いやー、これ本当に思うんですよ。


10%くらいは「組織不適合者」

ぼくは組織に向いていないんですよ。けっこうそれは昔からで、小学校のときからクラスの輪にはそれほど溶け込んでいませんでした。修学旅行とかサークルでも勝手に行動して迷惑をかけていましたね。すみませんでした。

会社員という生き方もキツかったです。よくみんな無駄な会議とか出れるなぁ、何で毎日満員電車乗れるんだろうなぁ、なんで俺が隣の部署の電話取らなきゃいけないんだよ、と悶々とする日々。特に電話関係は「若い人が取るべき」みたいな謎ルールがあって、まったくもって意味がわかりませんでした。会社員生活は辛かったので辞めてしまいました。

で、こういう人間は、ぼくの推計によると、人口の10%いると思うんです。いや、完全にイメージの数字なんですけどね。10人いたら1人は組織に向いていないんです。イケダハヤト調べでは。


それはもうちょっと真面目にいえば、発達障害を抱えている人の割合とも関係しているのかもしれません。

たとえばぼくは、軽い「相貌失認」があったりします(診断は受けていませんが)。「相貌失認」は、人の顔が覚えられない(認知できない)という脳の認知上の特徴、もとい発達障害です。

「おまえは他人に無関心なだけだろ」とよく言われますが、ほんっとーに、顔のあたりだけ認識がゆるいんですよ。服装とかアクセサリーとかヒゲとか、他の特徴は覚えられるんですけど、顔だけ曖昧な認識になるんです。フェイスブックのアイコンとかだといけるんですが。

やっぱりですね、相貌失認があると組織で働くのは難しいわけです(頑張って乗り越える人もたくさんいますが)。クライアントやチームメイトの顔をなかなか覚えられなくて、コミュニケーション上の齟齬が発生してしまいます。何度も会っているのに初対面だと思い込み、無意識的に失礼なことを繰り返してしまうという困難を抱えることになります。顔を覚えるのが得意な同僚がいると、劣等感を覚えます。これでは家で引きこもっていた方がマシだ、という話になりかねません。


大なり小なり、何らかの社会的な困難を抱える人は、仕事を選ぶのも大変です。いつも思い出すのは、夏目漱石の「いちいちこっちから世の中に合わせていくことはできない」言葉です。彼の場合は、結果として一人でできる「創作活動」を仕事に選んだわけですね。とても共感できます。

「しかしよく考えてみるに、自分は何か趣味を持った職業に従事してみたい。それと同時にその仕事が何か世間に必要なものでなければならぬ。何故というのに、困ったことには自分はどうも変物である。

(中略)とても一々こっちから世の中に度を合せて行くことは出来ない。何か己を曲げずして趣味を持った、世の中に欠くべからざる仕事がありそうなものだ。」(夏目漱石「処女作追懐談」)


今はとても良い時代で、組織不適合者が生きていくための選択肢が、かなり多様になっていると思います。リアルに人とふれあうのが苦手だったとしても、クラウドワークスとかJob-Hubあたりで数万円を稼ぐことができてしまいます。ぼくのようにブログで稼ぐこともできます。

「通常の組織で働くことに向いていない人がいる」という社会的な理解も深まっているので、10%の人たちは、だいぶ生きやすくなるのでしょう。21世紀という時代は、「組織不適合者」の苦労が軽減される世紀にしていきたいですね。


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