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この話、すんごい面白いですね。


信用スコアが低いと、ホテルにも泊まれない。

この話、すごすぎて虚構新聞かと思いました。が、NECのオウンドメディアなのでマジ情報でしょう。引用します。

個人の信用度によって個人の「できること」に大きな格差がつく。

公開される信用度が高ければ、生活の様々な面でメリットを享受できる反面、例えば「公共料金の支払い遅延を繰り返すと、航空機や高速鉄道に乗れなくなる」「レンタル自転車の返却規定違反を繰り返すと、賃貸契約を拒否される」といった事態が現実化しようとしている。

 悪いことをしようとしてもできない(リスクが高すぎる)社会、人を騙そうとしても騙せない(割が悪すぎる)社会をデジタル的につくり上げ、「ルールを守り、真面目にコツコツやったほうが結局はトクだ」という仕組みで、社会をがんじがらめにする

そうすることで否応なく人に「良い行動」をさせる。やや極端に言うと、そういう壮大な試みが、いま全土で進行中だ。

SFかよ!という感じですが、リアルに始まっているというからびっくり。スマホ決済サービス「アリペイ」の利用データを点数化する仕組み(「芝麻信用」)動いているそうで。

 信用の点数化は5つの領域──〈1〉身分特質(ステイタスや高級品消費など)〈2〉履約能力(過去の支払い履行能力)〈3〉信用歴史(クレジットヒストリー)〈4〉人脈関係(交友関係)〈5〉行為偏好(消費面の際立った特徴)に分けて行われている。上から950~700が「信用極好」、699~650が「信用優秀」、649~600が「信用良好」、599~550が「信用中等」、549~350が「信用較差(やや劣る)」である。

(略) 評価の具体的基準は明らかにされていないが、公式コメントでは、評価点数を上げるには税金や公共料金、家賃などをきちんと納付すること、信用力の高い友人と多く付き合うこと、なるべく金銭の「入り」を増やし、支出を計画的に行うこと──としている。

信用スコアが低いと、なんとホテルに泊まれないこともあるとか……!!

例えば、中国のレンタルマンション大手「自如友家(北京市)」は2016年7月、自社の過去の顧客75万人の利用履歴と「芝麻信用」の信用評価点数の連結を開始し、そのことをホームページなどで利用客に積極的に告知している。

信用点数の高い顧客には優先予約や料金の優遇などを行う一方、ポイントの低い客は最悪の場合、予約を断る。また毎回の客室利用状況、支払い記録、トラブルの有無などを継続的に記録し、顧客の評価として信用点数評価に反映する。


日本でも確実に来る未来。

すばらしすぎる未来です!ぼくは品行方正なので、たぶん問題ないでしょう。

ツイッターあたりで匿名アカウント作って「イケハヤはアフィカス」とか罵詈雑言撒き散らしている人は、リアルにマイナス評価受けますよ〜。婚活サービスで冷遇されたり、家のローン組めなかったり、医療費が上がったり……さぁ、今すぐ真面目に生きるんだ!w

ツイッターにも書いたのですが、クルマの未来もこうなっていきそう。無謀運転に対するペナルティは、今のままでは小さすぎます。


気になるのは、信用情報のプラットフォームをどこが担っていくのか。中国ではアリババが強いみたいですね。

日本ではフェイスブックなのか、Amazonなのか、リクルートなのか、楽天なのか、いろいろ裏で動いているメタップスなのか……家計簿アプリのマネーフォワードとかもダークホースかも?ECと決済を握っているところが強いんでしょうねー。

好むと好まざるにかかわらず、信用情報の深度はますます高まっていきます。

未来の歴史の教科書では、「21世紀にかけて、不正や迷惑行為は激減した」と記録されるようになるでしょう。ワクワクですな〜。


評価社会に関連する技術が「ブロックチェーン」。こちらも理解しておくべきですね。解説記事書いたのでどうぞ。

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