Archive for the ‘ソーシャルメディアマーケティング’ Category

(英文記事紹介)パーチェスファネルはもういらない

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Sep 08 2010



未熟者ゆえ、施策を企画するにあたって、AISASとかファネル理論とか考えるのが億劫です。もちろん考慮はしますが、がっつり即したものを考えるのは苦手です。


そんな中、示唆に富む画像を見つけることができました。先日@kazowatさんがツイートされていた中(ブログ記事へ)でも紹介されていた文献です。


The purchase funnel is no more(パーチェスファネルはもういらない)

・パーチェスファネル理論が不十分であることは、誰もが本能的にわかってはいたが、明確な回答は出せなかった。

・Forresterが発表した図は、複雑化したファネルを良く表しているが、実践的なモデルとしては不十分だ。



・マッキンゼーが発表した「The consumer decision journey」という考え方は参考になる(解説動画)。

・消費者はinitial consideration setを経て、active evaluation stageに至る。active evaluation stageでは、当初に比べて購買の対象となる製品は増加していく。

・active evaluation stageにおけるタッチポイントの数は、企業が提供するものよりも、消費者によるものの方が多くなる。そこに勝機がある。


言っていることは、ポジティブなクチコミを発生させて比較・検討プロセスで購買の意思決定をして貰いましょう、というところでしょうか。もちろん初めに認知してもらうことも考慮しつつ。合っているとしたら、図の通りごくシンプルで分かりやすいですね。


マッキンゼーの提唱する理論は「journey(旅)」という言葉のチョイスが直感的で素敵です。

年末にプロボノ中のNGO/PLASで、ファンドレイズを主眼にしたキャンペーンを展開しようと考えています。この場合も、ファネルというよりは「旅」という考えの方がすっきり組み立てられそう。実践実践。

この記事が何かの参考になれば嬉しいです。


(英文記事紹介)広告代理店とソーシャルメディアの未来

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Sep 08 2010


ツイッターで紹介したところ英語で読むのが大変という指摘があったので簡単に抄訳しました。詳しい内容はぜひ原文を。

The Future of Ad Agencies and Social Media


・多くの広告代理店はまだソーシャルメディアに上手く適応できていない。

・マスマーケットが最新技術に追いつくのを待っているのでは遅すぎる。既にモバイルとソーシャルアドは新しくはない。この時点で熱いのは、カジュアルゲームと位置情報アプリをどうブランド戦略に統合させるか、というテーマだ。

・「ソフトウェアが新しいメディアになる」とAKQAのCEO、Tom Bedecarréは語っている。AKQAの手がけた「Fiat Eco:Drive」はアプリケーションである(彼らの製作物はFBファンページで見れます)。あなたの会社のクリエイティブ・チームはテクノロジーに精通した人間や優れたウェブデザイナーへアクセスできるか?パートタイムやフリーランスではない、クリエイティブなエンジニアを何人かクリエイティブチームに雇うことも、考える必要があるだろう。

・エデルマン・デジタルのSenior Vice President、David Armanoは「共同購入」に注目している。Gapはグルーポンを使った施策で大成功を収めた。購買情報が”like”などとあわせて友人のストリームに流れた時、“あなたの友達は買いましたよ、あなたも買うべきじゃない?”という完璧なメッセージになるだろう。

・Stage TwoのJeremy Toemanは、オンラインマーケティングが広告としての「透明性」を失うことに危惧している。「妙に聞こえるかもしれないが、オンラインマーケティングはトラディショナルな手段よりも透明性が低いと私は考えている」。トラディショナルな広告は広告であることが良く分かるが、オンラインキャンペーンにおいては、SEOやスパム、ポップアップ、テキストリンク・アド、偽のバイラルビデオなどが使われる場合がある。商業目的で(非商用目的で作られたと思われる)特定のコンテンツをTwitterやソーシャルブックマークでプッシュすることすら見受けられる。Old Spiceのキャンペーンのように、広告であることを明らかにしてもその効果が減じることはない(YouTubeのおかげで売上は2倍に増加)。

