自分用のメモも兼ねて、一巻完結のすばらしい漫画をまとめておきます。ハズレなしですよ!


まさに天才!「外天楼」

外天楼と呼ばれる建物にまつわるヘンな人々。エロ本を探す少年がいて、宇宙刑事がいて、ロボットがいて、殺人事件が起こって……?

 謎を秘めた姉弟を追い、刑事・桜場冴子は自分勝手な捜査を開始する。“迷”推理が解き明かすのは、外天楼に隠された驚愕の真実……!?

 奇妙にねじれて、愉快に切ない――石黒正数が描く不思議系ミステリ!!

一見関係のない短編が、最終章に向かって収束していくミステリー。「天才だなぁ……」と感嘆の声を挙げてしまう作品です。読み終えてすぐ、もう一度読みたくなること確実です。

石黒正数氏は「ネムルバカ」も面白いです。こちらも一巻完結

「ネムルバカ」の続編的な作品も貼り付けておきます。「ネムルバカ」を読まなくても面白いのがすばらしい。


号泣必至「さよならもいわずに」

「祈りのような清々しささえもたらす」夏目房之介、絶賛。『このマンガがすごい! 2011』第3位、『このマンガを読め!2011』第3位、第14回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品、マンガ大賞2011第6位…現代を代表する漫画として高い評価を受け大ヒット。

幸せな家庭を築いていた漫画家に突如訪れた悲劇、妻の死。最愛の人との最後の日々を、繊細で果敢に描き尽くすドキュメント。

泣けます。「妻が突然亡くなった」というリアルな話が淡々と綴られ、世界が歪んでいく有様を追体験できます。

ご自身の癒しのために描かれたといっても過言ではない作品だとは思いますが、それがまた他人の心を打つから、芸術ってのは面白いんですよねぇ。


「寄生獣」の岩明均が描く、極上の歴史モノ「ヘウレーカ」

紀元前二百余年、天才数学者が超大国・ローマ軍を震撼させた巨大軍事プロジェクトとは!? 古代シチリアを舞台に、一大歴史ロマンが幕あける──!

「寄生獣」が有名すぎる岩明均作品、何を読んでも外れませんね〜。ハンニバルとかアルキメデスとかが活躍した時代が舞台です。

同じく歴史モノである「ヒストリエ」は終わる気配がないけれど、こちらは一巻完結。歴史が好きな方もそうでない方もぜひ。


岩明均の原点「骨の音」

大学で見かけた女の眼差しにただならぬものを感じた満(みつる)は、その正体を知ろうと彼女に近づく。(「骨の音」より) 6年前に“自殺の名所”といわれる断崖で出会った変わり者の少女。彼女に命を助けられたサラリーマンの田村(たむら)。ふたりは都会のビルの屋上で再会する。(「ゴミの海」より) 

寄生獣への源流!! 表題作「骨の音」、ちばてつや賞入選のデビュー作「ゴミの海」など、6作品を収めた岩明均初期短編集!

大作家となった岩明均の新人時代の短編集。こちらも文句無しのクオリティ。日本が誇る作家ですね。


発達障害を理解する:「毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で」

アスペルガー(AS)学習障害(LD)注意欠陥多動障害(AD/HD)な作者のにぎやかな毎日。 大注目の作家が「おとなの発達障害」を笑い飛ばす!

厳密にいうと続刊もあるんですが、一巻だけでも楽しめるコミックエッセイです。

「発達障害ってなに?」という人が読むと目から鱗がぼろぼろ落ちます。人によっては「え?わたしも発達障害かも」と気づけるかも。学校の教科書にしたい作品。


完成度高し!「パンティストッキングのような空の下」


時は21世紀初め、高校生の三上とひろしは待ち望んでいた。平凡で幸福な人生と、テポドンの襲来を…!(パンティストッキングのような空)

12年後、ヘイトとポリティカルコレクトネス蔓延る現代日本で、おっさんとなった三上とひろしは今度こそ平凡で幸福な人生をつかむことが出来るのか!?(平成の大飢饉予告編)

”永遠の夏休み”を生きる少女との不思議な出逢いを描いた「いつ果てるとも知れぬ夏の日」、過去に性犯罪を犯したロリコン男の絶望と再生の物語「唯一者たち」など9つの読切りを収録。

