ。ソーシャルメディアでは、他者をリスペクトすることで、それらが自分へ返ってくる。他人をプロモートすることも仕事の一環だ。

探求者であれ。専門家になるな。質問に答えるだけでなく、自らも質問を発することが重要。答えを持っているだけでは意味が無い。自身の困難を明らかにすることで、人々とのつながりができ、信頼感を得ることができる。

強みだけでなく、弱みをオープンにすることが大切だ。FORGEはリーマンショックで運営の危機だったが、私たちはブログで誠実に厳しい状況を伝えた。運営に対する批判もあったが、多くの人が興味を持ってくれて、結果的に組織は救われた。ソーシャルメディアを通して、私たちの「ドラマ」に人々を参加させたのだ。危機を隠していたら助からなかっただろう。

製品よりも価値観を伝えるべきだ。製品の強さは誰もがアピールしている。今の時代、消費者は非常にシニカルで、企業がいくら製品の強みをアピールしても効果は薄い。あなたの企業が製品や事業を通して、どういう価値を提供するか、どういう価値観を持っているかを伝え、共感させることが真に効果的だ。

・たとえ敵を作ろうとも、自身の意見を明確にすること。昔は「ことなかれ主義」がまかり通っていたが、今は通用しない。確固たる意見を持たないと、誰もあなたのことを注目してくれない

・ツイッターは全く新しい形のコミュニケーションを実現した。他のメディアにはない強力さを持つ。「個人性」をどう扱っていくかが重要だ。

・あなたがプロフェッショナルになろうとしているのなら、個人的なツイートは10~20%程度に抑えるべきだ。それ以外はあなたの「意見」を伝えるツイートが良い。「意見」のない見ず知らずのユーザーを、見ず知らずの人がフォローする理由はないのだから。

・一方で「個人性」を伝えるツイートも、あなたという人間を知らしめるツールとして有効に使うべきだ。

ReTweetを用いて他人の記事を紹介することで、あなたの意見や価値観を伝えることができる同時にそれはブロガーとの関係構築にも繋がる

・現実にはかなり軽視されているが、リーディングブロガーとの関係作りはブランド構築にとって重要だ。

リーディングブロガーとのコネの作り方。①有力ブロガーのリストを作り、アセスメントする。②継続的にモニタリングし、コメントを残したり、RTする。ブロガーはエゴを持っている。彼らのエゴを利用し、自分たちを売り込む

・Facebookは世界中で3億人のユーザーが使っている、と言う点で注力する価値がある。

ブログは「ファン」を「スーパーファン」に変えることができるメディア

・あらゆる組織のWEBサイトは、現状パンフレットのような静的な作りだが、リアルタイムに双方向コミュニケーションが取れるようになるべきだ。

・組織がソーシャルメディアに取り組む際の人的リソースについては「小さく始める」と良い。数名のスタッフが一日の業務時間の10%程度をブログやツイッター、Facebookに書き込む。その程度でも効果は出る。活動の規模が大きくなってきたら、外部のエージェンシーや、専属のスタッフを雇うと良い。また人材については、大学を出たての若者の方が優秀だったりする。安く済むので良い。

・ソーシャルメディアでは、人は納得ではなく共感を欲する。同じ目線で語る。

・企業がソーシャルメディアを対外的に使う場合は、代表する顔を1~3人立てると良い。誠実な個人の顔を見せることが重要だ。

多くの霊感を得ることができたセミナーでした。シェアステンはNPOの運営者ですが、ソーシャルメディアについての本質的な部分は大いにビジネス利用に通じるものがありました。「意見を持つ」「製品より価値を」「強みだけでなく弱みも公開する」なんて指摘は素晴らしい。ソーシャルメディアのプロフェッショナルとして成功した人間が語る、貴重な真実です。

特に、ブロガーリレーション構築の重要性は、まだ海外でも十分に考えられていないのではないでしょうか。「RTを通してブロガーのエゴを満たし、私たちに興味を持ってもらい、関係を構築する」なんて手法は、企業がツイッターを使う上でも重要な戦略となりそう。他人をプロモートするのも仕事の一環、とは言いえて妙です。