・AKQAのCEO、Tom Bedecarréは位置情報に基づいた広告の効率性を指摘している。「より高精度なターゲッティングを実現し、スプレー放射式の無駄打ちを避けることができる」。クライアントとともに、現時点でどのように位置情報を活用できるか考えてみることが鍵だろう。スターバックスはFoursquareを用いたキャンペーンで既に良い成果を収めている。

・クリエイティブ・エージェンシー「JESS3」のJesse Thomasは、「ディスプレイ広告の進化」を指摘する。「広告を”Like”できるFacebookのアイデアは天才的だ。Googleのううわべっつらのテキスト広告の世界に、新しい風を吹き込んでくれた」。「Googleは最近広告の中にFacebook Checkout(ワンクリック購入)の機能を取り入れた。今後も複数のプラットフォームが連携し、より良い広告を作ることができるようになるだろう」。ディスプレイ広告は引き続き広告枠の一部であり続けるだろう。



こんな感じです、誤訳等ありましたらご指摘ください。


個人的には、以前現代ビジネスでも取り上げた、広告のターゲッティング精度が向上する点が興味深いです。

数人単位の高精度ターゲティングも可能なソーシャルウェブ広告

数年後には、私たちは位置情報、購買情報、生体情報にいたるまで、様々な情報をオンラインで可視化していることでしょう。既にFacebook広告ではステータスを未婚から既婚にした途端に、新婚生活についての広告が表示されるようになるとか。


また、表示デバイスも多様化・オンライン化していくでしょう。今後電子書籍が浸透すれば、雑誌広告・新聞広告もオンライン化されるはずです。

そうなった時、特に新聞広告の「無駄打ち」は劇的に減りそうですね(僕が読んでる日経に膝の軟骨成分の広告が表示されているのは無駄でしょう)。デジタルサイネージなんかもありますし、多くの広告はオンライン化していくのかも知れません。


広告は「レコメンデーション」としての機能が強くなると言えるのではないでしょうか。

「あなたの友達はこれを買ってますよ。あなたもLikeしてましたよね。いかがですか?」「最近家族旅行に行ってませんよね。あなた向けに特別パッケージを用意したので、いかがですか?」みたいな。

もちろん役割が違うので、これまでの店頭広告や交通広告が無くなることはないでしょう(比率は変わりそうですが)。


勉強不足ですが、思うところをついでに書いてしまいました。広告(広告代理店)とソーシャルメディアの未来、皆さんはどうお考えですか?ぜひツイッターやコメント欄にご意見をお願いします。


“Like”稼ぎの時代

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Sep 07 2010


そろそろLikeの争奪戦が展開されそうな予感。下のような記事を見るに、もうされてるといっても良いのかも。



Pay per post、Pay per tweetの次はPay per “Like”?

Googleに衝撃か。FacebookがLikeボタンに基づく新検索アルゴリズムをテスト中


面白いところでは、FordがLikeボタンを埋め込んだ広告なんかも出しています(画面真ん中あたり)。やはりファンは増えたそうです。

リンクを埋め込んで気付かせずにLikeを押させる手法なんかも登場しそうな感じですね。


海外の非営利組織のサイトでは、「この企業は私たちのスポンサーです。宜しければLikeしてください」なんてメッセージも見かけたことがあります。これは正しい意味での「Like」かも?


「Like」は人にも紐付けられる点が面白いです。@TaizoSonさんが「ソーシャルメディアの未来」の中で語っている「パーソンランク」の時代には、「被Like数」が主要なパラメータとなっていきそうです。

Likeの数は不完全ながらもソーシャルキャピタル(ウッフィーとも)の換算値にもなりえるでしょう。コミュニティに貢献すれば貢献するだけ、Likeは溜まり、ウッフィーも蓄積されます。


一方で「スパムLike」も課題になってくるでしょうね。相互フォローならぬ、相互Likeとか。まぁここら辺はFacebookの有能なエンジニアたちがちゃちゃっと解決しそうな気も。


