ぼくは好きなことを仕事にしています。それは色々と運に恵まれたことが前提ですが、「好きなことを仕事にできないとヤバい」という危機感があり、自分で環境を整えてきたという背景もあります。

大切なのでもう一度。これからの時代、好きなことを仕事にできないと、ヤバいとぼくは思っています。「好きなことを仕事にする」を諦めている人たちの末路を想像してみましょう。


死ぬまで好きでもない仕事をやりつづけることになる

ぼくら20代が年老いる頃には、平均寿命は100歳を超え、人によっては120歳くらいまで生きているはずです。「そんなわけねーよ」と直感的に反発する人もいるでしょうけれど、歴史的に見れば、平均寿命は伸び続けてきています。そして、感覚的な予測も裏切られつづけています。

・大昔のクロマニョン人たちは、18年ぐらいしか生きられなかった。ルネサンス時代になってやっと、ヨーロッパの人々はだいたい30歳の誕生日を迎えられるようになる。そして、1850年には、平均寿命が43歳まで延びる。

・平均寿命は着実に延びてきており、女性では1年あたり平均3ヶ月増加し、男性では1年当たり平均2.5ヶ月増加している。

・歴史学者ジム・エッペンと人口統計学者ジェイムズ・ボーペルによれば、国連や世界銀行など、少なくとも13の機関が行った平均寿命の予測が結局はまちがっていたという。


さて、これからの社会において、「年金暮らし」なんてものが昔話になるのは「前提」です。今の20代の若者で「65歳になって引退して年金暮らし」ができると考えている人がいたら、ヤバいです。化石ですか、あなたは。そんな時代が持続するわけないじゃないですか。

ぼくら世代は「老後」なんてものはありません。途中で短い「引退」はあったとしても、基本的に「死ぬまで働く」のがマジョリティにならざるをえないでしょう。それがいやであれば、若いうちに資産をためて、120歳まで無職で生きることができるようになるしかありません。


さて「死ぬまで働く」としたら、「たいして好きでもない仕事」に時間を注ぎつづけるのは、強烈な苦痛になるはずです。ぼくは、将来、この問題に多くの人が苦しむようになると予想しています。

これまでは「引退」「老後」がありました。「たいして好きでもない仕事」だったとしても、60歳、65歳になれば終わりです。あとは「余生」を楽しめば、それでOKです。

が、そういう時代は終わります。多くの人は文字通り死ぬまで、「たいして好きでもない仕事」をやらざるをえなくなるでしょう。人生は人それぞれですが、これはかなり精神的にきついと思われます。


ぼくは死ぬまで働くつもりで生きているので(というか、国民年金だと老後なんてものはないのです)、自分の好きなことを仕事にするために尽力しています。冒頭で述べたとおり、運の力がほとんどですが、とりあえず今のところは順調です。

押し付けがましいですが、ぼくは多くの人に、せめて実験レベルでもいいので「好きなことを仕事にする」「これなら死ぬまでつづけてもいいかな、と思えることを仕事にする」ことに取り組んでもらいたいと願っています。土日とか終業後に実験するくらいなら、基本的に誰でもできるはずですから。今はBASEとかランサーズとかもありますしね。


一流になれず、ロボットに仕事を奪われていく

さらに厳しい鉄槌ですが、「好きなことを仕事にしていない人」の多くは、二流の人材として落ちぶれていきます

日本人を取り巻く労働環境は、ますますシビアになっていくでしょう。仕事は途上国の労働者やロボットやコンピュータに奪われ、普通の人々の賃金は下がっていきます。人を雇うより、ロボットを雇った方が安くなるわけですから。

そんな強烈な下方圧力を乗り切るためには、常に「ロボットにはまだできない、新しいこと」を生み出しつづける必要があります。一流のクリエイター、アーティストにならないと、高賃金の仕事ができなくなるということです。上司の言うことを聞くだけなら、ロボットでいいんです。


「好きなことを仕事にしている人」たちは、ほとんど必ず、新しい価値を創造する側に回ることができます。ひとつのことに没頭している人々は、「あれ?これ、なんで、まだ誰もやっていないんだろう?」という疑問にたどりつくことができます。圧倒的な時間を投下しているので、そういう新しいアイデアを実現できるだけの能力も持ち合わせているでしょう。

「好きなことを仕事にしていない人」は、仕事において、常に後手に回ります。誰かが生みだしたものに乗っかり、自分の仕事をすることになります。2014年時点ならそれでも生きていけますが、2050年には、そのような仕事はロボットに代わっているでしょう。


ぼくらはアーティストにならないといけません。ロボットやコンピュータでは生み出すことができない、人間的な、新しい価値を創りださなければ、高い賃金は得られなくなるでしょう。

その意味で「好きなことを仕事にしている人」はとても強いです。圧倒的な時間を割き、圧倒的な回数の試行錯誤をこなし、自分だけにしか生み出せないものを、誰よりも早く世に出していくことでしょう。


言い訳をやめよう

「好きなことを仕事にしてはいけない3つの理由うんたら」とかいう、自爆的なメッセージがしばしば聞こえてきます。色々な理由があるのでしょうけれど、基本的にそれは「言い訳」だと思います。そして、自分の将来を厳しくする道です。

今は本当に良い時代で、自分でスモールビジネスを創ることは、ますます簡単になっています。ぼく自身も、こうしてブログという「好きなこと」を仕事にすることができました。


100%でなくてもいいです。ブログが好きなら、毎月10万円稼ぐことを目指してみましょう。

会社は業務委託にして、週に3日出勤すればいいんです。ブログの売上が安定してきたら、会社をやめてさらにのめり込みましょう。ダメになったら、またサラリーマンに戻りましょう。失うものはありません。

もしもサラリーマンを脱出できなくても、毎月2万円を「好きなこと」で稼げれば、それはそれで大きな幸せになるでしょう。大いなる癒しに、自信を得るきっかけになるはずです。


というわけで、好きなことを仕事にすべきだと、ぼくは考えます。みなさんはどうですか。ぜひ考えを聞かせてください。