2001年から2015年にわたる、うめざわしゅん15年の軌跡を描く傑作短編集。

450頁の超特大ボリューム‼

やや大人向けなテイスト。青春もの、ボーイミーツガール、SF、元性犯罪者の苦悩……いずれも高い完成度で、心にずぶりと刺さります。


スタイリッシュな大人の世界「リストランテ・パラディーゾ」

老眼鏡紳士がおもてなし!新鋭オノ・ナツメが贈る待望の新作。オトナの"小さな恋のメロディ"。元気娘ニコレッタが出逢ったのは、従業員は老眼鏡紳士のみ(女性客に大人気)という少し不思議なお店で...!?

優しいクラウディオ、小言の多いルチアーノ、モグほっぺのジジ、豪気なテオ......この連中、素敵すぎます!「紳士萌え」という新たなジャンルを打ち出したオノ・ナツメの極上単行本。

完成度高し!静かな作品ですが、マンガという芸術の最高峰に位置する貫禄があります。

Amazonでも圧倒的な評価ですね。女性受けする作品ですが、男性のぼくも存分に楽しめました。


大人の絵本「逃げる男」

森と少女とひとりの男。その事情。――オノ・ナツメ待望の最新作! 

大人のための優しい寓話。「この森には、子供にしか姿が見えないクマがいる。一日そのクマと過ごして、無事に森を抜けられたら、なりたいものになれる」そんな伝説がある鬱蒼とした森の中に、足を踏み入れた一人の少女。そこで出逢ったのは......。

もうひとつオノ・ナツメ作品。「リストランテ・パラディーゾ」同様、こちらも心に残る不思議な作品です。 オノ・ナツメ氏は好きになるとガンガン作家買いしてしまう漫画家ですね。

絵柄がちょっと独特なので、ハマらない人にはハマらないのでその点はご注意ください。


シンプルなのに心を打つ「女の子が死ぬ話」

高校に入って、初めて出来た友達は、出会って数ヶ月で死にました――。

少女漫画のような青春に憧れる少女・千穂は高校入学初日に同じクラスの和哉・遥と知り合い、意気投合する。和哉への淡い恋心を抱きながら充実した高校生活を過ごす千穂。

しかし、彼女は知らなかった。親友の遥が不治の病に冒されており、あと数ヶ月しか生きられないことを…。

直球すぎるタイトルなんですが、これがまた面白い。定番ともいえるテーマに真正面から挑んだ意欲作。今後の作品が楽しみな作家さんですね。


戦争マンガの金字塔「夕凪の街 桜の国」

昭和30年、灼熱の閃光が放たれた時から10年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか……、原爆とは何だったのか……。

漫画アクション掲載時に大反響を呼んだ気鋭、こうの史代が描く渾身の問題作。

定番中の定番ともいえる戦争もの。Amazonレビューが圧倒的です。教科書として採用されても不思議ではない、戦争と原爆を描いた歴史漫画。未読の方はぜひ。今の時代なら、「はだしのゲン」よりこっちを読ませたい。


マンガ表現の極北「千九人童子ノ件」

夢に破れて都落ちした漫画家が、故郷で出逢った「もの」とは……。

これは「ホラー」か、それとも「私漫画」か? 異才が挑む、新境地にして、圧倒的本領!驚愕と衝撃の変調伝奇ロマン!

ホラー作品。「メタ視点」が映える作品となっており、何度読んでも面白いです。

ブログで紹介しているのでこちらも合わせてぜひ。過少評価されている作家、作品だと思います。


ファンタジーの名品「九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子」

前代未聞の漫画ここにあり! 2年の沈黙を破って、九井諒子ワールドの幕がふたたび開く。竜と人、人魚と野球少年、神様と小学生――それぞれの絆を題材とした過去の6作品に加え、全38ページの新作描き下ろし作品を収録。

笑いあり、涙あり、きっとあなたが忘れていた、親と子の絆を思い出す7つ物語。

収録作品:『竜の小塔』『人魚禁漁区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『金なし白祿』『子がかわいいと竜は鳴く』『犬谷家の人々』

短編集なので一巻完結という表現はちょいと合わないんですが、おすすめなのでこちらも。「竜がいる世界」を描いた不思議な作品集です。



ジョジョ的世界観の学園モノ「フランケンシュタイナー」

やりたい放題の家出少女・美矢のもとに突然現れたオールバックの男。「父の秘書」と名乗る桜庭に口と両手を封じられ、拉致された先は名門女子高…!?政治家の父親によるスキャンダル防止の予防策。でも、大人しく従う気なんか全くない美矢の取った行動は…。

史上最大の親子ゲンカ勃発!最凶不良娘・美矢と有力政治家の父親の骨肉バトルをキミは正視できるか…!!