また、シェアステンは「意見」「価値観」の重要さも繰り返し強調していました。なるほど、ソーシャルメディアの発達であらゆる人々が情報を発信する時代では、相対的に自分の発信する情報の価値が低下することでしょう。雑多なノイズに決して埋もれることのない、強い意見や価値観を、ソーシャルメディアを用いてインタラクティブに発信していくべきなのです。シンプルながらも力強い真実です。

昨晩の様子はハッシュタグで見ることができます。素晴らしいセミナーを開催してくれたネットスクエアードに感謝。毎月セミナーをやっているようですので、興味がある方は是非。

ソーシャル検索はSEOを変える

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Nov 26 2009

SEO(検索エンジン最適化)は、今や企業のWEB戦略の要の一つともなっていますが、ソーシャルメディアの台頭で従来のSEOは通用しなくなってくるのではないか、という危惧を感じてます。

つまり、従来のSEOは、検索エンジンに拾われやすいサイト構造や、被リンクを稼ぐ仕組みに焦点がありましたが、ソーシャルメディア時代にはそれらの観点に加えて、SOSV(Share of Social Voice *中段あたり参照)も重要になってくる、と指摘できると思うのです。

以下、そんな話題について参考になりそうな記事を要約。

Will Customer Opinion Overtake Search?

・商品を検索すると、レビュー付きのサイトが検索結果の上位にヒットすることは今や一般的だ。

・しかしそれは言い換えれば、良質なページがあってもレビューサイトの方が上に表示されてしまう、ということでもある。

・レビューサイトは人気だが、多くのレビューは見ず知らずの他人によるものだ。

・Googleソーシャル検索は、ソーシャルメディアの利用状況を分析して、友人のレビューを表示してくれる(画像)。
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・そして友人からのレビューは、SEOを入念に施した自社ページよりも、上位に表示されることだろう。

・ソーシャル検索が標準的な機能になる時、SEOは変わる。顧客のレビューを常にモニタリングをし、活気付かせ、リアルタイムで顧客の会話に参加する、といった行いこそが最良のSEOとなるだろう

最後の指摘は、まさにソーシャルメディアマーケティングそのものです。SEOはソーシャルメディアマーケティングに統合される、と言えそう。
依然としてソーシャルメディア対策の必要性を感じていない企業は多いですが、特に中小のB2C企業においてはSEOは売上げに直結する重要課題です。「SEOの観点からソーシャルメディア対策が必要だ」との認識が高まれば、日本企業も積極的にソーシャルメディアを利用するようになるのではないか、と期待します。

ベストバイの「Twelpforce」、カスタマーサービスとしてのツイッター。

企業のソーシャルメディア利用 | Posted by IHayato
Nov 26 2009

ソーシャルメディアを活用している小売業者として、Zapposとともに名を挙げられるベストバイの取組みを紹介した記事。ベストバイは家電を販売している企業で、ヨドバシカメラとかヤマダ電気みたいなイメージです。今回紹介する記事、非常に良いメッセージがたくさんです。簡単に要約。

What Best Buy Learned About Service as Marketing and Empowering Employees

@Twelpforce
フォロワー数:約15000人

ツイッターを通じてカスタマーサポートを行うアカウント

・2009年6月スタート

社員なら誰でもTwelpforceを通じて顧客対応ができる

・ベストバイはカスタマーサポートはブランド構築の手段だと認識している。

・ソーシャルメディアは販促ツールではなく、ソリューションを提供するツールである。

・マス広告(Paid Media)とソーシャルメディア(Earned Media)の巧みな連携が背後にある。

・「私たちはツイッターを通じて、消費者に対して私たちが持つ情報をリアルタイムでお伝えすることができます。消費者がまさに決断を下そうとしている時、まさに製品を使っている時、まさに私たちのサポートを求めている時、そうした瞬間にソリューションを提供することができるのです」

