出てこいビッグマウス 失敗たたえる日本にしよう」といった記事がありました。こういう発破をかける記事はしばしば出てきてその度に「良いこと言ってる!」と思うんですが、なかなか世の中って変わらないよなぁ、とも同時に思うわけです。


「実験」と呼ぼう

それは言葉の問題な気がしておりまして、「失敗」というからダメなんですよね。そうではなくて「実験」と呼べばいいんですよ。失敗したときには「あぁ、あのプロジェクト?実験だったんだよね」と開き直ればいいんです

ぼくはけっこうチキンなのでなるべく失敗したくないんですが、実験は大好きです。


それはもう、毎日のように小さな実験を繰り返しています。細かいレベルだと、先日は青空文庫のテキストを編集してブログ記事にしてみました(「国に騙された!」と叫ぶ無責任な人は、伊丹万作「戦争責任者の問題」を読むべきだと思うよ)。

ここ数日は、あえて記事本数を減らしてみる実験を行っています(1日2〜3本更新)。本数を減らせば時間に余裕が出てくるので、この余裕を使ってあたらしい実験も始めます。

少し前だと、LIGの方々と絡んでアホコンテンツをつくったのも、よい実験になりました(「ぼくの考えた最強のスマートフォン」をイケダハヤトにレビューしてもらった | エンタメウス)。菊池さん、その際はありがとうございました。


大きなところだと、東京から高知県への移住も、ぼくにとっては「実験」です。何にしたって、やってみないとわかりませんからね。ダメだったら東京帰ればいいだけですし。もっとも、高知の生活を予想以上に気に入ってしまい、気分的には永住するつもりです。

プロブロガーになるという選択も、当初は実験的なものでした。とりあえず本気で記事本数を増やしてみたら、かなりアクセスが伸びたんですよね(ihayato.newsの現状をご報告(2012/4)—ニュースサイト化によりPV3.5倍、UU1.9倍に)。加えて広告配置を見直し、アフィリエイトにも力を入れたところ、案外儲かりそうなのでプロブロガーに転向した次第です。


失敗、たくさんしてきました。

実験には失敗が付き物です。これはもう数限りないので、ざっくりリストアップしておくに留めましょう。

  • AWSにサーバー移転したところ、毎月の運用コストが増大
  • 100万円の予算で有料メルマガを始めるも、軌道に乗らず縮小
  • デザインを変更したところ、サイトにエラーが出て四苦八苦
  • 一時期Apple系の記事をガンガン出したけれど、サイト価値向上には繋がらず
  • 寄稿を集めるも、マネジメントできずに終了
  • コミュニティスクールを始めるも、精神的に割に合わず撤退
  • イベントを企画するも、集客がうまくいかず中止
  • 大企業と仕事を始めるも、精神的に割に合わず撤退

上記のような比較的わかりやすい失敗だけでなく、「実験したけれど、大してプラスにもマイナスにもならなかった」というケースもたくさんあります。むしろ、それが全体の90%くらいかもしれません。実験とはそういうものなのでしょう。

ビッグマウスな感じですが、ぼくと同じくらい実験しているブロガーはそうそういないと感じています。ぼくも守りに入る系ですが、みなさんかなり保守的です。いつまで同じことやってるんでしょ?自分をもっとオープンにして、「実験台にしてもらう」のがいいんじゃないかと、よく思います。


臆病なあなたは、実験の回数を増やそう

「失敗した!うやっほーい!!」とエクスタシーを感じることができる人は別として、臆病な一般人にとっては「失敗を歓迎しよう」というよりも、「実験の回数を増やそう」と表現した方が、結果的に挑戦の回数が増えるはずです

臆病を自覚しているあなたは、一日一回、何らかの実験をしてみることです。それは本当に小さなものでもいいと思います。「嫌いな上司に満面の笑顔で挨拶をしてみる」でも「ランチビールを飲んでみる」でも「ヨーグルトを400g摂取してみる」でも、何でもいいと思います。

そうしたプロセスを経て、結果的に、あなたは失敗に慣れていきます。実験には失敗が付き物ですから。ヨーグルトを400g食べてみたら、下痢に苛まされるかもしれません。ランチビールを飲んだら、午後の会議で眠くなるかもしれません。でも、それでいいんです。何でも実験してみないとわかりませんから。


失敗を前提に行動できるようになると、人間はそれはもう強くなります。見切り発車でガンガン進むことができるようになるでしょう。

あまり知られていないことだと思いますが、どの道でも、失敗には法則性が見出せるんですよね。成功法則は一定ではありませんが、失敗法則は比較的明確です

失敗を繰り返していくと、良くも悪くも「あー、このやり方はたぶん失敗するな…」という肌感覚を獲得できるようになります。こうなってくると、ますます行動力が高まっていきます。


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