なんというか、意図的なジョジョっぽさがありますよねw

作者の悪ノリ感がすばらしい疾走感に繋がっている作品。痛快です。


映画のような読後感「春風のスネグラチカ」

1933年、ソビエト連邦カレリア自治共和国。とある別荘(ダーチャ)の管理人であるイリヤ・エヴゲーニヴィチ・ブイコフは、車椅子の少女・ビエールカと物言わぬ従者・シシェノークに出会い、奇妙な賭を申し込まれる。なぜ彼らはこの地を訪れたのか、どこからやってきたのか。そして互いだけを頼りに生きる二人が背負う、密かな宿命とは――。 とある名家にまつわる、喪失と奪還の物語。

映画のような作品です。歴史漫画が好きならこれはドンピシャでハマるはず。


ドラマ化された「孤独のグルメ」

輸入雑貨商の井の頭五郎が下町で、仕事先で、味わう食の数々。山谷のぶた肉いため、中津のたこ焼き、西荻窪のおまかせ定食など、流行グルメが去った後に残ったものを探す。「PANJA」連載の単行本化。

説明不要ですね。カルト的な人気を誇るグルメ漫画。ぼくは次に紹介する「野武士のグルメ」の方が好きかも。


こっちは笑える「野武士のグルメ」

還暦で知った、この醍醐味!! こういうのがウマいんだ。最高だね、焼きそば&昼ビール!! サラリーマンとして定年まで真面目に勤め上げた香住武(60歳)は、昼下がりの散歩中、ソースが香る焼きそばとキンキンに冷えたビールのうまさを知る。定年後に見つけた秘かな楽しみ、それは「ひとり飯」「ひとり酒」。ひとりだからこそ人目を気にせず、己の流儀で思うがままに食べたい──────そう、野武士のように。もう食べずにはいられない、垂涎の極旨グルメコミック!!

こちらも孤独なグルメなんですが、笑いの要素が強く出ています。ハズレを引くのがたまりませんね。


もはや悪ノリ「怒りのグルメ」

食をバカにする奴らをブッ潰せ! 食を冒涜するヤツは許さねぇ! 『喰いしん坊!』『極道めし』『荒野のグルメ』の著者・土山しげるによる激怒グルメ漫画。みんながムカつく「食の悪人」を裁く!

孤独のグルメ、野武士のグルメときたら、こっちもいきましょう。ここまでバカバカしいグルメマンガは、そうそう見当たりません。表紙に二人描かれていますが、同一人物ですw


映画化希望!「盆の国」

お盆を繰り返す町で巻き起こるエンドレスサマーストーリー!

お祭り、夕立、花火、恋… いろんな夏が詰まってる。

お盆に帰ってくるご先祖さまの姿が見える女の子・秋。

会えないはずの人たちに、もう一度会える楽しい季節。

このままずっとお盆だったらいいのに…

ふと頭に浮かんだ妄想は、なぜか現実になってしまう。

同じ一日を繰り返す町の中で出会った謎の青年・夏夫と、

誰も知らない不思議な冒険がはじまる

テーマ設定がすばらしいのはもちろんのこと、なんといってもダイナミックでスペクタクルな描写!アート作品のような勢いに引き込まれます。


志村貴子が描くSF「ルート225」

姉のエリ子と弟のダイゴは、近所の公園から家に帰るハズが、いつの間にか、ちょっとだけズレた違う世界に来てしまう。いなくなっちゃった両親、違う世界にもいる自分の友達…この世界っていったいどこ? 元の世界へ帰るための、2人の不思議な不思議な日々。

