在宅勤務(リモートワーク)に関する本として一押しの作品。ぼく自身も家で仕事をしているので、大変参考になりました。面白かった場所をピックアップしてみます。


1. 働きすぎに注意せよ!

リモートワークに慣れていないマネージャは、部下が働かないのではないかと心配する。でも本当は、働きすぎることを心配したほうがいい。部下の様子が見えないので、気付いたときには完全に燃え尽きていたということにもなりかねないからだ。

これを防ぐ方法は、仕事しすぎない文化をつくることだ。僕らの会社の推奨勤務時間は週に40時間。それ以上働いても、誰にもほめられない。

頷きすぎて辛い!ほんとに、むしろサボる方が難しいんです。在宅勤務で堂々とサボれるメンタリティを持てる人ってほとんどいないと思うんです。これ誰か統計とってほしいんですが、在宅勤務をする人が10人いたら、9人はオフィスより「働きすぎる」のではないでしょうか。

著者の会社「37シグナルズ」では、文化や制度をつくり、社員の「働きすぎ」を予防しているとのこと。著者からのアドバイスも大変参考になります。

つい働きすぎてしまう人は「1日分の仕事」という区切りをつくろう。1日の終わりにその日の作業を振り返り、「1日分の働きをしたか?」と考えてみるのだ。たいていはイエスと答えられると思う。プロジェクトはまだ終わってなくても、たっぷり1日分は働いている。だから、すっきりした気持ちでその日の仕事を終えられる。


2. ツイッターに誘惑されるなら、仕事を見直せ!

在宅勤務によくありがちな議論が「ついフェイスブックとかニコニコ動画見ちゃうんだよね」的な話。ぼくはむしろ働きすぎるのでそういうことはないのですが…。この問題について、著者は次のように語っています。

誘惑に負けないためには、まず何よりも、おもしろい仕事をすることだ。

(中略)誘惑はある意味で、仕事がおもしろくないことを示すシグナルである。炭坑のカナリアのように、僕らが気付いていない異常を教えてくれるのだ。つねに誘惑に負けそうになっているなら、仕事の内容を見直してみよう。そこには何かしらの欠陥が見つかるはずだ。

スタッフを巻き込んでリモートワークをする場合は、この点に注意する必要があるでしょうね。ともすると「2chまとめなんか見てる暇あったら仕事しろ!」と言いたくなりますが、実は「与えている仕事がつまらないだけ」というのが根本的な理由である可能性が高いです。


3. 運動せよ!

いちばんグサっと来たのがこれ。

ベッドをでて、隣の部屋の机に行くのに、どれだけ歩くだろうか?ためしに万歩計をつけてみたら、恐ろしい結果になるはずだ。医療保険会社のエトナ社も、この問題に直面した。エトナでは、3万5000人の社員のおよそ半数がリモートで働いている。そして調査の結果、リモートワークをしている社員は、通勤している社員よりも体重が増えていることがわかった

はい。ぼくは外出しない日は、運動の「う」の字もない状態です。娘と遊ぶようにしていますが、やっぱりたかが知れてますし、運動しないとヤバいなぁ。次に引っ越したときは、スタンディングデスクを導入しようと画策しています。


4. 仕事から離れるためにタブレットを使え!

こちらもなるほど!と納得できる話。

仕事以外ではタブレットなど、使い勝手のちがう端末に切り替えるのもいいやり方だ。キーボードを打っていると仕事気分を引きずってしまうが、指をすべらせるだけならリラックスモードになれる。

(中略)iPadは、リラックス用の部屋着だと思ってほしい。家でくつろぐには最高だけれど、仕事にはちょっとラフすぎる—そんなコンピュータに着替えて、プライベートの時間を楽しもう。

ぼくもMacBook Air開くと、ついブログを書き始めてしまいます。仕事を切り上げたあとはタブレットにすべきですね…。スマホはついメールとフェイスブックのメッセージを見てしまうので、やっぱりもう一台あったほうがいいんでしょう。


というわけで、在宅ワークをやりたい方、実践している方はぜひとも読んでおくべき一冊です。働き方変わりますよ。