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賛否あると思うけどまとめましょう。


遅々として進まない「ICO規制」。

いやまぁ、無理だと思いますけどね。わかってるんですけどね。でも、あえて言わせてくださいよ。

日本のICO規制、話固めるスピード遅すぎ!


今、日本で、特段の準備なくICOをやるのは「黒に近いグレー」な状態です。

というのも、トークンを販売することが「仮想通貨交換業」に当てはまると思われるので、交換業登録が必要なんですよ

しかしながら、肝心の交換業登録はほとんど進んでいないようです。最後に登録されたのは12月1日の「株式会社Xtheta」ですね。

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coincheck事件の影響もあるんでしょうけれど……それにしたって、「取引所を作る」ことと「ICOを実施する」のは話がまったく違うので、後者に関しては許可出してもいいと思いますけどねぇ……。

それか、ICOに特化した別の制度を作るか。これじゃあ事実上「日本ではICO禁止」じゃないですか。終わってますよ……。


さらに絶望的なのは、「Gacktコイン(Spindle)」のように、交換業登録なしでICO実施してしまう人たちが続出していること。

なんでも彼らとしては「ICOトークンは仮想通貨じゃないからOK」という法解釈らしい。これがまかり通るなら、イケハヤもICOやりたいんですけどねぇ。金融庁はこのロジックがNGなのかどうか、はっきりしてほしいです


さらにいうと「海外法人が日本市場に向けてICO勧誘を行うこと」の違法性も、はっきりしない状態です。

先日ブロックチェーンラボが金融庁から警告を受けてましたが、あれは「海外に拠点を持つ企業(ブロックチェーンラボ)が、日本で、日本人に向けてセミナーでICO勧誘していた」ことが問題だったようです。

関連記事:ブロックチェーンラボ終了のお知らせ。

それを考えると……日本人向けに海外ICOを紹介するのはNG……なのでしょうかね。

もしそうだとすると、「海外拠点の企業が、日本語のウェブサイトやホワイトペーパーを用意すること」もNGになる気がします。

「無登録で日本人向けに勧誘している」と取られますからね。

でも、こういうプロジェクトはそれこそ山のようにあります。日本市場は大きいのか、チームに日本人がいなくても、割りと優先的に日本語化が行われている印象です。


海外法人が日本市場向けにICOをやるのはOKなのか、NGなのか。

これに関しても、金融庁にははっきりしてほしいですね。


さらにさらに、ICOは詐欺的な勧誘も頻発しています。ルノアールは草刈り場。

ANA資本が入っている「ACDコイン」では、こんなアホらしい勧誘も行われてます。「100倍は即」。パワーワードw

こういうのは仮想通貨とか関係なく、普通に問答無用で詐欺として立件した方がいいですよね。。

ICO規制の文脈でやるのかはわかりませんが、野放しにしているのはヤバいんじゃないかなぁ、と。


COMSAはどうなる?

日本でICOプラットフォームを担うとみられている「COMSA」についても、金融庁の動きに合わせざるをえないのか、まったく動きがない状態です。なかなか歯がゆい思いをしているんじゃないかな……。

COMSAが動き出すのは、金融庁によるICO規制の方向性がある程度固まってからとなるのでしょう。

それがいつごろになるか……2018年末には動いているといいですね。

「ICOはオワコン」といいつつCOMSAには期待しておりまして、「まともなICO案件」の扱いが中心になるんじゃないかなぁ、と見ています。

とはいえ、今の流れだとクローズドなセールが増えそうなので、一般投資家が参加できるようになるかは不明ですが……。「一定以上の資産がないとICO投資できない」みたいな感じになるかもですね。


まとめ。

というわけで、論点まとめ。

  • 交換業登録が進んでいない以上、日本で新規に合法的なICOを行うのは無理ゲー状態。
  • 違法覚悟でぶっこんでくる「Spindle」みたいな案件も続出。
  • 詐欺的な勧誘もバンバン行われている。
  • 海外法人が日本市場向けにICOを行うことの合法性もグレー。
  • そろそろはっきりしてください。

金融庁的にはがんばっているのかもしれませんが、この世界は変化が早いので、やるならさっさと規制をかたちにしてほしいですね。まぁ、無理なんでしょうけど……。

というわけで、日本ではICO市場はしばらく「盛り上がりようがない」状況が続くと思われます。規制が出る前にするっと実施した「ALIS」は賢かったですねぇ。

ICOの火が日本で灯るのは……2019年を待たないとダメかもしれませんね。最悪、このまま灯らずに消えていく可能性も……。


日本の状況は残念ではありますが、そもそもICOをやるべきかどうかというと、その必然性自体がなかったりもします。

これから仮想通貨銘柄立ち上げるなら、「ICOなし」でやるのが賢いですね。ぼくもそうする予定です。


ICO規制についてはもう少し書いているので、こちらもどうぞ。

関連記事:【提言】日本のICO規制はこうあるべき。