・現在、CEOを含む2200人の従業員がTwelpforceに参加している。

熱心な従業員をブランディングに利用

・ソーシャルメディア戦略上の“失敗”は競合に対する優位性だと考えられる。競合に先んじるためには、「失敗実験」を許容できる体制を整えることが重要。多くの企業は失敗を恐れ、ソーシャルメディアへの参入が遅れる。

・ベストバイの広告は「サービス」をアピールしたものに変化していくだろう。

ツイッターがカスタマーサービスを変える!」なんて本が書けてしまいそうなくらい、これは重要なテーマだと感じます。ツイッター登場以前では、どうやっても不可能だったようなことが、容易に実現できてしまうのですから。

熱心な従業員が自発的にカスタマーサポートを行う、なんてあたりは痺れます。tweetstatsで分析すれば24時間年中無休でツイートされていることが良く分かります。従来のカスタマーサポート「部隊」というくくりでは簡単には実現できなかったことでしょう。

特にB2B企業は、カスタマーサポートにこそツイッターを使うべきです。実際にB2Bの半導体メーカー、テキサス・インスツルメンツはそのようにツイッターを利用しています。(B2B企業のツイッター利用については以前書いた記事をご参照ください。「B2B企業がツイッターを使うメリットは低い、がカスタマーサポート目的ならグッド」)

「新しい窓口を開くのはいい。でも、そこから対応できない量の問い合わせが来たらどうする?」なんて問いは愚問です。ツイッターのインパクトはそこまで大きくはないですし、潜在的な問い合わせを吸収できることを、むしろ喜ぶべきでしょう。実際に、テキサス・インスツルメンツのアカウントを見るに、危惧すべきほどの量の問い合わせが来ることもなさそうです。

「小さく始める」ことは、ソーシャルメディアマーケティングにおける重要なステップです。ツイッターの利用(特にB2B企業の)というと、イベント情報やリリースの配信がメインになりがちですが、残念ながらその効果はたかが知れています。
いっそのことリリースなど配信せずに、「カスタマーサポート窓口の一つです」と明言してアカウントを開設し、問い合わせが来たら対応する、検索を用いて困ってる顧客を発見し自らアプローチする、という利用の仕方の方が良いのではないかと思います。
関係部署の理解を得て、効果が望めることが明らかになったら、そのツイッターアカウントを公式サイトや電話サポートなどでPRするのが良いでしょう。

ツイッターをはじめとするソーシャルメディアによって、カスタマーサポートは大きく変貌しつつあります。ベストバイの事例は、後に続く者たちへの貴重な資産となるでしょう。

ソーシャルメディアで社会貢献。TweetsGiving2009

NPOのソーシャルメディア活用 | Posted by IHayato
Nov 25 2009

こんなことやってるんですね。ThanksGivingを文字って、TweetsGiving。簡単に紹介。

TweetsGivingは「感謝」の力を通して世界を変えようとするグローバルな祭典です。
参加の手順はごく簡単。以下のステップに従って、あなたの気持ちを届けてください。

1.感謝の気持ちをを共有する
感謝したいものなら何でもOK。ツイッター、YouTube、ブログなどのメディアにハッシュタグ、または公式サイトへのリンクを付けて共有してください!

2.与える
「感謝」の名の下に、寄付をしてください。

3.愛を広める
最も重要なのは、1のステップを可能な限り感謝祭が終わるまで繰り返すことです。@TweetGivingをフォローし、RTしてあなたのタイムラインを世界中の感謝でいっぱいにしましょう。

タイムラインをRTで満たすにするのはどうかな、という気もしますが…笑
目標は10万ドル、現在(11/25)の時点では$13,000が集まっています。

寄付はタンザニアの学校建設などに使われています。面白いのは、(恐らく授業の一環として)生徒たちがツイッターを使っていること。Tumblrも使ってます。勿論僕らは彼らのアカウントを見ることができ、コミュニケーションを取ることができます(画面下の顔写真をクリック)。

