新年もプロブロガーらしく、ブログ論を書いてみます。今日は「毎日更新すべき理由」について。


習慣になる

まず、毎日更新を心がけると、ブログの執筆が習慣になります。食事をしたり、トイレに行ったりするレベル感で、ブログ執筆に向き合うことができます。ぼくはかれこれ700日以上毎日更新しているので、もはや書かない日があると、気持ちわるさに耐えられないと思われます。

クレイトン・クリステンセンの言葉より。

「この状況なら一度くらい許されるだろう」というこの誘惑に打ち勝ったことが、私の人生で最も重要な判断の一つであったことは間違いない。なぜかというと、人生は「例外が許されてもいい特別な状況」が果てしなく続くものだからである。

私がこのことから学んだ教訓は、自分のルールを100%守ることのほうが、98%守ることよりもたやすいということだ。

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これはホントに慧眼で、一度習慣にしてしまうと「楽」になるんですよね。毎日続けるのが普通になれば、継続にあたっての特段の労力はかからなくなります。

毎日更新をつづけていくと、いつしか「毎日更新するのしんどい…」から「毎日更新するのが当たり前、更新しないと気持ちわるい」に変わっていきます。オペレーションフローも整っていくので、不測の事態(時間が足りない、ネットにつながらない、体調崩して入院した…etc)にも対応できるようになっていくでしょう。

ちなみにぼくは、この先一週間分の記事を予約投稿しています。もしもぼくが死んでも、1週間はブログが淡々と更新されつづけるという不気味さ。


読者の態度が変わる

毎日欠かさず更新することで、読者の態度も変わってきます。ブック・コーディネイターの内沼さんの言葉を引用しましょう。

B&Bでは、毎日欠かさずイベントをやることを大切にしています。当日までイベントが決まらなければ最悪ぼくが一人でしゃべってでも、とにかく毎日何かをやる、ということにこだわっています。

最初は「この人が来るからB&Bに行こう」だった人も、毎日イベントをやっていると知って2回目、3回目と来るようになると「今日はB&Bに誰が来ているのかな」に考え方が切り替わります。いつも何かが起こっている、ワクワクする場所が駅前にあって、面白い話が聞きたくなったら、いつでもそこに行けばいい。そういう「磁場」を、ぼくたちはB&Bで作りたいと思いました。


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これってブログも同じで、毎日更新を続けると「今日は何が書いてあるかな」というモチベーションを、読者に持ってもらえると思うんですよね。もちろん前提として、いいコンテンツを投稿していく必要はあるのですが。

不定期更新で、月に2〜3回しか更新されないブログに対して、読者は「今日は何が書いてあるかな」という動機を持つことはできません。やっぱりメディアをやるからには、読者に「今日は何が書いてあるかな」とワクワクしてもらいたいですよね。


実験の回数が増える

毎日更新を続けるべき最大の理由は、「実験の回数」を増やせることです。

ぼくが信じる成功哲学のひとつは「ひたすら試行錯誤しまくったやつが勝つ(可能性が高い)」。試行錯誤の「質」も重要ですが、「回数」をこなせば勝手に質は付いてくる、という価値観です。

たとえばこの記事のタイトルも、ちょっとひねりを利かせています。普通は「3つの理由」にするところですが、ふと思い付いて「いくつかの理由」にしてみました。大した話ではありませんが、毎日更新をつづけていくと、こういう細かい実験を繰り返すことができるのです。バットの握りをすこしずつ変えて、ホームランを出しやすいスイングを研究するような感じですね。


毎日更新なんてできない?まずは毎日15分から始めよう

というわけで、以上がぼくが考える「毎日更新すべき理由」ですが、読者のみなさんからは「毎日更新なんてできませんがな」という声が聞こえてくる気がします。

大丈夫です。そういう人には「まずは毎日15分確保して、その時間で記事を仕上げる努力をしてみてください」というアドバイスをプレゼントしましょう。

どれだけ忙しくても、流石に一日15分くらいは取れるでしょう。通勤時間中、お昼休み、就寝前、サクッと一本ブログ記事を書くんです。

はじめのうちは、15分だとろくなコンテンツができないと思います。ぼくもそうでした。が、慣れてくると、次第に15分という制約のなかで書けるコンテンツの幅が増えてきます。


本質的に、ブログコンテンツの質は、掛けた時間と比例しません。5分で書いた記事が数万PV稼いで、2時間掛けた記事が数百人にしか読まれない、なんてことは日常茶飯事です。

持ち時間が15分だったとしても、「バズる」記事は書くことができます。「15分ルール」に慣れてきたら、ぜひこの「効率的なバズ狙い」にも挑戦してみるとよいでしょう。


繰り返し使っている比喩ですが、ブログ運営はスポーツや楽器の練習と似ています。毎日やればやるだけうまくなります。その成長は、そう簡単に頭打ちになりません。ぼくは4年ほどブログを運営していますが、未だに自分の技量が上がっていることを実感します。

ブログの執筆というのは、基本的にすばらしい行為です。自分の言葉で語ることにより、自分が濃厚になっていきます。毎日ブログを書けば、それだけ(良くも悪くも)芯のある人間になれるとぼくは考えています。2014年は、ぜひ「ブログの毎日更新」に挑戦していただきたいです。


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