恒例のIVSまとめです。といってもまだ二回目なんですけどね。


IVSって何?

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IVSって何?という人のために、パンフレットからInfinity Venture Partnersのみなさまからのメッセージを転載。

この度は「Infinity Ventures Summit 2014 Spring」にご参加いただき、誠にありがとうございます。2004年11月に第一回目を開催し、今回で20回目を迎えました。

インフィニティ・ベンチャーズLLPは、日本と中国のインターネット企業に投資を行うベンチャーキャピタル(2014年5月段階で累計約100億円規模)です。日本及び中国のインターネット・サービス企業、そしてアーリーステージ(創業初期段階)のベンチャー企業への投資に特化した投資活動を行なっております。

また、年2回のプライベート・カンファレンスである「Infinity Ventures Summit」を開催しております。2010年からグローバル・ベンチャーキャピタルe.venturesと提携し、グローバルネットワークを拡充しました。さらに2013年10月には、北京最大級のスタートアップ 向けのコワーキングスペース「TechTemple」を開設しました。日本のみならず中国においても活動の幅を広げております。

ざっくりいえば、IVPが主催するIT業界を代表する大規模カンファレンスです。面白いプレゼンがたくさん聞けて、色々な人と知り合えます(参加は招待制です)。


おまけの360度映像。会場風景はこんな感じ。

#IVS メイン会場を360度画像で。 - Spherical Image - RICOH THETA

リアルタイムフィード

中継OKなセッションはバシバシツイートを投稿していきます。


Session 1 : 急成長する世界のEコマース企業

  • Farfetch Founder & CEO José Neves氏
  • The RealReal Chief Merchant Rati Levesque氏
  • モデレーター:インフィニティ・ベンチャーズLLP 田中 章雄

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小林さん:みなさんお集りいただきありがとうございます。今回で20回目となりました。日本のスタートアップ盛り上がっているな、と思っていますが、あえて「こんなんじゃ甘い!」と言いたいと思っています。

IVSも次の10年続けていけば、GoogleやFacebookを超える会社が出てくると信じています。これからもよろしくお願いいたします。

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田中さん:みなさんこんにちはインフィニティベンチャーズの田中です。今日は無理なお願いをして、具体的な数字もお見せいただけることになりました。英語でやりますので、通訳レシーバーを使いながら参加いただければと思います。では最初にラティさんのスライドから掘り下げていこうと思います。

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ラティさん:私はRealRealという会社を経営しています。バックグラウンドは経済学です。サンフランシスコでセレクトショップを経営していたんです。銀行を辞めさせられて、ファッション業界に入ることになったんです。

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6年間くらいお店を経営していたのですが、RealRealのJulie(社長)がマーチャンダイザーを探していました。リセールが売れるんじゃないか、自社ECをやりたいな、と感じていた矢先、Julieさんから誘われてRealRealに行きました。

最初に委託を始めたときの写真です。まずは2000着の在庫を手に入れて、そのあとはなかなかうまくいかなかったんですが…。

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私たちは鑑定したブランド品をリセールしている企業です。3年目です。会員数は240万人、これまでに45万点を売り、1億ドル近い収益を視野に入れています。Neiman Marcusのようなブランドとパートナーシップも結んでいます。

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こちらが倉庫の写真です。シャネルの靴がタワーになっています。安全性の高い倉庫を持つように気を付けています。

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田中さん:次はポルトガル出身でロンドンからいらしたジョセさんお願いします。

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ジョセさん:アキオさんは過去をばらすようですね(笑)1974年に生まれました。日本は大好きで、15年間のうち何度も来ています。これまでの仕事では、日本企業との取引もありました。日本食も大好きです。

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田中さん:ジョセさん、はしを使って日本食を上手に食べていました。私は洋食を食べていたのですが…(笑)

ジョセさん:テクノロジーを愛していました。48kのメモリのこの端末をクリスマスにもらって、プログラミングを始めました。8歳の頃です。19歳になった頃に、自分のテクノロジービジネスを始めました。ファッション業界向けの管理ソフトウェアを販売していました。

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そこで、21歳のときにクレイジーな決断を下して、靴のデザインを始めました。ファッション業界を見ていたら、自分でもできるかな、と思いまして(笑)ジョセさん:これは恥ずかしいのですが…。私がデザインしていた靴です。

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(会場笑い)

ジョセさん:2007年にferfetchのアイデアにたどり着きました。キュレーションされたセレクトショップが集まるサイトです。お店の在庫とリアルタイムに連動しています。ferfetchに関する短いビデオをご覧ください。

われわれのテクノロジーを使えば、ブティックの商品をオンラインにどこにいても見れて、買えます。パリのブティックの商品も、5日間で日本に届きます。

2007年にアイデアを思いつき、パリの百貨店やブティックを見ました。すべてがオンラインになるのは難しいな、と思ったんですよ。トップクラスのプラットフォームがないかぎり、グローバルに売っていくのは難しいと。だったらそれをやってみようと。

アイデアを思いついてから、1年くらいでリリースしました。25件のブティックとつながり、エンジニアを確保しました。バイヤーがいないときにセラーになってくれ、というのは難しかったのですが、トリックがあります。後で説明しますね。

カスタマーは150カ国に展開しています。数字に関しては、こちらのビデオをご覧ください。(*後ほどご紹介)