青春ものの名手、志村貴子が描くSFという時点で買わざるをえない。終わり方が秀逸で文学的。何度も読みたい作品ですね。


隠れた名作「ダンダリン一〇一」

労働基準監督官を知っていますか? ――労働基準監督官は、労働者の保護を職務とする、いわば「労働Gメン」だ。

なかでも段田凛(だんだ・りん)と先輩・土手山(どてやま)のコンビは極端に熱心。タチの悪い社長には逮捕で臨むなど、監督官の権限を限界まで使い切るほどイケイケだ。彼ら監督官の活躍と七転八倒を描くこの作品は、「はたらく人」必見の新ヒーロー物語だ!

なぜこれ一巻完結なんでしょう?もったいない…。今の時代にぴったりなテーマなので、連載再開するんじゃないかなぁ。


SFの名品「アイリウム」

1錠飲めば1日分の記憶を飛ばすことができる薬、アイリウム。

薬が効きはじめると、他人から見れば意識もあり普段通りの生活をしているように見えて、その間の記憶がまったくなくなってしまう。

つまり、嫌な思いをする出来事の前に飲んでおけば、その事を思い出すことなく日常生活が送れるのだ。記憶を薬でコントロールできるようになった時、その人の生はどんな彩りになるのか…。

完成度高いSFマンガ。「24時間だけ記憶喪失になる薬」という一見使い方がわからない薬を巡って、様々な人間ドラマが展開されます。膨らませることもできたでしょうに、あえて一巻でサクッと終わってしまう感じがいいですねぇ。



壮絶すぎる人生録「人間仮免中」

壮絶な過去と統合失調症を抱えた著者が、36歳にして出会った25歳年上のボビー。苛烈で型破りで、そして誰より強靱なふたりの愛を描いた感動のコミックエッセイ。

壮絶。劇物的ところがあるので、精神的に健康な人が読むべし。統合失調症のリアルを知るきっかけにもなる作品です。


これぞカルト的マンガ「ライチ☆光クラブ」

工場の煙に覆われた螢光町の片隅にある、「光クラブ」と名づけられた少年たちの秘密基地。その場所で、ある崇高なる目的のために作られた「機械」が目を覚ました。「機械」の正体とは――!? 80年代、伝説の劇団「東京グランギニョル」の舞台を、鬼才・古屋兎丸がマンガ化した衝撃作。

古屋兎丸ワールド全開。エログロナンセンスが苦手ではなければぜひ。読み応え抜群です。


世界観の虜に「自殺サークル」

2001年5月31日、新宿で54人もの少女が電車にとびこみ集団自殺をした。生存者はただひとり――その名は小夜。古屋兎丸的都市伝説!!待望の復刊!!

こちらも古屋兎丸ワールド。一気にハマってしまいました。他の作品も抜群におすすめです。


これぞSFマンガ「スキエンティア」

街がある。

その街には、「スキエンティア(科学の女神)」と呼ばれる像が 掲げられた超高層タワーが立っている。

ひときわ高く、あたかも人々の営みを見つめるように。 主人公はその街に生きる彷徨える者たち。

彼らは今日も、己の人生を一変させたいと願い、 「禁断の科学」にすがる…

こちらも本格派のSF短編集。アイリウムと並んで文句なしに面白いので騙されたと思ってぜひ。


映画化ってマジ?「生活」

戦え!街の治安を守れオレ!!市内転覆!馬鹿バトル漫画!!福満しげゆきが描いた初の長編ストーリー漫画!!未完の名作、ついに完結!!――とある「郊外の街」に暮らす青年・オレ。<自分自身>と<毎日>に納得いかない鬱屈を抱えていたオレは、同じ想いを抱く仲間と出会い、そしてある計画を思いついた。それは……街の悪を成敗する活動!

