この質問、すごく好きです。


松下幸之助「あなたは運がいいですか?」

家入さんの新刊「15歳から、社長になれる」のなかでも紹介されています。

パナソニックを一代で築いた経営者の松下幸之助は、面接の最後に「あなたは運がいいですか?」って質問してたんだって。

それで「運が悪いです」っていう子は、どんなに学歴がよくても落としてしまう。逆に、「運がいい」って言える子は「人に恵まれてる」ってことだから採用する。

(中略)「運がいい」って人は、「俺、こんなことやってあげたんだから、お前も俺にやれよ」みたいなことはきっと求めないよね。
 


自分のことを「運がいい」といえる人は、
 

・「自分は自分の努力によって、ここまで成り上がった」と思い込まない
・謙虚なため、自分の力に酔いしれることがない
・「人に恵まれてきた」という自覚があるので、「自分は社会に恩返しをしなくてはならない」という使命感を持っている
・「他人に与えた好意は、巡りめぐって自分に返ってくる」ことを知っているので、積極的に他者を助ける
・「失敗や成功はしょせん運である」ということを知っているので、過度に落ち込まない
・「失敗や成功はしょせん運である」ということを知っているので、失敗した人に対して「おまえの努力が足りなかったんだ!」と自己責任を押しつけることがない

という点で美しいです。


その逆に、「自分は運が悪い」と思っている人は、

・「自分は努力しているのに、運が悪くて成功していない」という「恨み」を抱えている
・「自分はもっと評価されてしかるべきだ」という自己の過大評価に陥っている
・こういう人は、成功したときに「ついに努力が実った!」と考える。「自分はたまたま周囲の人やタイミングに恵まれて、成功した」とは考えない
・成功は自分の手で勝ち取ったものであるので、独占しようとする
・成功したときには自分の力に自惚れ、失敗したときには能力不足・努力不足の自責感に苛まれる
・成功者を妬み、失敗者を「努力不足だ!」と責める

という点で醜いです。ぼくはあんまり、お近づきになりたくありません。


さて、あなたは自分を運がいいと考えますか?


ぼくはそれなりの努力はしていますが、超・運がいい方だと思っています。ポジティブな「たまたま」が1,000回くらい重なった末に、今の自分があるのは間違いないです。

恩師に出会えたのもたまたま、妻と出会えたのもたまたま、転職できたのもたまたま、ブログがうまくいっているのもたまたま。ゆえに、ぼくはできるかぎり社会に「恵み」を還元していこうと考えています。


松下幸之助といえばこちら。レビュー120件の名著中の名著です。経営者はもちろんのこと、万人におすすめできる作品。余談ですが、最近うちの近くの書店で「女性だからこそ読んでおきたい!」と激しくプッシュされています。
 

家入さんの新刊もすばらしいのでこちらもぜひ。読書メモも残しております→家入一真「15歳から、社長になれる」:大人も読むべき元気の出る一冊!