すぐに、Likeは検索結果に反映されるようになるのでしょう。「住宅ローン」の検索結果を「Like」の数でソートできる、なんて未来は近そう。

LevisのFriends Storeでは既にLike数順にジーンズがソートされてます。技術的にはそう難しくなさそうです。


Facebookの浸透していない日本では、Likeはまだホットなトピックスではありません。

でも、遅かれ早かれ対策に駆られる必要が出てきそうです(仕事では海外の案件も多いので)。動向に注目。


@kazowat さんのカンファレンス報告より

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Sep 01 2010

IMC in a Social Media Age Conferenceに参加した@kazowatさんが興味深いツイートをしていたのでご紹介。


ツイッターのフォロワー数やフェースブックのファン数、動画のビューアー数には価値がないので、そういう数字だけに惑わされてはいけない。生活者とどう関わり、どういった行動の変化をもたらしたいかなど自社でメトリックスを定義してそれがどう変化したかを分析しないといけない。Mon Aug 30 11:25:27 via web


まずソーシャルメディアを考える際にパーチェスファネルは考えるなと。このトラディショナルな考えに縛られている間はソーシャルメディアを活用できないと。Tue Aug 31 12:07:09 via web


ではどんなモデルが参考になるのか?一つ目は、Forresterが提唱するSocial Journey Model。同じ図をググって見つけたのでこのサイト参照。一番上がファネル、2番目がそれです。http://bit.ly/b8DxHGTue Aug 31 12:13:16 via web


2日目終わりました。最初のアイスブレークトークが秀逸。有名な言葉らしいですがSocial media is like teen sex. 誰もがやりたがるが、やり方がわからないので、色々知りたがる。って、思わず「整いました」って声が聞こえました。Tue Aug 31 11:10:51 via web


勝手ながらtogetterにもまとめさせて頂きました。



印象的なのは「どちらもキーワードはJourney。生活者が商品を見つけるJourneyをブランドが描くことができるか。」という言葉。

先日ランチに、ARG(代替現実ゲーム)を研究している@__ryosukeさんとお会いして、物語が与える体験の力を知ることができました。

ストーリーを伝え、ストーリーに参加させる。拡大解釈かも知れませんが、パーチェスファネルとにらめっこするよりも、場合によっては良い解決策が生まれそうです。


しかし、こういう内容のツイートが手に入るのは本当にツイッターの良いところです。@kazowatさんに感謝です。じっくり勉強します。


…”Social media is like teen sex.”って、使いたくなるフレーズですね笑


(英文記事紹介)炎上にどう対応するか?

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Aug 31 2010


Mashableより2,000回以上RTされてる人気記事をご紹介。炎上事例が3つ紹介されています。


HOW TO: Respond when Social Media Attacks Your Brand


1. アン・テイラー

・アン・テイラーの所有する女性服ブランド「LOFT」が、Facebookに女性モデルが新作のカーゴパンツを着こなしている画像をアップ。

・ブランドのファンから「このパンツはよっぽど細くないと似合わない」という批判が起こり「“本物の女性”がこれを着ている画像をアップしてくれ」という要望が生じた。

・LOFTは翌日、スタッフがサイズ違いのカーゴパンツを履いている画像をアップ。

・ファンはLOFTのレスポンスを賞賛(太い人には似合わない、というクチコミは生じつつも)。

・批判に対して適切に対応し、ポジティブなイメージを与えることができた。


2. サウスウェスト航空

・160万人のフォロワーを持つ俳優・映画監督のケヴィン・スミスがサウスウェストのフライトに搭乗したところ、既に座席に座っていたのに「太りすぎ」を理由に登場拒否に合う。

・サウスウェストはケヴィン・スミスのツイートの16分後に「申し訳ありません、ケヴィン!DMを送ります」とメッセージを送信。しかしケヴィン・スミスのツイートはサウスウェストが自社のブログに顛末をアップするまで止まらなかった。

・この事件は6日間で、3,043のブログ記事、5,133のフォーラム投稿、15,528件のツイートを生み出した。

・サウスウェストの対応は万全とは言えなかったが、モニタリングをしていたことは評価できる。


3. プレッツェル・クリスプ

・プレッツェル・クリスプのキャンペーンに使われたキャッチコピー「You can never be too thin」が拒食症や摂食障害を加速させる内容だとして抗議にあう。

