月曜日って、うんざりしますよね。みんなの退職記事コーナー、今日も更新です。「和僑になる!タイで起業した夫婦の生活」を運営する森場忠和さんの記事です。DeNAからのタイで起業、面白いストーリーとなっております!

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事業はいまいちわからなかったけど、魅かれてニートから転職成功

2011年年初、転職活動中。

当時私はニートでありながら、結婚したいと考えている恋人がいました。

その恋人のために仕事を何としても見つけなくてはいけない。

そして結婚を申し込まなくてはいけない。


条件・希望は、

For 自分:成長している新しいビジネス(IT?)、単なる会計でない新しいジャンルの仕事、海外に展開している会社

(説明)⇒ITの成長しているビジネスに興味があったから、会計士を辞めたので普通の会社で違うことをしてみたかった、将来的に海外で仕事をしてみたかった
 

For彼女:”ある程度”の年収(ご想像にお任せします)、そして大企業としてのネーム

(説明)⇒養えると説得できる年収、両親にも説明できるネーム

でした。


そこに、ガチコンはまったのが当時破竹の勢いであったDeNAでした。

私は「経営企画」というポジションで2011年4月に迎えいれてもらうこととなります。

ちなみに経営企画の仕事はネットで何度も調べましたがよくわかりませんでした。

ただ、なんとなくおもしろそう、そんな理由で決めました、

事業内容は、”ゲーム?”ぐらいでした。


なんかよくわからないことをしている賢い人たちがいる

経営企画部はそんな曲者たちがいる場所でした。


新しい会社を作るとか、

新しい社内全体のルールを決めるとか、

新しいシステムの導入をするとか、


そ・れ・を、本当に使う実務の人たちが円滑に進むよう、

一番最初につらい部分を泥をかぶって進む。。そして基礎工事が出来たら渡す。

そんな部署でした。


「よくわからないことはとりあえず経営企画がとりまとめね」

という感じで、もやっとしたリクエストが飛んできて、

それを整理して、関連部署と連携してまとめる、いつもそんなテンションでした。


取締役会の運営、子会社管理を行う、絶望的な段取りの悪さに自分で唖然

入ってから、2か月、それまではよくわからないプロジェクトなどをしていましたが

「君の仕事はこれ、、」

と渡されたのが、

取締役会の運営、子会社管理の仕事でした。


全部、、、

当時の数は覚えていませんが、とりあえずたくさん。


取締役でもなんでもないけど、どこの取締役会も段取りし、顔を出して議事録をとりました。

もちろん本体のDeNAも。

会社がいっぱいあるし、段取りは超大変だし、プレーヤーは多いし、、

しかも社内の調整作業なんていままでやったことがない。


直属の上司がまた、段取り上手で、きめ細やか

「なぜそんなに気が利かないんだい?」

「なぜそんなに段取りが出来ないんだい?」

「なぜこんなにタスクが残っているんだい?」

と、いつも指導を受けていました。


なんせ私は仕事ができない。

もう絶望的なほど段取りも悪い。。生意気。。

「とりあえず面倒なのでもう1人入れてください」

とか組織の論理も効率性もない、わけのわからない文句を言いながら

日々段取りに苦しむ毎日。


当時は負の感情を持って溜めていたりもしましたが、

過ぎたことは忘れて糧だなと勝手にポジティブに解釈する性格です。

なので、今思うと、いろいろ大変でしたが、

最上層である取締役会の議論を聞けたことは大切な思い出です。


経営企画というと何でも屋業務

経営企画はDeNAでいえば要は何でも屋でした。

特定の業務があまりかっちり決まっていないのでルーティーンは少ない。

そのかわり、何かプロジェクトがぶちあがると、代表するとりまとめとして、

様々な部署を調整して全体をがっとまとめてゴールにすすめていかないといけません。


いろいろなビジネスサイドの部署、法務部、経理部、税務部、その他もろもろ。

ルールを作る、取りまとめる作業は面倒な部分もありましたが、

組織全体に関する非常にダイナミックなものでした。


しんどかったですけどね。

理想は事業を経験した人がやるのがいいかもです。

(元々の専門性が違うのかもしれませんが)

ただ、私よりももっと大きな案件を取りまとめている人の段取り、

根回しの方法は非常に勉強になりました。


ゲームが好きになれない!(泣)

という中で1年。

ただ・・事業、仕事を行う中で致命的な問題を発見!!!

