ぼくは「誰よりも早くパクる(DHP)」ことって、才能のひとつだと思っています。そういうことをいうと、感情的に反発する人がいるんですけどね。創作活動にのめりこんだことがある人なら「誰よりも早くパクる」ことの価値を知っていると思います。


誰よりも早くパクる

たとえば、海外で絶賛大流行中の「バイラルメディア」という手法。数ヶ月で数千万人の読者を獲得するなど、桁違いの成長スピードで伸びているメディアが複数存在します。

国内でもっとも早くバイラルメディアをパクったのが、家入さんが関わる「dropout」。こちらはなんと初月で100万PVを突破したそうです。ヤバい。

スクリーンショット 2014 01 08 8 52 48

ほぼ同時にリリースされたのが「whats(ワッツ)」。噂によると、こちらも相当なスピードで伸びているとのこと。こちらはスタートアウツというベンチャーが運営しています。

スクリーンショット 2014 01 08 8 54 39

バイラルメディアは参入障壁が低いので、今後、国内ではバンバン同じようなメディアが立ち上がってくるはずです。しかし、後続になればなるほど、先行者との差別化が難しくなっていくことは明らかです。dropout、whatsは「誰よりも早くパクった」ことで、成功に一歩近づいたと見ることができます。


早くパクることは難しい

やったことがある方ならわかると思いますが、誰よりも早くパクり、十分なクオリティで世に出し、運営を継続させることは、そう簡単ではありません。懐かしのグルーポンビジネスの乱立なんかを思い出してもらえるといいかも。

誰よりも早くパクるためには、下記の素養が求められます。

・高い「情報感度」
・失敗を前提に取り組める「リスク感覚」
・実験を許容できる「余裕」
・ダメならすぐに諦める「撤退センス」
・アイデアを形にする「開発能力」
・単純な猿真似に終わらない「アレンジ力」
・チームをつくり、運営を継続させる「マネジメント力」

ぼくは情報感度はわりと高い方なので、バイラルメディアに関しては人よりも早く、そのアイデアに触れていました。が、「余裕」「開発能力」「マネジメント力」に欠けていたため、後手後手に回ってしまいました。

負け惜しみめいた響きですが、ぼくにこれらの素養があれば、たぶん、誰よりも早くバイラルメディアを立ち上げていたはずです。でも、ぼくには力がないので、それは負け惜しみに終わりました。世の中得てして、そういうものです。


テクノロジーが進化していくにつれ、「誰よりも早くパクる(DHP)」ことの価値は高まっているように感じます。ビジネスパーソンの能力として、「DHP」スキルが重視されることも増えていくのでしょう。実際、ぼくはDHPな人をめっちゃ尊敬します。

今だったら、海外で流行っている「Vine」動画を徹底的に研究して、ひたすらパクリまくるでしょうね。今週末、勉強してみます。Unity勉強してOculus用のアプリを作るとかも、先行者優位あるだろうなぁ。


関連本はこちら。盗むことは、アートなのです。盗むことを否定する人は、創作家として二流だとぼくは考えています。