お客さん一人が、1オーダーで41,000ドルということもありました。1年で52万ドル使った方もいらっしゃいます。香港の方です。そういった方には特別なプログラムを用意しています。スタイリストを紹介したり、商品をいち早くご紹介したり。

田中さん:彼らはなぜ、直接ブティックに行かないんでしょう?お金はあるわけですよね。

ジョセさん:彼らがブティックに直接いかないのは、ファッションは動きが早いからです。在庫があったらすぐに買いたいのではないでしょうか。それはひとつの魅力になっていると思います。自宅にいながら世界中のブティックから商品が買えるわけです。

中国の市場は大きなマーケットとなっています。4番目に大きなマーケットです。でも、中国語のサイトはまだないんです。今年中国語版をリリース予定です。

こちらはグロースを表した図で、USドルです。

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私たちの強みのひとつはモバイルです。日本でも来月にリリース予定です。日本のブティックを海外に、海外のブティックを日本に。日本のショップにも朗報だと思います。

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ちなみに、インドで昨年同じようなリリースを打ったのですが、こんなボリウッド風のビデオを作りました。日本ではどんな動画がいいでしょうかね。

田中さん:あと12分ほど残っていますので、私から、そして会場から質問をさせていただきます。典型的な嫌な質問ですが、『Amazon、eBayがありますよ。叩きのめされるんじゃないですか?』その点について教えてください。

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ジョセさん:その質問はたくさん受けますね。USのVCは特に。グローバルなハイエンドなラグジュアリーブランドを売っているんです。ウォルマートでPRADAは買えません。安いサイトではなく、素敵にデザインされたサイトで売りたいと彼らは思うんです。

そして価格が保証されている、関係が整っている場所で売りたいと思うわけです。それはAmazonにはむずかしいことです。彼らが別のECサイトを作ったとしても、難しいのではないでしょうか。

ショッピングはエモーショナルな経験のはずです。価格だけではなく、エモーショナルな要素が必要です。Amazonで洗剤や本の隣に売っているのは、ちょっと違うわけです。

ラティさん:加えていうと、eBayはキュレーションができないから、と言って当社に転職してくる方もいますね。

会場から質問:ファッション好きの人があなたのようなサイトを作りたいと思ったとき、どのくらいの労力が掛かりますか?

ジョセさん:最初のチャレンジは、売ってくれる人を集めることです。私は初日から多くのブランドを掲載することができました。同じようなサイトを作ろうとするのなら、カスタマーサービスの充実も鍵です。ブティック側のトレーニング、ロジスティクスにも注力しています。

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まずサイトを面白くしていって、顧客が集まっていって、成長していくということだと思います。私たちにとっても、セラーの数、サプライについては重要視しています。

田中さん:クリティカルマスに届いたのはいつで、どのようなターニングポイントでしたか?

ラティさん:まさに、サプライが大切です。需要が問題ではないんです。サービスをはじめて8ヶ月くらい、高級ジュエリーを直接郵便で送ってくるラグジュアリーマネージャがいらっしゃったんです。これでメジャーになったな、と感じましたね。

ジョセさん:うちの場合は一年半くらいでしょうか。新しいブティックを入れればすぐにうまくいくことがわかったのは、そのくらいです。

田中さん:最後に、お二方からコメントをいただきたいです。

ジョセさん:日本は大きなオポチュニティーがあります。オンラインのラグジュアリービジネスはこれからも伸びていきます。マクロ経済の影響はないでしょう。始まったばかりということです。

ラティさん:同じような感想ですね。この市場に入ることにワクワクしています。長い道のりがあると思いますが、リセール業界は25億円の市場があります。日本人の欲求は高いですし、これからが楽しみです。

Session 2-B : デジタルファブリケーションで変わるハードウエア・スタートアップ

  • takram design engineering 代表 田川 欣哉氏
  • ビーサイズ株式会社 代表取締役社長 八木 啓太氏
  • 株式会社V-Sido 代表 吉崎 航氏
  • ユカイ工学株式会社 代表 青木 俊介氏
  • モデレーター:ITジャーナリスト 林 信行氏

セッション内容はこちらのURLにまとめてあります。

#IVS デジタルファブリケーションで変わるハードウエア・スタートアップ : イケハヤ書店 by @IHayato


Session 3-A : 成長する CtoC マーケットの展望

  • Baixing.com CEO Jianshuo Wang氏
  • 株式会社ジモティー 代表取締役社長 加藤 貴博氏
  • 株式会社メルカリ 代表取締役社長 山田 進太郎氏
  • 株式会社ブラケット 代表取締役 光本 勇介氏
  • モデレーター:インフィニティ・ベンチャーズLLP 田中 章雄

#IVS 成長する CtoC マーケットの展望 : イケハヤ書店 by @IHayato


Session 4 変革力

  • グリー株式会社 代表取締役社長 田中 良和氏
  • 株式会社コロプラ 取締役副社長 千葉 功太郎氏
  • ヤフー株式会社 副社長兼最高執行責任者 川邊 健太郎氏
  • モデレーター:株式会社プロノバ 代表取締役社長 岡島 悦子氏

#IVS GREE・田中氏、コロプラ・千葉氏、ヤフー川邊氏が語る「変革力」 : イケハヤ書店 by @IHayato