福満しげゆき氏は日常エッセイ漫画が有名ですが、こちらは長編ストーリー。いや普通に面白いですよこれ。グイグイ引き込まれます。Amazonレビューにもある通り、読者として福満・ストーリーマンガをもっともっと読みたいですね。なぜか映画化されたというのも驚きw


鬱々しい世界へどっぷり「僕の小規模な失敗」

こちらはKindle化されていない作品(2014年12月時点)。福満テイスト満載の、読んでいて暗くなりそうな漫画です。のちのコミックエッセイはライトな色合いが強いので、これに惚れてしまうと物足りなさを感じるのかも。ぼくは後期の作品の方が好きです。


夭逝の天才による「ストロボライト」

夜行列車で'過去'を書き続ける小説家・浜崎正。大学時代に出会った<町田ミカ>は、映画のヒロイン・桐島すみれにそっくりで……。現実なのか、夢なのか。『CONTINUE』での連載を経て、遂に待望の単行本化。交錯する過去と現在・夜行列車が向かうのは、どんな未来か。

深読みができる非常に面白い短編。Amazonレビューのこの感想がすばらしいので、読むとポチッとしたくなると思いますよ。作者がすでに亡くなってしまっているのが本当に惜しい…。


完成度の高いSF「大平面の小さな罪」

JR新宿駅に貼られたポスターが、ある日、全て白紙にすり替わった! この不可思議な事件の犯人は一体だれ? 二次元を操る美女・セーナと、広告マン・宇田川のコンビが活躍する岡崎二郎のSFミステリーが新装版で登場。ビッグコミック増刊号で発表された全7話に加え、全話解説の漫画も描き下ろしで収録! 誰にも真似のできないアイデアと、何度でも読み返せる味わい――知的好奇心をたっぷりと満たすSFコミックの名匠・岡崎二郎の傑作!

これが一巻で終わってしまっているのが逆にすごい、と思わせるキャラの立ちっぷりとストーリーの面白さ。こんな作家がいらっしゃったんですねぇ。


郷愁に涙「ピコピコ少年」

あの頃ゲームがなければ、死んでいたかもしれない。今だから語れる、自伝的ゲーム青春グラフィティ!●ファミコン中毒のきっかけとなった少女との淡い出会い「初恋少年」●ユートピアだったあの駄菓子屋は今?「駄菓子屋少年」●FFⅤ発売を待つ列の先頭での恐怖の一夜「行列少年」●俺のBrand New Heartはどこに?「センチメンタルハート少年」●雨の日に最高に贅沢にプレイする方法「秘密の城少年」......みんな実話です!!

実は続編もありますが、一応一巻完結として。レトロゲームの時代に生きた作者のコミックエッセイです。笑えて、泣けます。


ハゲの人生を変える「僕は髪の毛が少ない」

前代未聞!20代から髪の毛が少なくなった“僕”のポジティブコミックエッセイ。実践的ノウハウ&爆笑コミックエッセイで、“髪の毛が少ないこと”の悩みの正体と、その上手なつきあい方がわかります。

全ハゲ必読!ぼくはこの漫画を読んでハゲたらスキンヘッドにしよう!と開き直ることができました。そろそろ時期かな……。


教科書にしたい「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」 

ヒリヒリ青春漫画のマエストロが贈る、もどかしくて、でもそれだけじゃない、疾走焦燥ガールズ・ストーリー。 "自分の名前が言えない"大島志乃。そんな彼女にも、高校に入って初めての友達が出来た。ぎこちなさ100%コミュニケーションが始まるーー。いつも後から遅れて浮かぶ、ぴったりな言葉。さて、青春は不器用なヤツにも光り輝く……のか?

これも素晴らしい作品です。「どもり」をテーマにした異色の青春モノ。押見修造氏の作品はちょっとハラハラしながら読んでしまうのですが、こちらは珍しくほんわか系です。


退廃的でエロティック「ヘルタースケルター」

ミステリアスな魅力でトップスターに上りつめた“りりこ”。だが、りりこには知られてはならない秘密があった。まばゆい世界の陰で、恐るべき事件と人々の思惑が絡みあい始める--。豪華キャストとスタッフで実写映画化。第7回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞&第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作品。鬼才・岡崎京子の、世紀を越えた傑作!

