「清水鉄平」の名前は覚えておくべし。


「はちま起稿」元管理人の素顔

清水鉄平氏は、人気2chまとめサイト「はちま起稿」の元管理人。「えー、2chまとめ?」と脊髄反射で嫌がる方はページ離脱していいと思います。気になる方はさらに読み進めてくださいませ。

はちま起稿はちま起稿

あんまり話題になっていませんが、彼は書籍を執筆しています。で、この本、過小評価されてますよ。めっちゃ面白かった。

何が面白いかって、「はちま起稿」は転載禁止を早期に食らっているんですが、それを乗り越えてアクセス数を伸ばしたそうです。

不運はさらに続きます。2012年6月4日、2ちゃんねるに「面倒なことになりそうな会社さんへ」と題された警告文が掲示されました。

立て直しのテーマは「ゲームブログからの脱却」。従来のマニアックなゲームブログから「ゲームを中心とした総合エンターテインメントブログ」に方向転換し、アニメや芸能ニュースを積極的に増やすことにしました。

結果的にこのリニューアルは成功し、一時はずいぶんと落ち込んだアクセス数も、2013年9月には月間1億2000万PVを記録。2ちゃんねるにより転載禁止を警告される以前よりもアクセス数が増えました。

今のはちま起稿を覗いてみると、すでに「2chまとめ」ではないんですよね。既存のニュースサイトの記事を部分的に引用し、一言コメントを提供するというスタイル。他のまとめサイトのように「コメント欄のまとめ」はやっていません。ホント独自のスタイル。

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記事本数は圧倒的。50〜60本更新しているのでは…BuzzFeedみたいですね。

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ちなみにライター数は「片手で数えられるほど」だそうで。1記事あたりの生産コストは低そうなので、うまくフローつくれば回せるでしょうね。うーん、普通にすごい。

Q:はちま起稿は何人で更新しているのですか?

A:2014年2月現在、はちま起稿の記者の人数は片手で数えられるほどです。記者たちはそれぞれシフト制で更新していて、作業も自宅で行っています。今の僕はあくまでアドバイザーであって管理人ではないので、記事のネタ選びから制作までは記者たちが独自に行っています。


彼はあとがきで熱い思いをぶちまけています。

高校生のときに個人ブログとしてはちま起稿を立ち上げ、行く先が見えぬまま青春、進学、すべてをまとめブログに費やした僕でしたが、本書の出版を機に1つの目標を定めました。

世の中に散らばる好奇心を集めてまとめるネット時代のキュレーター。

その第一人者となるべく尽力していきたいと思います。

いやー、お会いしてお話を伺いたい。2chまとめの印象が強すぎて、過小評価されまくっている気がします。BuzzFeedに一番近いのは、大げさではなく「はちま起稿」なんじゃないかと思います。ライトなまとめ記事だけでなく、ハードなジャーナリズムに手を出したら大化けしていくでしょうね。はちま起稿で得たお金を原資に、他のメディアとかやらないのかな…。


レビュー荒れてますが、メディア関係の方には強くおすすめします。ノウハウ部分というより、彼という存在を知ることに意味があります。