先月取材に行ったリバネス(世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる:リバネス・丸社長の話が面白かったので書き起こし)。代表・丸さんの名言を紹介し忘れていたのでご共有です。ほんっとに面白い方です。


「128万円、行ける!きた!これはきた!」

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イケダ:新しいプロジェクトやベンチャーが失敗する原因って何だと思いますか?

丸:「失敗」と言った瞬間に失敗になってしまう。心だよ。オレは認めないよと、言ってしまうんです。そうやって12年会社やってきました。

この会社は狂ってるって言われましたよ。普通、出前実験教室でベンチャー起こしますか?(笑)一年目は売り上げ128万円でした。

イケダ:それは失敗ですね(笑)

丸:(笑)15人の若い学生が集まって起業して、みんな「やべえ」って思ってて。でも俺は「128万円、行ける!きた!これはきた!」と思いました。リーダーはいけると思っていたんです。

それで、次の年には700万円。それじゃまだ人はしっかり雇えない。そんな感じで続けていったら、教育事業は大きくなりました。諦めなければ失敗じゃないんです。
失敗は心の問題だよね。あの当時、第三者からみたらリバネスは失敗だったと思う。

あとは、しばらく寝かしていたら急浮上してきたりもしますね。いや、寝かすというより、「浮かす」かな。寝かしてしまうと掘りおこすと大変なので、風船みたいに浮かしておくんですよ。数年後に、そういえばあの企画浮かしてた!と、動き出すこともあって。

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これ、すごく面白い考え方だと思うわけです。失敗というのは客観的に判断できるものではなく、実は主観的に判断される、ということですね。

リバネスの始めた実験教室事業は、競合他社も続々と出てくるくらい市場化されています。立ち上げ当初は市場がなかった、というのは当たり前なんですがびっくり。

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「浮かす」という考え方も非常に興味深いです。何事にもタイミングというものがあり、よいプロジェクトでも時期が合わずにうまくいかないこともあります。

そういうときにすぐに「失敗だ!」と絶望して諦めるのではなく、「とりあえず浮かせておくか」とペンディング状態・低コスト運用状態にしておくのは大いにありだと思います。うちも有料メルマガはそんな感じで浮かしておこうと思っています。


あまり知られていませんが、リバネスという会社は本当に面白いです。丸社長が書籍を出したばかりですので、ぜひこれは多くの方に手に取ってもらいたいところ。

自社内では「出前実験教室」など200以上のプロジェクトを同時進行させ、しかもそのすべてが黒字。 そして、社員全員が理系の博士号or修士号を取得しているという異色の研究者集団企業「リバネス」。

本書では、世界を驚かせるようなイノベーションを起こすためのしくみ「QPMI」を中心に、 リバネス独自の取り組みと社内制度、そして具体的な事業内容を初公開します。