現在は立場上、ビジネス視点でソーシャルメディアの活用方法を模索するのが主ですが、NPOのソーシャルメディア活用というのも非常に面白いテーマだと感じています。やはり「ソーシャル」メディアですから、非営利の社会的な活動とは相性が抜群で、面白いことが山ほどできそうです。

そんな折、明日はNPOのソーシャルメディア活用についてのセミナーに参加してきます。レポートもアップ予定です。

NetTuesday Tokyo vol. 5 (ネットスクエアード東京 2009年11月イベント)
『米国注目の社会起業家・難民支援NPO「FORGE」における、インターネット&ソーシャルメディア活用の秘訣』

(要約記事)2009最新、中国のソーシャルメディア(SNS)利用統計

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Nov 20 2009

ソーシャルメディア担当を名乗りつつも、僕にとって中国は暗黒大陸です。クチコミすら拾えていないのが現状。事業戦略的には注力マーケットなんですがね…まずは知ることから始めよう、ということで中国のソーシャルメディア(特にSNS)利用に関する最新(2009/11/11)の統計データを以下簡単にご紹介。原文はもっと詳しいです。
あと中国語英訳→日本語訳というステップを辿っているためデータの信憑性はそこまで高くないかも、という点にご留意ください。

Latest statistics on online SNS usage in China

・中国のSNSユーザーは2009年末までに1億2400万人に。
・ほとんどのユーザーが2つ以上のSNSに登録している。平均は2.78サイト。
最もポピュラーなSNSは「QQ」でシェア50%。(下図はSNS別のシェア)
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・男性:女性の比率は52.9:47.1。
52.6%のユーザーが20~29歳。

友人との関係構築が主体。80%以上のユーザーは友人、同僚から誘われてSNSの利用を始めている。
・半分以上のユーザーが一日あたり約1時間程度SNSを利用する
・主な利用方法は、友人の写真やステータスアップデートの閲覧。

・42.4%は「暇つぶしのため」、27.4%は「ゲームをするため」にSNSを利用
70%以上のユーザーはSNS上の広告を嫌っている
・30%のユーザーは一度もSNSでの広告をクリックしたことがない。

うーん、Facebookとツイッターは禁止されてるようですし、中国本土を狙ったソーシャルメディアマーケティングはかなり難しいのではないかと感じてしまいます。でもリーバイスカルティエなんかは取り組んでいるようですし(リンク先はいずれも失敗例としての紹介ですが)、諦めるのは早計ですね。成功しているブランドの事例が欲しい。
ひとまずクチコミのモニタリングだけでもしたいですが、いまいち勝手が分からない…引き続き暗中模索します。

B2B企業がツイッターを使うメリットは低い、がカスタマーサポート目的ならグッド

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Nov 20 2009

企業のツイッター利用に調査しつつ、また試験的に企業アカウントを運用してみて、ようやく辿り着いた形のある結論。B2B企業がツイッターを使うメリットはあんまりないです。

端的にそのことを表しているデータがこれ。Online Adさんで紹介されていたものです。

「あなたが企業アカウントをフォローする一番の目的は?」という問いに対して、
消費者の43.5%が「セール情報」を目的とし、23.5%が「今使っている、持っているから」、22.7%が「コンテンツに関心があるから」としています。

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Source:Razorfish / FEED 2009 (pdf)

そしてこれらの目的は、概ね、B2B企業には当てはめることができません。セールもできない、使ってる(ことを認知している)人も少ない、コンテンツに関心を持つ人も少ない。例えば産業ガスを生産している企業がツイッターをやったところで、見てくれる人はそうそういないわけです。

B2B企業で積極的にツイッターを使っている例としては、半導体業界だと株式会社ユビキタス(@UbiquitousCorp)さんなんかが挙げられます。

取組み自体は実に素晴らしいと思います。無料で利用できるツイッターで、少しでも露出を稼ぐことができれば、メリットこそあれデメリットは無いでしょう。特にツイッターのSEO効果は無視できないのではないでしょうか。同じB2B企業として、ユビキタスさんの先見の明と努力に尊敬の念を抱きます。