映画で有名な作品ですね。毒々しい作品なので好みが分かれますが、読了後の満腹感はさすが。もういいや、でもまたいつか読もう。そんな作品です。



これぞジュブナイル「神様がうそをつく。」

転校先の学校で、同級生・理生(りお)の秘密を知ったなつる。少年と少女の、幼い恋と冒険の物語。――七尾(ななお)なつるは東京から転校してきた小学6年生。クラスの女子に無視され、サッカーチームの新任コーチともソリが合わない。そんな時、大人びたクラスメイト・鈴村理生(すずむら・りお)の、誰にも言えない秘密を知ることに……。夕立、お祭り、「とうふ」という名の白い猫。小学校最後の夏。ふたりの、ひそやかな冒険が始まる。

完成度高し。ストーリーはもちろん、作品が湛えている雰囲気がすばらしく心に残ります。


「ちーちゃんはちょっと足りない」

「はぁ私たちはなんだか私たちって」いつも何かが欲しくって。中2女子・ちーちゃんとナツの日々日常。「空が灰色だから」の阿部共実、初の長編新作。

Amazonレビューの評価が異様に高い作品。冒頭のあたりはよくある「日常系」のギャグ作品でいまいちだな〜とか思っちゃったんですが、中盤から一気に引き込まれました。名作。


奇書中の奇書「聖マッスル」

神のごとき肉体と精神! 想像を絶するスーパーヒーローここに誕生! ある時、目覚めた美しい男。しかし男は自分が何者かわからない。一体ここはどこなのか? 男は人間を探してさまよい、ある都市にたどり着いたが、その都市は「人間」で作られており、人の姿はなかった…。 キング・オブ・カルト降臨!! 70年代肉弾劇画の最高峰、遂に復活!

カルト的な人気を誇る名作中の名作。のっけから濃密すぎて圧倒されて笑います。読む人を選ぶのでご注意。


伝説になった「かっこいいスキヤキ」

泉昌之(久住昌之原作、泉晴紀作画)・の伝説的デビュー作品「夜行」を収めたカルトコミック『かっこいいスキヤキ』。「ロボット」「最後の晩餐」など全22作を収録。

こちらもカルト的な人気の名作。耳掃除の話がツボです。ハマる人にはハマるはず。


重い!「55歳の地図」

19歳でデビュー以来、約100タイトルの作品を描いたものの、原稿の依頼が途絶えてしまった55歳の漫画家。過去の一切を捨てた著者が放浪の旅として選んだ、四国八十八箇所の遍路体験を自ら描く。旅の果てに、“生くべき道”として著者が見つけたものとは一体何か。

お遍路マンガのなかでは群を抜いて面白い。続編もあるので合わせてぜひ。


これも重い!「敗走記」

「島津の退き口」完全走破! 関ヶ原~大阪6日間約250キロの旅! 関ヶ原の合戦に敗れた西軍・島津義弘の敗走経路「島津の退き口」の内、大阪まで同じ時間、同じ道を追体験! 当時のドラマと今のドラマが交錯する歩くエッセイ漫画登場! この作品は……ヘタレ中年漫画家が歩きながらブツブツつぶやきヘタレて描く「ヘタレ漫画道」だったりもします。人生振り返ると辛いとお思いの方々なら、共感できるかもしれません。

こちらも歩く系の名品。編集者の無茶振りを真面目にこなす著者、凄まじく引き込まれます。ちなみにしまたけひと氏は歩き遍路をテーマにした「アルキヘンロズカン」も執筆しており、こちらも強烈に面白いです。


天才同士のコラボ「空也上人がいた」

81歳、孤独な老人。46歳独身、介護職の女。27歳、特別養護老人ホームを「ある事情」でやめた青年。ぬぐい去れない痛みを抱えた3人の奇妙な恋が始まる――――。脚本家・小説家山田太一の小説『空也上人がいた』(朝日新聞出版)を、『THE WORLD IS MINE』『キーチ』の鬼才・新井英樹が漫画化!! 巻末に新井英樹×山田太一録りおろし対談を収録!!

小説らしい小説を、新井英樹氏が描く。グロテスクな感じは少なく、読後感はむしろ清浄です。小説のコミカライズでは大成功といえる作品。HONZでも「超新作大賞」と高評価です


現代のグルメ漫画「ひとりぼっちだけど ほめられたくてせっせと料理写真をアップしてます。」

ネット上の見知らぬ女性にアピールするための妄想料理から、食事会でほめられようと寝ずに考えた渾身の一品まで。料理上手だけど食べさせる相手がいない孤独な独り身男子による、“ほめられ料理”コミックエッセイ!