・プレッツェル・クリスプは「thin(痩せっぽち)という言葉はうちの製品を表す良い言葉だった」と釈明。批判は強まった。

・マーケティングのVPがブロガーに対してインタビューに答え「うちの会社は小さい会社だから、人々の興味を惹きたかったんだ」と釈明。

・同日、プレッツェル・クリスプは抗議するブロガーに対して「フィードバック有難うございます。私たちは不健康なダイエットを推奨するつもりはありません。広告は可能な限り早く取り下げます」と返答。

・ブロガーたちがこの返事に満足した矢先に、プレッツェル・クリスプは問題のメッセージを「Tastes as good as skinny feels」というものに置き換えた。このコピーもまた、不適切なものであるとして更なる怒りを買うことになった。

・彼らは「始めのコピーの中の”thin”という部分が不適切、という指摘しか皆さんから頂かなかった。なので、新しいコピーのものに取り替えたんだ」と釈明。

・多くのブロガーが評しているように、彼らはわざと怒りを買い、注目を集めようとしたようだ。しかし、その効果には甚だ疑問が残る。


最後の事例は英語のニュアンスのせいで分かりにくいですが、いわゆる「炎上マーケティング」というものでしょうか。ライターはこの手の行動を強く非難しています。

「炎上マーケティング」、個人的には何だか遠回りな気がしてなりません。モラル的にも強い違和感があります。望ましくない理由をしっかり整理したいところ。


炎上対策、日々仕事をしていく上でも頭を悩ます課題です。一つの答えは記事の中でも書かれている通り、「モニタリング」ということになるでしょう。

とはいえ、モニタリングは最低条件です。適切なアクションが取れないと意味はありません。

記事中のSouthwestやLOFTのような対応を迅速に行うことは一筋縄では行かないでしょう。背後にはアクションを取るための十分な体制が整備されているはずです。


大柴さんの記事によれば、既に「米国では約7割の企業がFacebookをマーケティングに活用」しているとのこと。炎上に備える運営体制なんかについても詳しく知りたいところですね。



(英文記事紹介)ソーシャルメディアモニタリングを始める10ステップ

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Aug 03 2010



Mashableより、メモとして。ソーシャルメディアのモニタリングは日本でも少しホットなテーマ。相変わらずの抄訳&意訳なので、詳しくは原文を。

10 Steps for Successful Social Media Monitoring

1.目的を定義する

モニタリングの目的が「みんなやっているから」では失敗してしまうだろう。「リスク管理の面から、できるだけ早く悪い評判掴むため」「助けを必要としている顧客を見つけるため」といった明確な目的が必要だろう。


2.モニタリングする場所を決める

モニタリングは潜在顧客との関係構築を行うためにも有用である。どこのチャネルに耳を立て、人々と関わっていくのか選択する。


3.何をモニタリングするか決める

モニタリングはキーワードベースで行うため、欲しい情報を的確に得ることができるキーワードを設定することは重要だ。ブランド、製品名、タグライン、キャンペーンなど。


4.優先順位をつける

ソーシャルメディア上ではクチコミがいたるところで発生している。モニタリングはインテリジェントでアクショナブルでなければならない(your monitoring must be intelligent and actionable)。最も重要なものにフォーカスしよう。


5.プランを発展させる

クライシス・マネジメントのプランも設計しよう。攻撃的な消費者団体、怒れる消費者、不満を抱いたブロガーにどうアプローチを取るか。シナリオを作り、組織内の正しいリソースを投入できるよう考える必要がある。


6.他人を巻き込む

ソーシャルメディア上の声は膨大だ。消費者の声に正しく対応するための組織を作り上げる必要がある。


7.まず聴く(Listen First)

デジタルの口を開く前に、コミュニティのカルチャーを観察すること。


8.インバウンドVSアウトバウンド・カンバセーション

広いテーマのディスカッションが発生している時(アウトバウンド)には、あなたのサイトの製品紹介URLを投稿するのは相応しくない。キーワードがヒットしているからといって、人々はあなたから情報を欲していない場合がある。

あなたが解決策を提示できる会話(インバウンド)が発生している場合は、あなたのサイトの製品紹介URLなど、関連するリンクをシェアすることは望ましいだろう。


9.関係を構築する

相手が必要としている時に、オンラインで会話でしたり、オフラインのカンファレンスで会ったり
することで、じっくりと関係を構築すること。影響力の本当の定義は、頼んでいないのに誰かが自分の望むことをしてくれることだ。