が、そんなユビキタスさんも、残念ながら多くのフォロワーを獲得しているとは言いがたい状況です。そしてうちの会社での試験運用も、概ね似たような状況です。

なぜ多くのフォロワーが獲得できないか、というクリティカルな問いに対しては、先ほどのグラフからも分かるように「そもそもニーズがないから」という、これまたクリティカルな答えが適しているでしょう。

繰り返して言えば、B2B企業が発する140文字のリリース情報やイベント情報は、そもそも需要が無いのです。マーケット全体からみたら大変ニッチなツイッターユーザーの、さらにニッチなところを狙っているのですから。

ではどうするか。

僕の現段階の持論は、「B2B企業はツイッターをカスタマーサービスに利用するなら、大いに意義がある」というものです。

ソーシャルメディアマーケティングの本質はユーザーとの「対話」です。
一方的な情報発信からは「対話」は生まれません。そこから得られる果実は、幾ばくかのSEO効果と、数少ないフォロワーへのメッセージ伝達くらいです。やらないよりマシですが、効果も同じく「やらないよりマシ」程度です。PR担当者の貴重なリソースを割くくらいでしたら、ツイッターには手を出さず業界紙の取材を獲得する努力をするべきです。

B2B企業はカスタマーサービスにこそ、ツイッターを利用する価値がある。その好例として、同じく半導体業界のB2B企業、テキサス・インスツルメンツ(TI)のツイッターアカウントをご紹介します。

@TXInstruments

パッと見てアットマーク付きのリプライが多いことが印象的。キーワードをモニタリングをして、TIについてツイートしたユーザーに感謝のメッセージを送っているようです。
また、困っている顧客に対してTIからアプローチすることもあるようです。個人的にはB2B企業のツイッター利用で得られる最大の果実が、こうしたやり取りだと思います・ツイッター以外では決して実現できないコミュニケーションです。
TIのカスタマーセンターに電話したけどつながらなかった、というつぶやきを発見したTIスタッフとそのユーザーのやり取り。

http://bettween.com/sthulin/TXInstruments

(sthulin)「まったく、TIのサービスで嫌な思いをしたよ。電話はろくに繋がらないし、繋がったと思ったら営業時間が終わってたよ」
(TI) 「こんにちはシーンさん、何についてお困りか、もう少し教えていただけますか?」
(sthulin)「大学の研究室で○○というTI製品を使いたいんですが、入手方法が分かりません」
(TI) 「その製品についてお調べいたしますね。分かり次第お伝えします!」
(TI) 「遅れてすみません、30日まで在庫が入らないようです。代替製品も品切れです、申し訳ありません。」
(sthulin)「そうですか、古いボードなもので…。もし状況が変わったら教えてください」
(TI) 「分かりました。もっと助けになれれば良かったのですが…有難うございました!」

対応を受けた顧客はサービスに満足するでしょうし、また、こうしたやり取りを目撃したフォロワーは、TIの人間味に触れ好感を抱くでしょう。

顧客が企業アカウントに求めているものはこうした「対話」です。TIがただ一方的に情報発信をするだけのアカウントだったなら、3600人以上のフォロワーを獲得することは無かったはずです。

少々語弊がありますが、B2B企業ほど顧客はツイッターで対話したがっている、ということも指摘できそうです。コーラが手に入らないことをコカコーラの公式アカウントに語りかける人はいなくても、仕事で使いたい製品が手に入るかどうかを公式アカウントに聞きに来る人は多いでしょう。

と言うわけで、B2B企業がツイッターを利用するべき最大の理由は、カスタマーサポートです。リリースやイベント情報の発信はあくまで付属的なもので、それがメインでは決して成功することはないでしょう。薄々分かっていたことですが、改めて断定します。