ネット時代の料理エッセイ。作者の自意識との葛藤がじわじわ笑えます。今ももちろん現役でツイッターを続けていらっしゃり、この本を読んだあとだとなんだか微笑ましいです。読み切りのコミックエッセイですが、これ連載化しないのかな…


独自の世界観に浸かる「説経 小栗判官」

鞍馬の申し子と呼ばれながら、深泥ヶ池の大蛇と契り、流人となった小栗。相模の守護代の美姫ながら、父に逆らい小栗を婿にした照手。ふたりを待つ数奇な運命とは――。『五色の舟』(原作:津原泰水)で、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の大賞を受賞した近藤ようこが、中世の口承文芸「説経節」の中でも最大の長編「小栗判官」を、描き下ろし単行本として発表し、話題となった傑作、待望の新装版!

異色の作品。日本文化「説教」を淡々と、ドラマティックにコミカライズ。すばらしい仕事です。これが気に入ったら、バシバシ作家買いすることを推奨。紙でも揃えておきたいな……。


いがらしみきおのエッセイ「今日を歩く」

晴れの日も雨の日も雪の日も、

あるいは実母が亡くなった翌日も、

毎朝同じ道を散歩する著者。

いつもと同じ人とすれ違い、

いつもと同じ犬を見る。

でも、考えることはいつも違う。

新たな発見が、毎日ある。

淡々と街を歩く毎日を描いたエッセイマンガ。いがらしみきおワールドが好きな方はぜひ。


じっとり心に残る「あもくん」

息子の守は、幼い従姉妹に「あもくん」と呼ばれている。キャンプに来たものの、乗り気でない私と守は二人で森を散策した。日が暮れ、疲れた守を背負ってキャンプ場に戻ると……。家族の日常に潜む異界を描く!

非常に正統派なホラーマンガ。ホラーマンガって芸術だよなぁ、と思わせる安定のクオリティです。諸星大二郎作品ではこれが一番好きですね。


異色のコミカライズもの「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいのマンガで読む。」

太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外、カフカ、トルストイ……

あの名作を今更「読んでない」とは言えないあなたも大丈夫。

今からでも余裕で間に合う、史上もっとも肩の凝らない文学入門!

いやー、これがまた実に面白い!完全にネタっぽい作品なんですが、不思議なほど、心に残ります。いや本当に、たった10ページですけど、見事に原作の文学性を変なかたちで抽出できているんじゃないでしょうか。おすすめです。


谷口ジローの世界へようこそ「父の暦」 

陽一が郷里を想うとき、いつも決まって想い浮かぶ情景がある。早春の早い午後、幼い陽一は父の営む理髪店の床の上に座りこんで遊んでいる。ぽかぽかと心地よい陽だまりの床。それはどうやら、かなり幼い日のもっとも心なごむひとときのように思われる…。父が死んだとの連絡を受けた陽一は、郷里の鳥取に帰ることになった。十数年ぶりの郷里はすっかり街並みが変わってしまい、なかなか郷里に帰ってきたという実感が湧かない。それでも実家に近づくにつれ、記憶にある景色が目につくようになってきた…

原作ものが多い谷口ジロー作品、こちらはオリジナルです。一巻完結の家族ドラマで、谷口ジローの本気が窺えます。



まだまだあるよ谷口ジロー「K」

聳え立つ白き神に挑む男の物語。その男は自分の過去を精算するためだけに登り続ける。手塚治虫文化賞受賞作家・谷口ジローが描くアルペンロマン。

谷口ジローといえばやっぱり山岳モノ!谷口ジローで山といえば、「神々の山嶺」が有名でおすすめなのですが、ちょっと長いんですよ。「K」は一巻完結なので、入門編にはこちらがおすすめです。


谷口ジローの真骨頂「天の鷹」

明治初頭、会津を追われアメリカにわたった彦三郎と万蔵は、オグララ・スー族の戦士クレージー・ホースと運命的に出会った。二人は«天の鷹»«風の狼»と名を与えられ、オグララの戦士となった。手塚治虫文化賞受賞作家谷口ジロー、渾身のサムライアクション。