「mobageが好きになれない。。主力事業なのに。。」

これには悩みました。

何度もやったのですが、自分の会社のゲームが楽しいと思えない。


「自社の製品を愛せない会社にいるのはどうなんだ?」

「事業を愛して、その会社を全力で伸ばしたいから、わざわざ事業会社にはいったんじゃないの?」


と自問自答しました。


青臭いですかね?


私はそう思っていました。

ひとつ、あったのはeコマースは興味あるな。


そうDeNAはDeNAショッピングというeコマース事業もしていました。

そして元々はeコマースで創業された会社なんです。


2年目でeコマースの部署に異動

そうこうする中であっという間に1年、

ちゃんと覚えたか、良くわからないうちに引継ぎ、

希望を言ったのかどうか忘れましたが、

eコマースの部署の経営管理部に異動になりました。


部署では、数字管理、その他よくわからないプロジェクト管理。

各部署における何でも屋ですね。またも。

そのころにはもう楽しくなってきました。


管理会計についてもこのとき、はじめてしっかりやりました。

事業の数値をいかに精緻に考えていかなくてはいけないか。

それについて当時一緒に仕事をしていたHさんによく教えてもらいました。


会計士=会計が出来るは間違いではありませんが、

管理会計ができるは必ずしもイコールにならない。

だって理論だけで会計事務所の実務上はやらないからだもん。

それを実感しました。この経験は宝物です


ただ、慣れてきてその後は漫然と過ごしてました。

そのなかでプロジェクトが降ってきました。


事業サイドから携わるプロジェクトで本当のつらさを知る

内容は、事業の一部を譲渡するという案件でした。

プロジェクトの責任者となりました。

責任者といってもチームなし。1人。


その他は全部、内部の関係者、外部のリソースで対応しました。

相手がある交渉。


交渉のこの字も知りませんでした。


価格交渉で長引くときに

「もうこっちも譲ってるんで終わらないから、そちらも譲るのが筋でしょう」

といったら相手からだけでなく、内部からも激切れされました。


ただの未熟者でした。


法律の話、税務の話を何度もしました。

会社の外に開示する資料も作りました。


連日連夜、周りの人に助けてもらいました。

その中でも一番印象的なのが、Gさんでした。

スキーム構築、交渉のプロフェッショナル。

横浜ベイスターズの買収の影の立役者と呼ばれていた人で、

柔らかい物腰ながら、次々と難しい案件をまとめてきた方です。

役会での説明のロジック、持っていきかた、説明のしかた

いろいろなことを議論して学びました。


大きな案件について絶対の覚悟と、責任を持ってのぞむ。

それが足りなかった自分に喝を常に入れてもらっていました。

一緒に仕事をさせていただいたこと、素晴らしい経験でした。


DeNA優秀な人が多すぎる説、嘘でも誇張でもなく実体験です

入ったら3年はやろうと思っていました。

結果的には2年半働きました。


最初から辞めようと思って入ったわけではありません。

ただ、海外でやりたい!という当初の思いだけは実現できませんでした。


理由のひとつは

「エンジニアじゃないから」

というシンプルな理由、海外で働くチャンスがあるのはおもにそのような職種の人でした。


また

「海外での仕事、外人との仕事の経験がないから」

というのもあったのかもしれません。

実際、私が入るタイミングで複数そのような人がちょうど入ってきていました。

ここらへん、気合が足らなかった!と会社から言われれば、そうかも?