グランズウェルより金言を拝借。

B2B企業には「ビジネスパーソンも人間である」とアドバイスしたい。これは単純だが重要な事実だ。「企業のためのソーシャルネットワーク」はないし、「ブログにコメントする企業」など聞いたことが無い。企業は交流しない。交流するのは人間だ。

うちの会社のアカウントも、カスタマーサポート部隊の協力が得られるまでは、ひとまず試験利用に留めておこうと思います。人的リソースはありますから、幾ばくかのフォロワーのために、リリース・イベント情報の配信は続けていきますが、効果はそれほど期待していません。いずれはTIレベルのサポート体制を築き上げて行きたいところです。

(要約記事)ソーシャルメディアマーケティングの効果測定指標、100項目

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Nov 19 2009

ソーシャルメディアの費用対効果(ROI)測定に役立つであろうチートシート。KPIとして使えそうな効果測定指標が100個提案されています。ソーシャルメディアマーケティング戦略を考える上で役立ちそうです。
訳せたのは80%程度。理解できなかったり訳しにくかったりするのは原文ママです。ご参考として。

100 Ways To Measure Social Media

1.投稿記事数に応じたクチコミ発生量
2.インプレッション数に応じたクチコミ発生量
3.期間中のクチコミの変化
4.一日の中でのクチコミ
5.クチコミの季節性
6.競合他社のクチコミ
7.カテゴリーごとのクチコミ
8.各チャネル(フォーラム、SNS、ブログ、ツイッターなど)のクチコミ
9.購買ファネルの中にいる消費者のクチコミ
10.Asset popularity (e.g., if several videos are available to embed, which is used more)
11.マスメディアの言及状況
12.ファン数
13.フォロワー数
14.フレンド数
15.ファン、フォロワー、フレンド数の増加率
16.Rate of virality / pass-along
17.期間中のViralityの変化
18.二次波及効果(フォロワーのフォロワー、ファンのファン)
19.エンベッド・インストール数
20.ダウンロード数
21.アップロード数
22.User-initiated views (e.g., for videos)
23.閲覧数に対する「お気に入り」「エンベッド」率
24.お気に入り数
25.コメント数
26.レーティング
27.ソーシャルブックマーク数
28.購読者数
29.ページビュー
30.Effective CPM based on spend per impressions received
31.ソーシャルメディア経由で獲得した被リンクの増加によるサーチエンジンランクの変化
32.Change in search engine share of voice for all social sites promoting the brand.
33.検索数の変化
34.クチコミを含むリンク率
35.Links ranked by influence of publishers
36.動画・画像・音声を含んだクチコミの比率
37.Share of voice on social sites when running earned and paid media in same environment
38.Influence of consumers reached
39.Influence of publishers reached (e.g., blogs)
40.Influence of brands participating in social channels
41.ソーシャルメディアに参加しているターゲット層の人口分布
42.ソーシャルメディアを通して獲得した閲覧者の人口分布
43.ターゲット層のソーシャルメディアにおける活動傾向
44.参加している消費者の地域分布
45.投稿数に対する閲覧者の感情の変化
46.インプレッション数に対する閲覧者の感情の変化
47.ソーシャルメディアマーケティング期間中の閲覧者の感情の変化
48.参加ユーザーの使用言語
49.配布コンテンツに対する閲覧時間
50.ソーシャルメディアを通して訪れた閲覧者がサイトで費やした時間
51.コンテンツの発見方法(search, pass-along, discovery engines, etc)
52.クリック数
53.ソーシャルメディアから流入したトラフィック率
54.ビュースルー
55.インタラクション数
56.インタラクション/エンゲージメント率
57.接触者あたりのインタラクションの頻度
58.ビデオ閲覧率
59.投票率
60.Brand association
61.Purchase consideration
62.Number of user-generated submissions received
63.ヴァーチャル・ギフトの露出
64.与えられたヴァーチャル・ギフトの数
65.Relative popularity of content
66.付けられたタグ
67.タグの属性(好ましいものが付けられているか)
68.3rdパーティログインシステムからの登録(Facebook Connect, OAuth)
69.各チャネルからんの登録(WEB,Widget,SMSなど)
70.Contest entries
71.チャットルーム参加数
72.wiki貢献者数
73.ソーシャルメディアマーケティングのオフラインイベントに及ぼすインパクト
74.他のチャネルのマーケターが利用できるユーザー作成コンテンツ
75.Customers assisted
76.ソーシャルメディアによって節約できたカスタマーサポート費用
77.ソーシャルメディアを用いて顧客同士を結びつけることによって節約できた費用
78.Impact on first contact resolution (FCR) (hat tip to Forrester Research for that one)
79.顧客満足度
80.顧客から得られたフィードバック量
81.ソーシャルメディアから得られたフィードバックによって節約できたリサーチ費用
82.ソーシャルメディアから得られたフィードバックによる顧客からの提案
83.古いリサーチ手段を使わなかったことによって節約できた費用
84.オンライン売上げへの影響度
85.オフライン売上げへの影響度
86.Discount redemption rate
87.オフライン行動への影響(e.g., TV tune-in)
88.Leads generated
89.サンプル品
90.Visits to store locator pages
91.ユーザーのレーティングやレビューによるコンバージョン率の変化
92.顧客の想起率(リテンション率)
93.顧客生涯価値の変化
94.ソーシャルメディアを通した顧客想起率、獲得率
95.マーケットシェアの変化
96.広告から得られたソーシャルメディアへの影響
97.ソーシャルメディア上でアナウンスしたイベントへの反応
98.Attendance generated at in-person events
99.従業員のリーチ数
100.求人への応募数

