高知に出張に行ってきました。


NPOがなぜか盛り上がっている!

第3回ファンドレイジング・ジャパンinこうち」に参加するためだったのですが、なんですかここは、100人以上集まってるんですが…。「ファンドレイジング」というマニアックなテーマにこれだけの人が集まっているというのはかなり驚き。高知ですよ、高知。

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ぼくは仕事柄、色々な土地にお邪魔するのですが、高知は不思議な熱気があります。特に地域おこしは事例が豊富で、「ゆずの村」で知られる馬路村、「土佐山アカデミー」を中心に盛り上がる土佐山地域、情報発信も巧みで「いなかみライフ」とかハイクオリティです。謎の吸引力を感じます。なんで高知は熱いんだろう、と純粋に疑問が浮かびました。


年収が低い、仕事がない、人口減少

その前にデータから。高知は一人当たり年収が最低クラスで知られています。収入が少ないということは、仕事も少ないわけですね。

47都道府県のうち、1人あたりの県民所得が最も低いのは沖縄県だというのが、これまでの常識のようなものだった。ところが、このほど発表された09年度の各県の経済状況に関する統計によると、46位だった高知県が最下位に転落することが確実になった。

1人あたり所得の全国最低は高知県 沖縄にも抜かれたのはなぜなのか  : J-CASTニュース

人口も順当に減っており、秋田、青森に次いで3位。そもそもの人口も少ないです。老人人口も3位で、全国より10年先行しているとか。

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その割に少年犯罪の検挙人数も多いそうで。あくまで「検挙人数」なのでこれは注意して読み解く必要がありそうですね。

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資源は豊富!

一方で、自然を始めとする資源は豊富です。森林率では日本一、日照時間でもトップクラス。

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自然エネルギーに関しては新しい取り組みが目立っており、木質バイオマス、小水力などの事例が注目されています。この小水力発電所は取材したいなぁ…。

食事のおいしさは言うまでもありません。鰹!お酒!野菜もうまい!

Katsuoseasonpicかつおの旬っていつなんだ « 高知ネット

なぜ高知は市民活動が熱い?

で、本題の「なぜ高知は市民活動が熱いのか」。色々な方に聞いてみました。


行政もお金くれないし、地域もお金くれないし、自分たちでやらないといけないですよね」と語ってくださったのは、現地でNPO活動に関わる女性。高知のNPOが「ファンドレイジング(寄付集め)」に関心がある団体が多いのも頷けます。補助金漬けになろうと思っても、漬からないわけですから。

歴史的にいうと、教科書無償運動が始まったのも高知です。もともと貧しさがあるがゆえに、市民との連帯が文化として生きているのかもしれません」と語るのは高知市民会議の事務局長・藤島さん。確かにイベントに来た方々と話してみると、みなさま一様に地域に対する強い危機感を感じていました。

若くしてNPO活動に関わる男性の言葉もご紹介。「高知県民には、マイナスをプラスにするユーモアがありますね。ネガティブなものをネガティブに捉えないで、ポジティブに笑いにします。あとは南国なので、お金がなくてもけっこうなんとかなる、という背景もあるんじゃないでしょうか」。

「県民性はあるでしょうね。お節介焼きな部分があるというか。あとは、高知の人間は高知が一番だと思っています。これだけ自分の県が好きな県民はいないんじゃないでしょうか。悪いところも良いところも、ぜんぶひっくるめて好き。正確は基本ラテン系、議論好き、でも次の日は覚えていない(笑)」と語るのは黒潮実感センターの神田さん。


個人的に感じたのは、超優秀なクリエイターたちがいらっしゃること。特にデザイン系の人材が豊富(?)な印象を抱きます。いちいちサイトがきれいなんですよねぇ。あと、家入さん周りに書道クリエイティブを提供している「雪書」のゆきさんも高知にいらっしゃいました。たまたまお会いできて驚き。東京のクリエイターだと思い込んでました。

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うーん、NPOや地域おこしに関わりたい方は、高知への移住はかなりおすすめできる気がします。ここまでコミュニティがあると色々やりやすいでしょうね。ぼくは福岡移住に興味があったんですが、いやー、高知いいかも…。