10.戦略に見合ったツールを用いる

あなたの戦略に相応しいツールを採用しよう。


色々キーワードが登場している印象。「目的を明確にする」「モニタリングはActionableである必要がある」「Listen First」。

まだ日本では「周りがやっているからうちも“傾聴”しなきゃ!」みたいな空気はありませんが、記事を読むに米国ではそんな流れがあるようです。

当たり前ですが、モニタリングすることが目的になってはいけないのでしょう。


アクショナブル、という表現は良いですね。モニタリングに限らず、情報はアクションをもたらすものであるべきだと考えています。

アクションを取るために情報を摂取する。普段、情報に触れる際の心構えにも応用できそうな考え方です。情報の摂取は、多くの場合「ふーん、なるほど」で終わってしまいます。難しいところです。


(英文記事紹介)NPSを改善する:Total Social Customer Value (TSCV)

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Jul 27 2010

*変更履歴:「Referral Activity」の翻訳を修正、TSCVの計算方法を誤解していたので修正(加法→乗法)

AltimeterのJeremiah Owyangが6月に発表していた記事を消化。効果測定とNPSについてです。勉強。


Enhancing Net Promoter Score (NPS) with Total Social Customer Value (TSCV)

・NPSはソーシャルウェブ以前の業界スタンダード。

・NPSは推奨度を計測するためには使えるが、実際にソーシャルウェブ上でその推奨・非推奨が行われたどうかを判別することはできない。


・ソーシャルウェブは新しいデータソースを提供してくれる。

①顧客満足度:レーティング、レビュー、批評など

②影響力:ツイッターのフォロワー数、ブログPV数など

③推奨・紹介行為(Referral Activity):実際に顧客が行っている推奨・非推奨を計測する。



・ Total Social Customer Value (TSCV)は6つの指標を掛け合わせたものである。

①NPS

②影響力(Absolute):特別に強い影響力を持っているインフルエンサーのクチコミ。

③影響力(Relative):高い影響力を持っているわけではないが、マーケットへの専門性を備えている人々のクチコミ。

④推奨(購買意志):購買意識を持っている人たちのクチコミ。現時点での計測は難しい。

⑤推奨(購入・購入後の体験):購入し、そのことを共有した人たちのクチコミ。

⑥推奨・紹介行為(Referral Activity):個人やコミュニティが他人の購買に及ぼす影響。特別なURLを発行し、トラックする。


・この方法論の課題

①考えが新しいので、浸透に時間が掛かる

②データがウェブ上に散らばっている

③これらを集め、統合するためにはまだ時間が掛かる。

④ソーシャルCRMはまだ黎明期で、一つの場所にデータをまとめることは難しい。


こんな感じです。例によってメモレベルなので、詳しくは原文をご参照ください。


結論から言うと、ここで挙げられているのは、Jeremiahさんも認めている通り少し先の話。でも示唆は得られます。



特に、ユニークなURLを発行して顧客の推奨行動をトラッキングする手法は、今の技術の範囲でも追求できそうです(というか僕が知らないだけか)。


ソーシャルメディアの企業活用の発展系は「ソーシャルCRM」だ、というJeremiahさんの主張には、偉そうですが同感するところです。

個人が情報を可視化していけば、より効率的な情報伝達が可能になります。不気味に感じる人も多いとは思いますが、顧客一人ひとりの属性や行動を詳しく知ることができる時代は、もうすぐ訪れるはずです。

特に、Facebook広告のターゲット精度なんかは薄ら寒いものすら感じます(ソーシャライズ!記事へリンク)。

オンラインでアイデンティティを可視化する顧客を扱う技術と組織が整えば、CRM的な活用も可能になるでしょう。


関連して、野村総研の発表しているソーシャルCRMのロードマップは興味深いです。


未来のことを考えている人はたくさんいますね。この記事が何かのご参考になれば幸いです。


(図)エンゲージメントのはしご

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Jul 23 2010

こんなものを考えてみました。しばしば登場する”Ladder of Engagement”こと「エンゲージメントのはしご」です。



ladder_of_engagement

(各段階の呼び名はかなり暫定的です。何か良い呼称があればアドバイスください。)


