漫画もまとめましたが、本もまとめておきましょう。漫画まとめはこちら(マンガを年間1,000冊以上読むイケダハヤトが選ぶ、本当に面白かった漫画37作品まとめ 2014)。


時間の分子生物学 時計と睡眠の遺伝子

本書は、臨床医として睡眠障害の外来を担当する一方で睡眠の基礎研究もこなす著者が、生物時計研究の現状を自らの研究アプローチも織り交ぜつつ紹介したもの。

分子生物学的なアプローチからそこに至る数々の基礎研究まで、現在までの研究の流れを要領よくまとめてある。インドの研究グループがショウジョウバエの概日周期を400世代(何と10年以上!)にもわたって確認したとのエピソードには感動すら覚える。

これ隠れた名著です。ページをめくる手が止まりませんよ〜。


毒草を食べてみた

たった0.06ミリグラムで巨象を打ち倒すバッカク。天武天皇系の皇位が天智天皇系に移る一年前、正倉院から密かに持ち出された毒草冶葛。絶望的な激痛から人類を救い出したケシ。高速道路のかたわらで、青酸カリより激しい毒草としての甦りを待つキョウチクトウなどなど、人間の生と死をあやつる毒草は私たちのすぐそばにいる。これは、そうした毒草を食べてしまった人たちの世にも怖ろしい44の物語である。

タイトルからして「いや、ダメだろ!」と突っ込みたくなる作品。最初の方、実際に食べてます。ウェブでこれやっても面白いでしょうねぇ。


テクニウム―テクノロジーはどこへ向かうのか?

「テクノロジーの中を流れる力はただのぼんやりした情報に過ぎないのか。その力は自然なのか非自然なのか。テクノロジーはどういう意味で自然と異なるのか。テクノロジーは人間の知性から出てきたものであることは明らかだが、われわれの知性とどう違うのか」

これはかなり面白かったです。ただし、税抜き4,500円。一級のテクノロジー論なので、本にお金を出し惜しみしない方はぜひポチッと。ちなみに洋書版は792円ですので、英文読むのが得意な方はこちらをおすすめ。


2100年の科学ライフ

コンピュータ、人工知能、医療、ナノテクノロジー、エネルギー、宇宙旅行…近未来(現在~2030年)、世紀の半ば(2030年~2070年)、遠い未来(2070年~2100年)の各段階で、現在のテクノロジーはどのように発展し、人々の日常生活はいかなる形になるのか。世界屈指の科学者300人以上の取材をもとに物理学者ミチオ・カクが私たちの「未来」を描きだす―。

冷静な視点で書かれた2100年の生活。「人間が加齢を遅らせることができるようになる」「超小型のMRIスキャンデバイスで、人間の思考を読み取れるようになる」など、SF的な未来が描かれています。読書メモはこちら


データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則

人間行動の法則性が、ここまで明らかになった! 時間の使い方・組織運営・経済現象など、人間と社会に関する認識を根底からくつがえす科学的新事実。科学としての確立と現場での応用が同時進行し、世界を変えつつある新たなサイエンスの登場を、世界の第一人者が自ら綴る!

前半、ウェアラブルセンサーで人間の社会高度を解き明かしていくパートがひんじょーにエキサイティングな一冊です。一読するとちょっと信じられないような話が書いてあり、これからの時代に新たな常識となっていくのかが楽しみです。


天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。

読書に時間をかけない、予定は立てないetc.東大法学部を首席で卒業、財務省勤務を経て、現在は弁護士として活躍する著者が明かす、無理なく努力を続けられる37の秘訣。

うちのブログでも売れまくった作品。これを若いうちに読んでおくと、無駄な努力を避けられると思われます。


誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

心の傷と闘う子どもたちの現実と、再生への希望。“お化けの声”が聞こえてくる美由。「カーテンのお部屋」に何時間も引きこもる雅人。家族を知らず、周囲はすべて敵だった拓海。どんなに傷ついても、実母のもとに帰りたいと願う明日香。「子どもを殺してしまうかもしれない」と虐待の連鎖に苦しむ沙織。そして、彼らに寄り添い、再生へと導く医師や里親たち。家族とは何か!? 生きるとは何か!? 人間の可能性を見つめた感動の記録。

目を背けたくなるような「現実」が記された骨太なノンフィクション。子供を持つすべての親にプレゼントしたいです。これはもう税金使って配布してもいいレベルの作品だと思います。もっともっと多くの人に読んでもらいたい一冊。


生殖医療はヒトを幸せにするのか~生命倫理から考える~

不妊の補助的な医療として始まった生殖補助医療=ART。その技術が、生命操作にまで介入しようとしている。これは、子孫繁栄という人類普遍のニーズに応える福音か。それとも、不自然な欲望を掻き立て、新たな苦悩を与えるモラル・ジレンマの始まりなのだろうか―。生命倫理の視点から、私たちの人間観や家族観、親子関係に与える影響を考える。

生殖医療の最前線についてまとめた稀有な作品です。ちょっと時代が早すぎた感のある一冊でもあります。中身が気になる方はこちらのまとめをぜひ(「中絶された胎児の卵子」で子どもを作る。テクノロジーと生命倫理の極北を知る一冊:「生殖医療はヒトを幸せにするのか」


年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学

《浮かぶ都市》の高卒者は、《沈む都市》の大卒者より給料が高い――。 気鋭の経済学者が実証した「ものづくり」大国にとっての不都合な真実!

まちづくりとかに関心がある人は必読だと思います、この本。「地方創生」のヒントも詰まっている一冊です。Amazonレビューもいい投稿が多いので、合わせて読んでおくとポチりたくなる衝動が抑えられなくなるはず。


アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ

1901年、ギリシアの海底から奇妙な機械の破片が引き上げられた。小さな箱に多くの歯車を組み込む洗練された設計と技術。はじめは紀元前1世紀のものとは誰も信じなかった。いったいこれはなんのために創られたのか?百年にわたった謎解きを研究者たちのドラマとともに描く、興奮の科学ノンフィクション。

ノンフィクションの名著ですねー、これ。いわゆる「オーパーツ」に分類されることもある「謎の機械」の真実に迫る。大興奮で読み終えること間違いなし。


反省させると犯罪者になります

犯罪者に反省させるな―。「そんなバカな」と思うだろう。しかし、犯罪者に即時に「反省」を求めると、彼らは「世間向けの偽善」ばかりを身に付けてしまう。犯罪者を本当に反省に導くのならば、まずは「被害者の心情を考えさせない」「反省は求めない」「加害者の視点で考えさせる」方が、実はずっと効果的なのである。「厳罰主義」の視点では欠落している「不都合な真実」を、更生の現場の豊富な実例とともに語る。

文句無しの名著。こういう考え方がもっと広がると、世の中はよくなっていくんでしょうねぇ。子育てしている人はぜひとも読んでおくべきです。


読んだ本を振り返ってみても思いますが、今年は漫画が中心でした(マンガを年間1,000冊以上読むイケダハヤトが選ぶ、本当に面白かった漫画37作品まとめ 2014)。来年は漫画とそれ以外の書籍をバランス良く読んでいこうと思います。高知の山奥に引きこもって読書三昧ライフを過ごそうという野望を実現します。ほんと、みなさん、まだ東京で消耗してるの?では良いお年を!


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