これぞ谷口ジロー。もはや映画をひとりで撮っているようなレベル……。なんでこんな作品ができるんだろう。日本が誇る名作家です。


あの夏へタイムスリップ「夏の手」

どうやら今年は夏が日本に来ないらしいよ。夏さんが来ないと、日本は夏にならないって。夏さんは今、常夏の島、ケロ島にいるんだって。夏さんが来てくれないと、夏祭りもやらないのかな。よし。みんなでケロ島に行こう。そんでもって、夏さんを日本へ連れてこようぜ!!おーー!!……うんち塗れになって遊んだあの頃。初めて異性を好きになったあの頃。親に嘘を吐き、仲間と密航を企てたあの頃。まっすぐな心が、少年たちを突き動かした。注目の漫画家が描く、少年たちの冒険。

圧倒的に印象的で、不思議な郷愁に誘われる不思議な作品。こういう世界観を持っている作家は、実は他にいないのかも。マンガが好きならぜひとも触れてみるべき作品です。


恋愛ものではピカイチ「ファンタジー」

14歳と59歳。いつしか本気の恋。 特殊な能力で犯罪者の心を読む仕事に就く14歳の少女・るみは、 親友のかえと共に、寄り添うように暮らしながら、 定年間近の警官・ジンさんへの淡い恋心を募らせていた。 口は悪いけれど優しいジンさんの心が、傷ついたるみの心を癒してくれる。

年の差を超え、次第に心を結んでゆく二人――。 ......"フツウ"にはなれない少女の心に宿った、小さな愛の物語。 描きおろしエピローグ「それから」収録!

「歳の差恋愛」を題材にしたエスパーもの。複雑な設定ながらも、一巻でコンパクトにまとまっています。完成度高し。


スリリング!「告白~コンフェッション~」

J大学山岳部OBの浅井と石倉は、尾張山3200メートル地点で遭難をした。事故によって死を覚悟した石倉は、自分が過去に犯した“殺人”を告白してしまう。しかし、その時、眼前に山小屋が出現し、二人は一命を取り留めるが……。尾張の冬山を舞台にした緊張と恐怖の密室サスペンス。名匠の華麗な共演が生み出した最高のスリルと興奮!

王道的なストーリーの山岳サスペンス。よくできた短編映画を見ているような感じに陥る、大人向けの傑作です。


LGBTものの名著「とある結婚」

◆カリフォルニア州ロサンゼルスに住む女性同士のカップル、ドイツ系アメリカ人のアンナと、日本人の早紀。

同性婚を禁じる“提案8号"の違憲判決を機に、アンナは早紀に求婚する。

翻訳の仕事も軌道に乗り始めて幸せいっぱいの早紀だが、結婚を知った上司の反応は……。

父との関係に悩むアンナ。周囲の無理解に直面する早紀。

結婚し、養子を得て幸せな家庭を築いていたが、パートナーを亡くした隣人のショーン。

ロサンゼルス在住の著者が描く、とある結婚の物語。

コンパクトかつリアルに描かれた「同性婚」もの。もっと話題になっていい作品です。ブログ記事を作って紹介しないと……。


力量感じるコミカライズ「モンテ・クリスト伯爵」

今なお色褪せない、アレクサンドル・デュマ・ペールの名作を鮮やかな筆致でコミカライズ!世界一豪華絢爛な復讐譚ここに誕生!!

意欲作。超大作の原作を見事な手腕で1冊にまとめあげています。すごい作家が続々と登場していますねぇ。


鋭い切り口の社会派「鬼さん、どちら」

三千人にひとり「鬼」のいる日常。「鬼」には「先天性頭部突起症」という名前がつけられ、節分の風習もなくなった。周囲に気をつかわれながら生きている鬼の女子高生・崎、崎のことが気にかかる同級生・ゆいこ、「突起症の天才少年」という過去を引きずるチェロ弾き・真央、かつて「鬼」だったがツノを切除した奥富、「鬼」を嫌悪する崎の担任・端場――――「鬼」という存在が浮き彫りにする人間の弱さと強さの物語、5篇を収録。

一巻完結なのがもったいないですねぇ……。道徳の授業とかで使えそうな社会派作品。これドラマとか映画にうってつけの作品なので、またどこかのタイミングで再評価されそう。


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