どうやって測ればいいんだ、ってのも結構ありますが、いくつかは「なるほどこれが使えるか!」という気付きが得られました。今後も使っていくことになりそうなリストです。
振り返ってみると、これだけの項目に影響を及ぼすソーシャルメディアの威力を改めて実感しますね。

(米軍基地銃乱射事件)献血の協力を!―ツイッターでクライシス・マネジメント

Twitter | Posted by IHayato
Nov 19 2009

こんな話があったんですね。興味深い話題ですが日本に伝わってないように感じたのでポスト。

Can social media help in a crisis? Hospital shows how in Fort Hood shooting.

Texas hospital finds blood donors through Twitter

の2つの記事を改変・要約。

*米軍基地銃乱射について
2009年11月5日、米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で5日午後(日本時間6日未明)、銃の乱射事件が起き、米兵ら12人が死亡、31人が負傷した。

スコット・アンド・ホワイト病院のWEB担当者、アーロン・ハフリングは、あらゆる人々が必死にニュースサイトのリロードボタンを押し、凄惨な事件の情報を求めていた時――ツイッターをしていた。

彼は病院公式のアカウント(アメリカでは300以上の病院がツイッターアカウントを持っている)を通して、ハッシュタグ(#fthood)で情報発信をしていることや、病院の公式声明へのリンク、メディア対応が可能な電話番号への案内、乱射事件の被害者以外のERは受け付けていないことなどを発信し続けた。

こうした情報発信と同時に、彼はツイッター上の声を傾聴し、どのようにソーシャルメディアの力を活かせば良いかを考え――献血の協力を呼びかけた

その呼びかけは400回以上もRT(引用)され、ツイッターのみならず他のソーシャルメディアへと波及した。結果、1000以上の献血パックを、献血センターと移動献血車から集めることができたのである。

また彼はYouTubeでも情報発信をし、こうしたビデオは当時の状況を伝える手助けとなった。

危機的状況におけるソーシャルメディア。ソーシャルメディアはクライシス・マネジメントにも有効に役立てることができる、という貴重な事例です。日本で健全なソーシャルメディア文化を浸透させるための好例とすることができるでしょう。

しかしながら、アメリカでは300以上の病院がツイッターアカウントを持っている、という事実はすごいですね。ツイッターが決して一過性のブームではなく、社会における重要な情報網の一部として機能するポテンシャルを持っていることが良く分かります。

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