と思うふしはありますが。


どうであれ実現はしなかった。なので海外でやりたくなった。

そんなシンプルな気持ちがありました。


それと

「なんで海外を強調するの?」

「この会社優秀な人が多すぎる、やばい・・」

というのが私の印象+ここから先は会計士の時と全く一緒で

「英語できる人は少ないor海外で実際に働きたい人は少ない」

という印象でした。


印象ですよ!


はい、そうなんです。

優秀な人、英語できない(話せない)説、だから海外で働かない説。

を私は実体験・統計から信じています。


だ・か・ら、優秀でない自分が戦うためには、

英語で、海外で働く!

そうすればいけると半ば確信的に思っています。

シンプルです。単純です。

「なにをやれんの海外で?」

「海外ありきじゃなくてなにをやるのかじゃないの?」

確かに、そのような意見はあるかも。

でも無視。私は海外ありき。

いいじゃんそれでも。日本人は海外でも優秀だし、戦えるし。


だって、日本で勝負するとしたら優秀な人はどんな業種でも必ず負けないから。

DeNAなんて、ゲーム以外でもどんなジャンルでも入れば成功するよ、

だって、レベルが違うもん。やばいよ。実際一緒に仕事したからわかるもん。


まっ上場会社なので儲かる、儲からない、やるべき、やるべきでない、

という制約があるから、たまたま入ってこなかったらラッキーだけどね。


ただ、ラッキーに依存するのは怖い。。めっちゃ怖い。ぶるぶる。。

あんなに狂信的に仕事する人やだよー。東大生やっぱりやばいよー。。


そんな風に私は考えています。


結局、新しい挑戦はすべて、差別化、

そして優秀な人がいないところに避難するためにいまがあるのです。

誤解がないように補足しますが、

今いるバンコクが全然ダメってわけでなく日本と相対的に非常に少ないという意味です。


事業会社で会計のなんたるかが実経験で見えた

そんなDeNAでの生活。

一番の収穫は管理会計。

リアルでやれた。中でやれた。追い込まれた。それが一番の経験でした。


頭の良い人たちは机上でも、外部からの支援でもえられるかもしれません。

私は違いました、やって初めてわかりました。


とんでもなく優秀な人がいる(主に東大生)

ということもわかりました。

会計士の周りでも結構いましたが、種類が違いました。


そんなことがわかったDeNAでの生活。

そんな会社員としての生活の過去。

ただ、戦えそうなブルーオーシャンな場所も見つけました。

それが海外。


現在、会計士として経験した法律・会計、経営企画として経験した泥臭く基礎を作る双方をしながら、

海外で日々戦っています!


では、お後がよろしいようで。

私の説

「優秀な人、英語できない(話せない)説、だから海外で働かない説。」

が将来的には嘘、偽りになりますように。


優秀な方々、海外でお待ちしております!!!

(by 森場忠和


優秀じゃないから、海外に行く。

「優秀でない自分が戦うためには、英語で、海外で働く!」というのは面白い戦略ですね!

この話はすごくわかる気がしていて、かくいう優秀なぼくも、別に日本を出たいとは思わないんですよねぇ。日本でやった方が、自分の能力が最大限生かされますし、海外に行ったって、結局同じようなことをするわけです。あえて時間がかかる方向に行くこともありません。

思い出すのは元ひきこもりなのにアフリカで起業して大成功した金城さん。彼もまた、「日本で活躍できなかったから、海外に移った」タイプですね。優秀な人ほど海外に行くイメージがありますが、実は逆なんでしょうね。

というわけで!タイに進出したい方、タイで会計にお困りの方は、森場さんの「J-CROWN」を頼ってみましょう。しかしこのサイト、「タイ 会計事務所」で検索すると1ページ目に来るあたり、戦略の正しさが証明されていますねぇ。


そうだ、転機だ。おすすめ転職サイトリンク集。