面白い意見なので考えてみます。


働かずに生活保護を受給する生き方はOK?

「弱者の正義」が蔓延する日本:生活保護バッシングに見る、日本の不思議な国民性」に関して、こんなツイートをいただきました。

ぼくは「いいと思いますよ。個々人の考え方ですし」と返しました。

これについても、「別にいいんじゃないですかね、という感じです」と答えます。

これだけじゃ流石に言葉足らずな感じがあるので、もう少し書いてみます。

なお、この方はブログに詳しく考えを書いているので、こちらも合わせてぜひ(貧BPの人生オワタ\(^o^)/旅


そもそも「怠惰」は誰がどのように判断する?

もっともクリティカルな問題として、「生活保護を受けているその人が、怠けているかどうか」を他人が判断するのは、実際不可能だと思うんですよね。

たとえば「あいつは生活保護を使ってパチンコに行っている。不正受給は許せない」的な例がよく出てきますが、そうしたケースはごく普通に「ギャンブル依存症」の可能性が高く、バッシングの前にまずは治療すべきです。依存症ですから、本人としては「怠けている」とかそういう次元の話ではないでしょう。

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この画像とかよく出回ってますが、この人が本当に存在するのなら、早く依存症ケアに繋げるべきです。本当に、追跡して叩いている場合じゃなくて…。


次に、たとえばうつ病を患って引きこもるようになり、自立のために生活保護を受けているようなケース。うつ病の治療においては、適度に「遊ぶ」ことが大切だと言われます。「公園で本を読む」という行為ひとつとっても、大きな改善である可能性があるんですね。はたから見ると「遊んでいる」ようにしか見えなくても、本人と家族にとっては「大きな努力」であることもあるわけです。

ぼくはその人の事情を無視して、勝手な断罪を行いたくないので、どういう生活をしていようが、個人として「こいつは怠け者かどうか」を判断する気はしません。そんなとこに人生の時間を使いたくないですね。


そういう自由があってもいいんじゃない?

上の話は実際的な話ですが、より思想的なところでは、「働かずに税金で生きる自由」があっても、ぼくはいいと思うんですよねぇ。

というのも、ぼくは人間の倫理観を信じているタイプなので、そもそも、そういう生き方をしたい人は滅多にいないと捉えています。


この記事をお読みの人のなかで、積極的に「え?働かないでいいの!?やったー!じゃ税金で生きていくわ!」と割り切れる人はそうそういないでしょう。やはりどこかで引け目を、否が応でも感じてしまうものです。そして、「一切働かない」というのは苦行そのものだったりします。

「税金で暮らしたい」という人がいたとしても、長い目で見ると、結局は彼・彼女は社会とつながり、なんらかの仕事をするようになる(お金を稼ぐかは別ですが)とぼくは考えています。なので、人々の社会的な活動が衰退する心配はないと思います

ぼくにmentionをくれた方は「ただの自宅引きこもりニート」と書いてますが、しっかりこうしてブログ記事を書いて、経済活動・表現活動をしているわけです。身をもって政策提言している、とすらぼくには見えます。ご本人は「ただの自宅引きこもりニート」と書かれてますが、ものすごい勢いで社会参加してますよ。


また、そういう自由が存在する社会は、純粋にいいものだとも思います。それは、成熟度が高い社会です。実際、超寛容度高いじゃないですか。

「まぁ、そうしたい人は税金で生きればいいんじゃね?」と多くの人が割り切れる社会は、実に生きやすそうです。他人はもちろん、自分自身を許せる人が多いということですから。

ついでにいえば、寛容と信頼が広がれば、結果的に、不正・犯罪を働くインセンティブも減じ、社会が望む自立に向けて動く人も増えていくでしょう。不正受給問題しかり、今の社会は不信がベースになっていますからねぇ。それが返って、貧困を蔓延させ、自立を阻む要因になっています。


まとめ。

  • 働かずに生活保護を受けるという自由は、あってもいいと考える。
  • ①他人が誰かに対して「あいつは遊んで暮らしている」と正確に断罪するのは困難。
  • ②「一切働かずに税金で暮らす」というのは非常に難しい。長い目で見れば、何らかの社会活動を行うようになる。
  • ③そういう自由がある社会は、他人にも自分にも寛容で、いい社会だと考える。
  • 信頼と寛容がベースの社会になれば、社会が望む「自立」に向けて行動する人も増えるだろう

とまぁ、いろいろ書きましたが、現状としては、バッシングとスティグマの問題、漏給の問題、保護費の水準の問題、「水際作戦」やケースワーカー不足といった制度運用上の問題などなどなどなど…まず解決しなければいけない問題が目白押しである、ということも付け加えておきたいと思います。以下、参考記事です。



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