ソーシャルメディアを使う上でイメージするのは、このような「はしご」です。

施策の目的設定や効果測定も、こうしたはしごを考えると少し道が見えてきたりします。


今取り組んでいる諸々の活動は、最も上に書かせて貰った「オフラインイベントの主催」を意識しています。ここを達成できれば、色々と広がりが出てくるはずです。


何かの参考になれば嬉しいです。


(英文記事紹介)ソーシャルメディアで成功するための5ステップ

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Jul 23 2010

インターンのコギ君(@CW404)が英文記事を翻訳してくれたのでご紹介です。

最近紹介していない「○○するための○ステップ」系記事です。改めて咀嚼すると、考えを固める良い材料になります。

コンテンツを提供し、ターゲットをどう喜ばせるか、なんて視点は大切ですね。


5 Easy Steps to a Winning Social Media Plan

1)ターゲットを絞る。(読み手が欲している情報を、適切なトーンで喋る)

2)読み手が抱えている問題を解決する。(読み手に必要な最新のニュースを要約して提供する)

3)どれだけコンテンツ制作に時間をかけるか決める。(最初は予定より長くかかる。多くのソーシャルメディア利用企業は週6時間かけている。)

4)プランを練る
・マインドマッピングの利用。(Freemind、XMind、Mindjetなど)
・カレンダーの作成。
・Google AdWordsやWordtrackerを使って旬のキーワードを探る。
・サイクルを決める(火曜日は商品のレビュー、金曜日は面白記事紹介など)
・ビデオを使う

5)コンテンツ投稿のスケジューリング
・どのツールを使うか。(TweetDeck、HootSuite、SocialOomphなどfacebook,twitter,linkedInと連動できるもの)
・どのくらいの記事を投稿するか。(量より質を重視する)


———–(by @CW404)————
相手の需要を的確に読み取ること、ツールを使って視覚に訴えること、色々なメディアを連動させて質の高い記事を投稿することが成功への近道のようです。


というまとめです。コギ君に感謝です。


上のステップではさらっと流されていますが、望ましいコンテンツを作っていくことは、それ自体非常に難しいです。ブログ書くのだって相当大変です。

エデルマンはチーフ・コンテンツ・オフィサー(COO)を雇用していますが、コンテンツ発信のスペシャリストを企業が必要とする日も来るのかも知れませんね。

特に弊社のような企業だと、コンテンツの発信それ自体が営業になりうるので、その必要性も高いです。PDFレポート、スライド、インフォグラフィックも作れると良いのですが…。


日本発のインフォグラフィック

ソーシャルメディアマーケティング | Posted by IHayato
Jul 22 2010

SEO Japanさんがインフォグラフィックを作っています。日本発のモノって他に知らなかったので紹介。

グル―ポン系サービスの現状が一枚の絵でわかるインフォグラフィック


インフォグラフィックはコンテンツとして強力だな、と感じています。思わずブックマークやRTをしてしまうインパクトがあり、「驚くべきインフォグラフィック15選」的なリバイバル利用もあるため、コンテンツとしての寿命も長いです。

SEO Japanさんのこの記事
も、22日21時時点で88回RTされています。

数字を読む際には注意が要されますが、綺麗にまとまっていて便利なものも多いです。メディアアート的な作品もあったりします。(アートの観点から捉えるのも面白そうですね。)


PV数だけで考えると、PDFやPPTでレポートを作るより、インフォグラフィックとして簡潔にまとめた方がよく読まれる気がします。綿密なレポートの要約版をインフォグラフィックで提供する、なんてスタイルは良いかも。


インフォグラフィックはテキストコンテンツにはない魅力を備えています。SEO Japanさんを皮切りに、日本でもインフォグラフィックは流行るのでしょうか。

企業がインフォグラフィックを作る、なんて取り組みも出てくるのかも知れませんね。インフォグラフィックの今後に地味に注目。


<追記>

以下のリンクとか面白いです。


思わず見入ってしまうほど優れたデザインのインフォグラフィック50枚まとめ


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